『SteamDB』をNexus Modsが買収、広告や収益化を懸念する声
ゲーム情報サイトとして広く利用されてきたSteamDBを、世界最大級のゲームMODプラットフォームNexus Modsが買収しました。運営者は継続と安定化が目的だと説明していますが、ファンの間では広告やサブスクリプション導入を懸念する声が広がっています。
SteamDB買収の背景
SteamDBは、Steam上では確認しにくいゲームの同時接続者数、人気ランキング、アクセス推移、価格履歴などを追跡できる第三者データベースです。マルチプレイ作品の人口や、ゲームの値下げ状況を確認する用途でも利用されてきました。
運営者のPavel “xPaw” Djundik氏は、長年にわたって趣味として運営してきたものの、作業量がフルタイムの仕事に匹敵するほど増え、疲弊したことが売却の理由だと説明しています。Steamに追加されるゲームや機能の増加、AIによるインターネット環境の変化によって、サービスを個人で維持することが難しくなったとのことです。
Nexus Modsが示した運営方針
Djundik氏は、ゲームコミュニティ向けサービスの運営経験を持つNexus Modsを、SteamDBの将来を託せる相手と判断したとしています。Nexus Mods側への移行後もサービスの基本的な性質は維持し、個人運営では提供できなかった開発力や長期的な安定性を確保することが買収の目的だと説明しています。
利用者からは収益化を警戒する声
一方、RedditやXでは買収への警戒感が目立ちます。Nexus Modsで使われているような目立つ広告バナーやサブスクリプション制度が導入され、現在の使い勝手が損なわれるのではないかと心配する利用者が多いようです。
Nexus Modsは2025年に、ウェブサイト上で「妥協のない成長」を掲げる企業Chosenに買収されています。SteamDBが当面Steamのデータを確認する主要な手段であり続ける可能性はあるものの、新しい所有者が実際にどのような運営を行うかは今後の動向を見守る必要があります。