『ポケモンカードゲーム』トーチック☆がPSA 10をめぐり史上2位級の落札へ
希少カードとして知られる2004年版のトーチック☆に、数百万ドル規模の入札が集まっています。PSA 10の評価を受けた一方、カード裏面には目立つ白欠けや縁の傷が確認でき、鑑定結果と実物の状態をめぐってファンの意見が割れています。落札が成立すれば、ポケモンカードゲーム史上で2番目に高額な取引になる可能性があります。
高額落札が見込まれるトーチック☆
今回オークションにかけられているのは、EX Team Rocket Returnsに収録された2004年のトーチック☆です。出現率が低いうえ、収録セットの印刷部数も少なかったとされる希少カードで、現時点で市場に出ている未鑑定品は30枚しかありません。未鑑定品でも少なくとも数千ドルで取引され、鑑定済みの個体はさらに高額になります。
2026年2月には、スティーヴ・アオキ氏が所有していた同カードのCGC 10評価品が、記録的な高値で落札されました。今回の出品物はPSAによる10評価を受けており、記事時点で入札額は100万ドル単位に達しています。オークション終了までは8日残されており、最高額の入札者が支払いを取りやめる可能性もあるため、最終的な取引成立までは確定しません。
成立すれば、ローガン・ポール氏が所有するピカチュウ イラストレーターの高額取引に次ぐ、ポケモンカード史上2番目の記録になると見られています。ただし、元記事では今回の入札額や過去の落札額の具体的な数字が欠落しており、正確な金額は確認できません。
PSA 10の基準とカードの状態
PSAが定めるGem Mint 10は、ほぼ完璧な状態を意味します。角が鋭く、印刷が鮮明で、表面の光沢が保たれ、汚れがないことが求められます。カードの印刷位置も可能な限り均等である必要があり、PSAは「わずかな印刷上の不備」を例外として認めていますが、基本的には非常に厳しい基準です。
今回のトーチック☆は表面だけを見ると大きな問題がないように見えます。しかし裏返すと、右側の上部・中央・下部に白い点があり、左側の縁の多くには擦れやほつれが確認できます。通常のカード販売であれば、「ライトプレイド」や「ニアミント」に該当するかどうかを巡って、販売者と購入者の間で議論になり得る状態です。
希少性や22年前のカードであることを考慮すれば十分に良好だと見るファンもいますが、こうした傷のある個体が、記録更新級の価格に見合うのかが今回の争点になっています。
コレクターの反応と鑑定への疑問
SNSでは、PSA 10という評価に疑問を呈する声が相次いでいます。あるポケモンファンは「信じられない」と反応し、別のファンは再鑑定すればPSA 7相当になると主張しました。Redditでは、今回の価格について「論理的にまったく意味がない」とする投稿もあり、状態と価格の釣り合いを疑う意見が目立っています。
一方で、出品価格を妥当と見るファンもいます。存在すると推定されるPSA 10のトーチック☆は約19枚にとどまり、そのほとんどは一般のコレクターが手を出せる価格ではありません。あるファンは、ゴールドスター仕様のカードが公に売りに出される以上、「最も高額なゴールドスターになるのは当然だった」としています。
また、今回のカードが高評価を得た理由について、ポケモンカード人気が現在ほど過熱しておらず、鑑定基準が今より緩やかだった時期にPSAの審査を受けた可能性を指摘する見方もあります。コレクター人口と資金が増え、鑑定待ちのカードも積み上がった現在は、目に見える欠陥のあるカードをPSA 10にするのが以前より難しくなったとされています。