ソニー、ゲームディスク生産終了への抗議に沈黙を続ける
ソニーがゲームディスクの生産終了をめぐるファンの抗議に沈黙を続けています。最新のState of Playでは多彩なタイトルを紹介したものの、配信中のコメント欄には不満があふれ、発表内容だけではユーザーの怒りを抑えきれませんでした。問題の核心は、方針そのものに加えて、ソニーが批判を認識しているのかさえ示していない点にあります。
控えめな発表を補った日本向け配信
今回のState of Playは、大作の続報、インディーゲーム、予想外の新情報、2027年発売予定の大作をバランスよく取り上げた内容だったと原文筆者は評価しています。レゴで再現したPlayStationや、Grand Theft Auto 6仕様のコントローラーも紹介されましたが、全体として「非常に刺激的」と呼べるほどの発表ではなかったとの見方です。
その一方で、本編からState of Play Japanへ自然につながり、日本発のタイトルをさらに掘り下げた構成は注目されました。Gundam Rogue Orbitや、コナミのジャズをテーマにしたアクションゲームRhapsody in Scarletなどが取り上げられ、PlayStationが日本のゲームブランドとしての立ち位置を意識的に取り戻そうとしているように見えたと、原文筆者は記しています。ソニーがアニメや漫画への進出を強めていることも、その背景にある可能性があるとのことです。
配信中のコメント欄に広がった抗議
配信のライブコメントでは、CDの絵文字や抗議のプラカードを模した投稿が相次ぎました。これは、ソニーがPlayStation向けゲームディスクの生産を終了する方針への反発です。さらに、デジタル版のゲームについて、消費者が所有しているとは合理的に考えないという趣旨の主張をソニーが法廷で行ったことも、反発を強める要因になったとされています。
コメント欄ではDestiny 3を求める声も目立ちました。単なる続編要求にも見えますが、原文筆者は、Bungieの扱いやライブサービスゲーム全般に対するソニーの運営への不満が、より政治的で怒りの強い形で表れていたと分析しています。2026年を通じてソニーは抗議を認めず、時間がたてば収まると考えているように見えるとの指摘です。
ソニーに求められる説明
ソニーが方針を変えない理由としては、物理メディアの販売規模を考えれば、ファンの圧力だけで企業判断が覆るとは限らないことが挙げられています。Xboxのように、物理版からデジタル版への移行を促すため譲歩するほど、ソニーが追い詰められているわけでもないとの見方です。Grand Theft Auto 6が発売されれば、多くのユーザーはおそらくPS5でプレイし、ソニーには大きな収益がもたらされるため、現状が変わらないという計算も成り立ちます。
ただし、ファンが求めているのは、必ずしも抗議を受け入れて方針を撤回することだけではありません。自分たちの怒りがソニーに届いていること、失望させた事実を同社が少しでも認識していることを示す反応です。原文筆者は、ソニーが長年守ってきた冷静で無表情な企業イメージを一瞬でも崩し、何が起きているのかを認めなければ、今回よりも深刻な反発に直面すると論じています。
また、State of Playの冒頭で映画版Resident Evilの映像を流した判断にも触れています。ゲームの発表番組で映画を先に扱うのは不自然で、ゲームのラインナップが弱いことの表れとも受け取れますが、同時にハリウッドがゲームの知的財産だけでなく、その作品を支持するゲームファンの影響力まで必要としていることを示す、立場の逆転でもあると原文筆者は見ています。