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『Civilization VII』初のDLCで原子力時代と宇宙開拓を追加

2026年09月07日 | #発売情報 | DualShockers

『Civilization VII』初のDLCで原子力時代と宇宙開拓を追加

『Civilization VII』の初のDLCパッケージが発表され、シリーズの舞台が地球上の文明史から宇宙へと広がります。無料アップデート「Arc of Tomorrow」と有料拡張パック「Earthrise」で構成され、これまで省かれていた原子力時代や、月・惑星の探査、テラフォーミングなどが追加される予定です。一方で、発売後から続くゲームシステムへの批判が残るなかでの発表となり、プレイヤーの反応は歓迎と警戒に分かれています。

無料アップデートで原子力時代を追加

「Arc of Tomorrow」は全プレイヤー向けの無料アップデートです。本作の時代区分に原子力時代が加わり、従来の終点だった1950年を越えて、2050年までゲームを続けられるようになります。これにより、文明を発展させていく過程は従来の3時代から4時代へ拡張されます。

原子力時代では核兵器を含む核関連のゲームプレイが再設計されるほか、ファンに人気の指導者であり、核兵器の拡散を扱うミームでも知られるマハトマ・ガンディーが再登場します。現時点では、追加される時代固有の文明や歴史上の指導者の詳細は明らかにされていません。開発元のFiraxis Gamesは、2027年の拡張パック発売に向けて、今後さらに中核システムを公開する予定としています。

有料拡張で宇宙開拓とテラフォーミング

有料拡張「Earthrise」では、地球の大気圏外を舞台にした要素が導入されます。プレイヤーは独自の宇宙機関を設立し、近隣の月や惑星を調査できるようになります。探査ミッションを送り、地球外で得た資源を母星へ運びながら、各文明が優位を競う仕組みです。

領土内のタイルを改変するテラフォーミングも重要な要素になります。特定のタイルから得られる資源や生産力などの収益を変えられるほか、ツンドラや砂漠のように入植が難しい環境を、定住可能な土地へ変化させられます。単に宇宙へ進出するだけでなく、地球上の不利な土地を文明の発展に利用する手段も増えることになります。

地球温暖化と自然災害への対策

地球温暖化も拡張の主要テーマとして扱われます。世界の気温が上昇すると、時間の経過に伴って自然災害が激化し、文明に与える被害がより深刻になります。気候変動を放置すれば、災害によって都市や領土の運営が大きく揺さぶられることになります。

その一方で、災害に耐えるための新たな手段も追加されます。プレイヤーは被害を抑える対策を講じるだけでなく、気候危機そのものを積極的に反転させることも可能になるとのことです。宇宙開発、資源の確保、テラフォーミング、環境対策がどのように結び付くのかは、今後公開される情報で明らかになる見込みです。

発売後の批判が残るなかでの発表

今回のDLC発表に対する反応は一様ではありません。一部のプレイヤーは、発売以降に報告されてきた問題を十分に修正しないまま、Firaxis Gamesが新たな収益化を急いでいると批判しています。本作は2025年のベストセラー作品の1つになるなど販売面では好調でしたが、Steamでは発売初日から数千件規模の否定的なレビューが寄せられていました。

特に問題視されたのが、シリーズの基本システムを大きく変更した点です。1つの文明をゲーム終了まで発展させる従来型の進行ではなく、時代の切り替えに応じて文明そのものを移行させる仕組みが採用されました。プレイヤーからは、時代が変わるたびに進行状況が大きくリセットされるため、発展が遅く感じられ、努力に見合う報酬を得にくいという不満が出ています。

指導者と文明の歴史的な組み合わせを切り離した設計も批判の対象です。たとえば、ベンジャミン・フランクリンがエジプトを率いたり、クレオパトラがイングランドを率いたりする組み合わせが可能で、歴史的な雰囲気を大きく損なうと受け止められました。シリーズの深い情報量に対して、インターフェースが簡素すぎるという指摘もあり、細かな統計を確認しにくくなったことへの不満が広がっています。

修正アップデートで評価は改善傾向

Take-Twoはこうした反応について、シリーズは評価が定着するまで時間のかかる「スローバーン」の作品だとして、懸念を示していません。過去作のCivilization VIも、発売時には漫画的なグラフィックや、主要なゲーム要素をDLCで追加する方針が批判されましたが、最終的にはシリーズで高く評価される作品になった経緯があります。

Firaxis Gamesは問題への対応を続けており、5月には大型アップデート「Test of Time」を配信しました。このアップデートでは、プレイヤーがゲーム中を通して同じ文明を維持できるようになり、時代移行をめぐる大きな不満の一部が解消されています。Steamでの評価も、否定的な状態から「賛否両論」へと徐々に上昇しているとのことです。新たな宇宙要素が注目を集める一方、DLCの評価は、今後も続く本編の修正と改善によって左右されることになりそうです。