『NHL 27』に生成AI音声、実況担当者が使用実態を証言
『NHL 27』では、ゲーム内実況の音声制作に生成AIが使われていることが、実況担当者John Buccigross氏の証言から明らかになりました。本人の声をもとにしたAI音声を実際に確認したといい、細かな用語の修正は人間によるチェックが必要だとしています。
実況音声に生成AIを導入
Buccigross氏は、EA Sportsとの制作経験について語るなかで、自身が本作に参加する一方、生成AIによって追加の音声ラインも作られていると説明しました。AIが生成した自身の声については高い再現度を評価しつつ、音声の内容に誤りが含まれる場合があると指摘しています。
同氏によると、AI音声の確認中に、観客が立ち上がる場面を「chairs」と表現する再生結果がありました。しかし、ホッケーでは観客席を「seats」と呼ぶため、用語としては不適切だったとのことです。Buccigross氏は「言葉は重要なので、戻って聞き直す必要があります」と話し、こうした修正を手作業でAIに反映させているとしています。
EA作品で広がる生成AIの利用
ゲーム業界では生成AIの導入が進んでおり、EA Sportsは今年のCollege Football、Madden、FCでも開発に生成AIを使用したことをSteamページ上で表示しています。『NHL 27』はSteam向けに発売されないため、同様の表示はありません。
IGNは、EAに対して本作でのAI利用が実況音声以外にも及ぶのか、詳細を確認しています。現時点で、EAからの回答は示されていません。
PS5・Xbox Series X|S向けに発売
本作はPS5およびXbox Series X|S向けに2026年9月11日に発売されます。IGNのレビュー評価は10点満点中6点で、プレイ自体は楽しめるものの、前作からの大幅な改善は見られないと評しています。