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『Dragon Quest Monsters: The Withered World』は2026年12月3日発売予定、gamescom試遊で見えた手軽なモンスター育成RPG

2026年09月09日 | #ゲーム紹介 | DualShockers

『Dragon Quest Monsters: The Withered World』は2026年12月3日発売予定、gamescom試遊で見えた手軽なモンスター育成RPG

gamescom 2026で初めて本作を試遊した原文筆者は、モンスター収集RPGとしての遊びやすさと、枯れた王国を再生していく穏やかな雰囲気に注目しています。戦闘や育成にはおなじみの要素が揃う一方、序盤の印象では奥深さよりも気軽さを重視した作品に見えるとのことです。発売日は2026年12月3日が予定されています。

枯れた王国を舞台にした物語

舞台となるのは、かつての面影を失い、植物や木々が枯れ果てた王国Witherwoodです。冒険は、荒涼とした砂漠のような土地から始まります。プレイヤーは王国の植物を再生させながら、砂漠、森林、海辺、雪に覆われた地域など、さまざまな環境を巡ることになります。

主人公として選べるのはBiancaとNeraの2人です。どちらも異世界からWitherwoodへやってきた存在で、病に苦しむ父親を救う方法を探しているという共通点を持ちます。原文筆者は、設定自体は目新しいものではないとしながらも、2人の旅を動かす土台として機能しており、物語の中で感情的な場面につながる可能性があると見ています。

2人が目を覚ましたあとに出会うのが、言葉を話すモンスターのScruffyです。Scruffyは最初のモンスターを仲間にする場面を案内し、プレイヤーが世界の仕組みを学ぶきっかけになります。王国を救う旅では、父親たちを助けるだけでなく、敵役Thespidorから領域を守りながら、新たなモンスターを仲間に加えていくことになります。

Thespidorは、悪夢のような雰囲気を持つ道化師風のウサギの怪物として描かれています。ただし、見た目が不気味なだけではなく、ほかの登場人物に馴染むコミカルさも備えているとのことです。深刻さ一辺倒ではなく、親しみやすさと不穏さを同居させたキャラクターになっています。

絵作りと音楽が生む居心地のよさ

原文筆者が試遊直後に強く感じたのは、作品全体を包む居心地のよさです。王国は枯れ果てており、物語の出発点だけを見れば明るいとは言いにくい世界ですが、キャラクターデザインや演出がその印象を和らげています。描写は全体的に漫画的で、モンスターや人物の造形には愛嬌があります。

原文筆者は、雰囲気の面ではポケットモンスターと比べても、より穏やかで親しみやすく感じられたとしています。スタジオジブリ作品を連想させるような方向性もあり、同ジャンルの作品から影響を受けている部分がありながら、Dragon Quest Monsters独自の個性もはっきりしているとの評価です。

音楽は世界の雰囲気によく合っており、登場人物の会話はユーモアを交えたものになっています。ボイス演技も楽しめる仕上がりで、各地には話しかけられるNPCが配置されています。モンスターのデザインについても、原文筆者がこれまで慣れ親しんできた同ジャンルの作品とは異なる面白さがあると述べています。

枯れた土地から始まる物語と、柔らかく明るいキャラクター表現の組み合わせが、本作の大きな特徴です。植物が枯れた世界を再生していく目的は重いものの、旅の手触りは深刻になりすぎず、仲間になったモンスターとの時間を楽しめる作りになっています。

Waterwing Canで世界を再生

ゲームプレイで特徴的なのが、序盤のクエストで手に入る道具Waterwing Canです。枯れた世界に対してプレイヤーが直接働きかけるための仕組みで、単なる移動や戦闘の補助にとどまらず、探索と育成の両方に関わります。

Waterwing Canで枯れたRoot of Creationの植物に水を与えると、その植物が再生します。再生したRoot of Creationは、パーティの回復地点として機能するほか、ほかのRoot of Creationへのファストトラベルにも利用できます。さらに、集めたモンスターを合成する拠点にもなります。

モンスターの合成は、相性のよいモンスターを組み合わせて新たなモンスターを生み出すシステムです。合成元のモンスターから一部の特性や技を引き継げるため、仲間をそのまま育てるだけでなく、組み合わせを考えてパーティを強化できます。原文筆者は、Personaシリーズの融合に近い仕組みとして説明していますが、本作ではモンスター収集と育成の中心的な要素として組み込まれています。

Waterwing Canは、敵との接触を避けたい場合にも役立ちます。モンスターに近づいて水をかけると、戦闘を始めずに追い払える場合があります。タイミングよく使えば、逃げたモンスターがアイテムを落としていくこともあるとのことです。戦うか、道具を使って退かせるかを選べる点は、探索時の行動に幅を持たせています。

モンスター収集と戦闘の手触り

ゲーム開始時にはBiancaかNeraのどちらかを選択します。この選択は外見だけの違いではなく、キャラクターごとに異なる長所や好みのモンスターが設定されています。また、性格に関する質問へ答えることで、最初に仲間にするモンスターの候補も変化します。提示された候補が気に入らない場合は、質問に答え直して再抽選できます。

戦闘はターン制で、モンスターのタイプに応じた技を使い分けます。技の中にはマナを消費するものもあります。敵モンスターをスカウトすると、仲間にできる確率を示すゲージが上昇し、成功すればそのモンスターをチームへ加えられます。仲間にしたモンスターはレベルを上げ、技の構成を整えながら強化していきます。

複数のモンスターを使う3対3以上の戦闘も登場しますが、原文筆者は基本的な戦闘の奥深さについて、やや物足りなさを感じたとしています。試遊では早い段階から強力な技が把握でき、勝利までの流れを力押しで組み立てやすかったとのことです。モンスター収集やタイプ相性を使う仕組みは分かりやすい一方、ポケットモンスターの作品群と比べると、戦闘の深さは少し控えめに感じられたと評価しています。

この分かりやすさは、ジャンルに詳しくないプレイヤーにとっては利点になります。複雑な準備をしなくても強い技や有効な組み合わせを見つけやすく、収集と育成の流れに入りやすいからです。一方で、戦闘に高度な選択肢を求めるプレイヤーには、物足りなさが残る可能性があります。

試遊では、進行度の高いエリアに切り替えて、上位の合成や難度の高い戦闘も確認できました。しかし原文筆者によると、後半の要素を見ても序盤に抱いた印象は大きく変わらず、戦闘が急激に複雑になるようには感じられなかったそうです。より高度なモンスターのデザインを見られた点は楽しめたものの、製品版の終盤までゲームプレイが十分に深まるかは、現時点では判断しきれないとしています。

発売時期と対応プラットフォーム

本作は2026年12月3日に発売予定です。対応機種はSwitch、Switch2、PS5、Xbox Series X|S、PCで、オンラインマルチプレイとオンライン協力プレイに対応します。クロスプラットフォームプレイにも対応予定です。開発と販売はいずれもスクウェア・エニックスが担当します。

原文筆者は、発売後にゲーム業界全体を大きく変える作品になるとは考えていないとしつつ、現時点では楽しく、魅力的で、穏やかな時間を過ごせる作品だと評価しています。戦闘の深さや終盤の難度がどこまで広がるかは未知数ですが、肩の力を抜いてモンスター収集と世界の再生を楽しみたいプレイヤーに向いた作品になりそうです。