『Dragon Quest Monsters: The Withered World』500体超のモンスター収集と合成を軸に新たな冒険
500体を超えるモンスターを集めて育成できる、Dragon Quest Monstersシリーズの新作が姿を見せました。PAX West 2026の試遊では、複数の主人公による物語やモンスター同士の合成が紹介され、シリーズらしい奇妙で愛らしい仲間たちの多彩さが注目されています。一方、世界マップの演出によっては乗り物酔いに似た症状を感じるプレイヤーもいたとのことで、アクセシビリティ設定も用意されています。
500体超のモンスターを集めて育成
本作では、ドラゴンクエストシリーズに登場するモンスターを仲間にし、ターン制バトルや育成を通じてパーティを強化していきます。プレビューでは、仲間にできるモンスターの数が500体を超えると紹介されました。限られた試遊時間でも種類の多さに驚かされるほどだったと、原文筆者は報告しています。色鮮やかで表情豊かなデザインも特徴で、鳥山明氏のアートスタイルが本作の世界観を強く印象づけています。
モンスターを増やす基本的な手段は、戦闘中に相手をスカウトすることです。モンスターの種類によって必要な条件は異なりますが、自分たちのほうが強い場合や、相手の体力を十分に削った場合には、戦闘中に仲間へ加えられることがあります。スカウトに成功すると、そのモンスターがロスターに加わり、戦闘も終了します。
さらに、複数のモンスターを組み合わせて新たなモンスターを生み出す「合成」も登場します。既存のモンスターを集めるだけでなく、組み合わせによって別の仲間を作れる仕組みです。試遊では、Bantamweightというニワトリ型モンスターとPlatypunkを合成し、Bullfinchを作成した例が紹介されました。すでに多数の基本モンスターが存在するうえ、既存種をアレンジしたモンスターも登場します。南国風のCoconut Slimeは、シリーズでおなじみのSlimeに新たな特徴を加えた一例です。
ビアンカとネラを中心に進む物語
物語の中心となるのは、Dragon Quest Vから再登場するビアンカとネラです。2人の父親が謎の病にかかったことをきっかけに、ビアンカとネラは別の世界にあるWitherwoodへ向かいます。そこでは土地そのものが危機に直面しており、父親たちを救うための治療法も、その世界に存在するとされています。
2人は冒険の途中で、枯れかけた土地にある聖なる木をよみがえらせるための魔法の道具を手に入れます。その道具を使いながら、ほかのモンスター使いたちと協力し、多数のモンスターを率いて世界の均衡を取り戻すことが目的です。従来のシリーズより物語面が重視されているだけでなく、主人公自身もパーティ編成に深く関わる形になっています。
ビアンカとネラには、それぞれ固有の特性と得意なモンスタータイプがあります。ビアンカはドラゴン系や獣系を好み、パーティのHPを維持しやすく、敵を魅了しやすい構成が特徴です。一方のネラは魔法を中心とするモンスターと相性がよく、戦闘後にMPを回復できるほか、倒れた仲間を復活させる能力も持っています。序盤に選んだ主人公に応じて、異なる方向性のパーティを組むことになりますが、冒険が進むと2人と新たなモンスター使いたちは合流し、それぞれの仲間を組み合わせられるようになります。
サイズの異なるモンスターで変わるパーティ編成
バトルは従来作と同じくターン制で進みます。モンスター使いは攻撃対象や使用する技を提案でき、アイテムで仲間を回復したり、オートバトルでモンスターに行動を任せたりすることも可能です。基本的な流れはオーソドックスですが、仲間の組み合わせを考えることが戦闘の重要な要素になります。
中型モンスターなら4体でパーティを組めますが、大型モンスターは編成枠を多く使用します。そのため、大型モンスターを加えるとパーティの人数は少なくなる一方、モンスター使いの能力や選んだ仲間によっては、少数精鋭の強力な編成にできます。単純に人数を増やすだけでなく、主人公の特性とモンスターのサイズ、能力を組み合わせて構成を決める仕組みです。
試遊では、Witherrealmの中心にある王国周辺の砂漠地帯と、強力なモンスターが徘徊する熱帯の島が探索できました。物語を進めながらパーティを整えることもできますが、各エリアを歩き回って仲間を集め、育成する時間も確保されています。原文筆者は、スライム系だけでパーティを組むことも可能で、十分に強化すれば実戦的なチームになり得ると説明しています。
世界マップの演出には注意点も
プレビューで指摘された大きな注意点は、世界マップの視覚表現です。探索中のマップは、立体的でありながらローリングするように見える独特のスタイルで描かれており、試遊セッションでは一部のプレイヤーが乗り物酔いのような不調を感じました。原文筆者自身は問題を感じなかったものの、ほかの参加者や別の試遊者にも同様の反応が見られたとのことです。
本作には、探索時のカメラや視覚効果を調整し、こうした症状を和らげるためのアクセシビリティ設定が用意されています。世界マップの表現を魅力として受け止められるかどうかには個人差があるため、プレイ中に不調を感じた場合は設定の変更が有効です。
原文筆者は、モンスター収集型RPGが多く存在する現在の市場において、本作はドラゴンクエストの温かみやユーモア、モンスターたちの奇妙さを前面に出している点が個性になるとしています。500体を超える仲間の収集、合成による新種の作成、主人公ごとに異なるパーティ構築が組み合わさり、シリーズらしい親しみやすさと大規模な収集要素を両立させた内容になっています。