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『Aliens: Fireteam Elite 2』は銃撃戦が魅力も協力プレイの技術的問題が深刻

2026年09月11日 | #レビュー | DualShockers

『Aliens: Fireteam Elite 2』は銃撃戦が魅力も協力プレイの技術的問題が深刻

『Aliens: Fireteam Elite 2』は、前作を上回ることが続編として期待されるなか、銃撃戦やマップ演出には確かな魅力を備えています。一方で、ストーリーの語り口、リプレイ性、オンライン協力プレイの不具合が大きな足かせになっており、原文筆者は現時点で前作を超える続編とは評価できないとしています。メインキャンペーンは約10時間で完了するため、問題点を抱えたまま遊び続けるにはボリューム面でも厳しさが残ります。

基本システムとキャンペーン

本作は、エイリアンの世界観を舞台にした三人称視点の協力型ホードシューターです。プレイヤーは6種類のクラスから1つを選び、最大4人でミッションに出撃します。各ミッションでは、Xenoやそのほかの脅威を相手にしながら目標を達成し、押し寄せる敵の群れを撃退して生還することが目的です。

キャンペーンは全15ミッションで構成されています。クラスごとにスキルの配分ツリーが用意されており、プレイスタイルに合わせてビルドを調整できます。敵には複数の種類が存在し、それぞれ異なる長所と弱点を持っています。なかにはエリート個体も登場し、通常の敵よりも多くの攻撃を集中させなければ倒しにくい相手もいます。

メインストーリーを終えると、敵の大群を相手に戦い続けるホードモードが解放されます。難易度を変更して腕前を試したり、別のクラスでミッションに挑んだりする余地はあるものの、約10時間というキャンペーンの短さもあり、原文筆者は全体のボリュームを物足りないと見ています。

銃撃戦と敵デザインは本作の強み

原文筆者が本作を実際にプレイして好印象を持ったのは、敵の群れを撃ち払う基本部分です。序盤のミッションから終盤まで、大量の敵を相手に戦うこと自体は一貫して楽しめるとしています。武器の挙動や銃声もこの感覚を支えており、重い弾丸を撃ち出す武器では、弾が敵の身体を貫いていくような手応えが表現されています。

連射性能の高い銃にも、狭い通路の先から押し寄せる敵へ弾丸を浴びせる爽快感があります。単に敵の体力を削るだけでなく、武器の種類によって射撃感覚が変わる点は、ゲームプレイを支える重要な要素です。原文筆者は、銃撃戦とアビリティの組み合わせを本作の長所として挙げています。

敵の行動も、状況に応じた対応をプレイヤーに求めます。正面から突進して隊列へ入り込もうとするエリートがいる一方、距離を取りながら攻撃するタイプも存在します。Xenomorphには頭部を防護したまま突進してくる敵がおり、原文筆者はこの相手に対して、複数の味方で囲むことが有効な対処法になると説明しています。

マップとセットピースの設計も、戦闘の雰囲気を盛り上げています。長く狭い通路には、Xenoが姿を現しそうな場所がいくつも用意されており、いつ敵が飛び出してくるか分からない緊張感があります。恐怖や驚きを引き出そうとする空間づくりは機能しており、戦闘中の不安感を高めています。

ストーリーと会話が作品の雰囲気を損なう

本作は物語を重視した作品ではなく、原文筆者も、プレイヤーの主な目的は大量の敵を撃ち、Xenoを排除することだろうとしています。しかし、物語を軽視しているにもかかわらず、ゲームはNPCとの会話や説明を通じてストーリーを頻繁に提示します。その見せ方が単調であるため、物語に関心がないプレイヤーにとっても無視しにくい要素になっています。

とりわけ問題視されているのが、深刻な状況と会話の調子が噛み合っていない点です。プレイヤーのコールサインは「Hotshot」とされ、登場人物たちは危機的な場面でも冗談を言ったり、陽気に振る舞ったりします。周囲には凄惨な状態の遺体がいくつも残されているにもかかわらず、登場人物だけが事態を深刻に受け止めていないように見えるため、原文筆者は作品の空気が壊されていると指摘しています。

ストーリーそのものは、完全に成立していないわけではありません。ある科学者が、自ら開発した新技術「Acidium」を使ってXenoを制御する方法を生み出そうとする展開が描かれます。設定には荒唐無稽な部分があるものの、伏線の配置や結末へのつなげ方が適切であれば、より意味のある物語になり得る題材だと原文筆者は見ています。

ただし、実際の会話に含まれるジョークや軽口は、ほとんど効果を上げていません。ゲームの状況を深刻に描くチームと、登場人物を軽妙に描こうとするチームが、異なる方向を目指していたように感じられるためです。ストーリー自体が極端に悪いというより、提示方法と台詞の調子がゲームの雰囲気に合っていないことが大きな問題になっています。

リプレイ性はあるものの広がりに乏しい

本作には複数の難易度があり、キャンペーンを繰り返して腕前を試せます。クラスを変更すれば異なるスキル構成でプレイできますが、クラスごとのレベルが個別に管理されるため、新しいクラスを選ぶと実質的に最初から育て直すことになります。原文筆者は、この設計がパワーレベルの仕組みと噛み合っておらず、直感に反すると感じています。

パワーレベルは、挑戦するミッションをこなせるかどうかを単純に決める数値ではありません。しかし、自分のレベルが不足している場合は戦闘が明らかに厳しくなります。その結果、協力プレイでは自分の準備不足を味方に補ってもらえるかどうかに左右されやすくなります。クラスを変えて遊びたいプレイヤーほど、育成のやり直しを負担に感じる構造です。

レベル上げの速度も速いとはいえず、同じキャンペーンを繰り返すうちに作業感が強まります。ホードモードを利用すればキャンペーンを最初からやり直す必要はありませんが、ホードモード側にも開始時点で一定のパワーレベルが設定されています。そのため、育成のための選択肢が十分に広がっているわけではありません。

リプレイ時の主な変化として用意されているのが、ミッションに追加の条件を付けるChallenge Cardsです。これらを使うとミッションの難度が上がる代わりに、より多くの報酬を得られます。プレイ内容に変化を与える仕組みではあるものの、原文筆者は、Challenge Cards以外に新鮮さを生む要素が少ないとしています。見られるもの、体験できるものが限られているため、繰り返し遊ぶほど物足りなさが目立ちます。

オンライン協力プレイの不具合が深刻

本作でもっとも大きな問題として挙げられているのが、オンライン時の技術的な不安定さです。キャラクターが地面やオブジェクトの上を滑る、敵が壁に引っかかるといった不具合に加え、無視できない遅延も発生します。協力型のシューターでは、味方との連携や敵の位置を正確に把握することが重要なため、こうした問題は単なる見た目の不具合にとどまりません。

原文筆者は当初、自分の環境が原因だと考えていたものの、問題はホスト以外のプレイヤーとして参加した場合に起きるものだったとしています。撃ったはずの敵が突然周囲に現れたり、倒したはずの敵に取り囲まれたりする状況が生じるため、とくに高難度ミッションでは戦闘の前提が崩れます。協力プレイを主軸にした作品でありながら、オンラインで遊ぶほど不利になる場面がある点は致命的です。

不具合が発生しなければ、戦闘やセットピースは十分に楽しめます。しかし、原文筆者にとって正常に動作する状態は、同ジャンルの作品として期待される頻度よりも少ないものでした。問題が修正されれば、本作が本来目指していた方向へ進める可能性はあるものの、レビュー時点ではその改善を前提に評価することはできないとしています。

前作を超えきれない続編

本作には、武器の手応え、敵への対応を考えさせるデザイン、緊張感のあるマップ演出という明確な長所があります。基本となる戦闘だけを見れば、エイリアンの群れと戦う協力型シューターとして魅力を感じられる部分は少なくありません。

それでも、ストーリーの雰囲気を壊す会話、限られたリプレイ性、クラス育成の分かりにくさ、そして深刻なオンライン性能の問題が重なっています。キャンペーン自体も約10時間と短く、中心となる体験を終えたあとに残される楽しみは、ほかのプレイヤーとどこまで遊び続けられるかに大きく依存します。

原文筆者は、戦闘やセットピースが優れていても、それ以外の問題が多すぎて差を埋められていないと結論づけています。現時点では、前作をより良くした続編という基準に達しておらず、協力型シューターとして成功している部分を備えながらも、後継作としては力不足だという評価です。