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『Deus Ex』が筆頭、見過ごされてきたRPG10作品を再評価

2026年09月12日 | #ゲーム紹介 | DualShockers

『Deus Ex』が筆頭、見過ごされてきたRPG10作品を再評価

大作RPGばかりに注目が集まるなか、独自の世界観やシステムを持ちながら十分に知られていない作品は少なくありません。原文記事は、インディー作品、発売当時に高い評価を得られなかった作品、既存のジャンルから大きく外れた作品などから、もっと遊ばれるべきRPGを10本選出しています。なかでも1位に挙げられた作品は、古さを感じさせる部分を差し引いても、物語とゲームシステムの両面で現在の作品に匹敵する完成度を持つと評価されています。

独自の発想でRPGの幅を広げる3作品

10位のAnother Crab’s Treasureは、海洋汚染や廃棄物問題を題材にした、風刺的なアクションRPGです。環境問題を正面から扱うゲームは珍しく、しかも本作は単なるメッセージ性だけでなく、いわゆるソウルライクとしても高い完成度を備えていると原文筆者は評価しています。カニを主人公にしたカラフルな外見とは裏腹に、世界設定や物語には考えさせられる要素があり、装備や能力のカスタマイズ、成長システム、探索を通じた世界づくりも充実しています。特に、作品のテーマと結び付いたボスは、デザイン、戦いごたえ、ゲームプレイのいずれも優れているとのことです。

9位のCitizen Sleeperは、ビジュアルノベルとRPGを組み合わせた作品です。ディストピア化した未来を舞台に、政治的なテーマを含む大量のテキストを読み進めながら、登場人物との関係や主人公の生き残りをめぐる状況に向き合います。原文筆者は、印象に残るキャラクター、質の高い会話、内容が濃い一方で過度に圧迫感を与えない構成を評価しており、テーブルトークRPGに触れる機会が少ない人にとっても、その魅力を味わえる代替手段になるとしています。多くのプレイヤーを惹きつけた作品でありながら、本来受けるべき評価にはまだ届いていないという見方です。

8位のStarfieldは、宇宙探検の幻想を大規模に再現したオープンワールドRPGとして紹介されています。原文筆者は、ベセスダ作品に慣れたプレイヤーであれば、広大な宇宙を旅している感覚や、長時間遊び続けられる中核ループに強く惹かれる可能性があると説明しています。一方で、戦闘の弱さ、頻繁に発生するロード、複雑すぎるほど多くのシステムなど、明確な問題点も挙げています。2010年代初頭のゲーム設計やアイデアに依存しているため、誰にでも勧めやすい作品ではないものの、長年にわたるアップデートや追加コンテンツによって粗さは緩和され、宇宙に迷い込む体験そのものには大きな魅力があるとの評価です。

古い作品だからこそ味わえる奇妙な冒険

7位のAnachronoxは、現代のプレイヤーから見ると特に異質に映るSF RPGです。発売当時の評価は一定の好意的なものだったものの、作品自体が古くなり、もともと大きな注目を集めたタイトルでもなかったため、現在では存在を知らない人も多いとされています。ターン制バトルでは、武器や敵のデザイン、独特なカメラアングルが奇妙な印象を生みますが、その違和感こそが強い個性になっています。異星人から惑星の政治情勢を聞き出したり、昆虫型ロボットと戦ったりする展開は、既存のSF作品を思わせながらも他にはない夢のような感覚を作り出しているとのことです。

6位のKingdoms of Amalur: Reckoningは、古典的な中世ファンタジーの魅力を前面に押し出したアクションRPGです。独自の神話を持つ作品ではあるものの、世界の色彩やデザイン、派閥、世界を成り立たせる法則には、トールキン作品やその映像化作品を思わせる要素が色濃く表れています。原文筆者は、広い世界を探索し、幻想的な獣と戦い、自分のプレイスタイルに合わせて主人公をカスタマイズできる点を評価しています。画期的なシステムや深遠な物語を備えた作品ではないものの、探索、戦闘、成長の各要素が安定して楽しさにつながっており、遊び終えたときに確かな満足感を得られる作品だとしています。

4位のDark Messiah of Might and Magicは、Arkane Studiosの初期作にあたる一人称視点のアクションRPGです。物語そのものよりも、プレイヤーが状況に応じて自由に戦い方を組み立てられるゲームプレイが大きな魅力とされています。敵を蹴り飛ばして突起物にぶつけるといった物理演算を利用した攻撃に加え、能力やレベル構成、敵の配置がさまざまな工夫を促します。戦士、魔術師、盗賊のように異なる方針で複数回プレイすれば、システムの奥深さをさらに掘り下げられるとのことです。原文筆者は、物語の完成度よりもゲームプレイの可能性で輝く作品であり、2000年代のRPGのなかでも特に刺激的な体験を生み出すと評価しています。

長時間遊べる王道アクションRPG

5位のAvowedは、Obsidian Entertainmentが手掛けた作品として、スタジオへの個人的な思い入れだけでは説明できないほど見過ごされていると原文筆者が主張するタイトルです。Pillars of Eternityの世界を土台に、神々や植民地化をめぐる物語を描いており、緻密な世界づくりが大きな柱になっています。純粋なRPGというより、アクションを中心にRPG要素を組み込んだ作品に近く、プレイヤーの選択によって世界そのものが大きく変化する仕組みはほとんどありません。この点はジャンルの作品として受け入れにくい部分だとされています。

ただし、その前提を理解して進めれば、戦闘、探索、戦利品、成長のすべてが一貫して楽しめる、まとまりのよい体験になるとのことです。分岐が少なく、進行に迷いにくい構成は、RPG初心者の入り口として機能するだけでなく、複雑で高難度な作品に疲れたプレイヤーにとっても気分転換になります。大きな賭けに出た作品ではない一方、各要素を堅実に仕上げたことで、遊びやすさと満足感を両立していると紹介されています。

3位のGrim Dawnは、見下ろし型アクションRPGを代表する作品のひとつです。同ジャンルの作品はすぐにDiabloと比較されがちですが、原文筆者は、単なる類似作として扱うのは不十分だとしています。クラス、スキル、アイテム、クエスト、選択、秘密要素などの層が厚く、ひとりのキャラクターを極限まで育てる遊び方も、複数のキャラクターを作ってビルドの違いを試す遊び方も可能です。進行状況に応じて体験が変化するため、何百時間にも及ぶ遊びを自然に生み出す作品だと評価されています。

このジャンルが苦手な人の考えを変えるほどではないかもしれませんが、アクションRPGを好むプレイヤーにとっては、同ジャンルでも最高峰の一作だというのが原文筆者の見解です。膨大な要素を単に並べるのではなく、探索、戦闘、育成、選択が互いに影響し合う点が、長く遊べる理由として挙げられています。

物語とシステムが今も色あせない2作品

2位のArx Fatalisは、Dark Messiah of Might and Magicよりもさらに知名度が低いArkane Studiosの初期作品です。多様な種族や環境、状況、行動の可能性を備えたファンタジー世界を構築しており、原文筆者は、ゲーム以外の分野から得た知識や発想まで取り込んだような豊かさがあると評価しています。ルーンを自分で描いて魔法を発動する瞬間は特に印象的ですが、それは作品の魅力の一部にすぎません。

一見すると直感的ではないシステムも、好奇心を持って試すプレイヤーには大きな見返りを与えます。環境との相互作用が多く、正規の進行だけに頼らず、思いついた方法を試しながら攻略できる点が特徴です。現代的な操作感や設計に慣れた人には受け入れにくい部分もあるものの、古いという理由だけで避けるのは惜しい作品だと紹介されています。

1位に選ばれたのは、Ion Stormが手掛けた『Deus Ex』です。歴史的に高く評価された作品であり、今回のリストに含めることを大胆だと感じる人もいるかもしれません。しかし原文筆者は、作品の品質と現在の知名度の間に大きな隔たりがあるとして、忘れられたRPGの筆頭に位置付けています。シリーズの後続作にあたる作品が長く登場していないこともあり、初代の存在は、発売当時に遊んだ世代の記憶のなかに埋もれているとのことです。

現代のプレイヤーには、物語、テーマ、システム、インタラクションがどれほど高度に結び付いていたかが十分に知られていないと原文筆者は指摘しています。プレイヤーの選択や能力構成、潜入、戦闘、会話などが複数の攻略方法につながり、ひとつの正解に限定されない世界を作り上げています。グラフィックや一部の設計が古く見える点は否定できないものの、それらは作品の優れた部分と比べれば小さな問題だとしています。

大作以外にも目を向ける意義

今回の10作品に共通するのは、単に知名度が低いということではありません。環境問題を風刺する作品、政治的な会話を中心に据えた作品、宇宙探検の幻想を追求する作品、古いながらも自由度の高いシステムを持つ作品など、それぞれが大作RPGとは異なる魅力を備えています。発売時期やジャンルの分類だけで判断すると見逃してしまう作品でも、プレイヤーの好みによっては長く記憶に残る体験になり得ます。

原文筆者は、現在の人気作だけを追いかけるのではなく、評価や話題性の陰に隠れたタイトルにも触れてほしいと呼びかけています。特に1位の作品については、未プレイなら一度遊び、すでに経験しているなら再び触れることで、なぜ他人に勧める価値があるのかを確かめてほしいとしています。