『Diablo 4』にゲラルト風バーバリアンスキンが登場も入手条件はBattle.net限定
『Diablo 4』に、The Witcherシリーズの主人公ゲラルトをモチーフにしたバーバリアン用スキンが登場します。ただし入手するには、CD Projektの新拡張Songs of the PastをBattle.netで予約購入する必要があり、Steamなど別のプラットフォームでThe Witcher 3を所有しているプレイヤーは、別途Battle.net版を購入しなければならない可能性があります。このプラットフォーム限定の条件が、発表直後から大きな反発を招いています。
ゲラルトスキンの入手条件はBattle.net限定
このコラボレーションは、BlizzCon 2026の「30 Years of Battle.net」パネルで発表されました。CD ProjektのExpert Community and Social Media ManagerであるAmelia Korzycka氏と、Level Design LeadのMiles Tost氏がゲストとして登壇し、ゲラルトをイメージしたバーバリアン用スキンを初公開しています。
スキンを受け取る条件は、Songs of the PastをBattle.netで予約購入することです。ただし、現時点では同拡張はウィッシュリストへの登録のみ可能で、予約購入はまだ始まっていません。また、Songs of the Pastの発売後に購入した場合も対象になるとされています。つまり、対象となるのはBattle.netで拡張を購入したプレイヤーであり、Steam版など別ストアで購入した場合はスキンを入手できません。
この仕様のため、すでにSteam版のThe Witcher 3を所有しているプレイヤーが、スキンのためだけに同作のBattle.net版を買い直す必要が生じる形になっています。The Witcher 3のリマスター版は、ベースゲームを所有しているユーザー向けに2026年9月29日、Steamで無料アップグレードとして提供される予定です。Songs of the PastをプレイしたいユーザーがSteam版を選ぶ可能性は高い一方、Battle.net版を再購入してまで特典を得たいとは限らず、販売プラットフォームによる特典の分断が問題視されています。
スキンのデザインとコラボの狙い
公開されたスキンは、ゲラルトの象徴的なKaer Morhenの防具を強く意識したデザインです。バーバリアンらしい要素として毛皮が加えられており、ゲラルトの装備をそのまま移植するのではなく、Sanctuaryの世界に馴染むようアレンジされています。
Tost氏は、両作品の世界観を尊重しながら接点を探した結果、バーバリアンが適役だと判断したと説明しています。バーバリアンとゲラルトはいずれも肉体的な強さを武器にする近接戦闘の達人であり、長年の訓練によって強力な戦士になったという共通点があります。バーバリアンは複数の武器を扱えるクラスで、ゲラルトも人間用の鋼の剣と怪物用の銀の剣という2本の剣を使うため、設定上の重なりも見いだせたとのことです。
Tost氏はパネルで、「こうしたコラボレーションでは、2つの世界をどう衝突させれば、双方の原作とファンに敬意を払えるかを考える」と説明しました。そのうえで、今回のスキンがDiabloの舞台であるSanctuaryに自然に存在できるものを目指したとしています。単なる外見の変更ではなく、両作品の共通点を取り入れたコラボレーションとして設計されたようです。
プレイヤーからは価格と見た目に不満
一方、入手条件をめぐる反発は、すでにThe Witcher 3を別のストアで持っているプレイヤーを中心に広がっています。SNSでは、15年前のゲームを特典のために2本買うつもりはないという意見が出ており、「多くのプレイヤーがすでに持っているゲームの2本目にお金を払うつもりはない」といった批判が寄せられました。
また、パネルで公開されたゲラルトの顔つきに対する評価も厳しく、「見た目がひどい」という反応が出ています。別のプレイヤーは、最悪のランチャーでゲームを予約してまで手に入れたいとは思わないため、将来的にスキン単体で販売してほしいと述べました。今回の問題は、Battle.net限定という販売条件だけでなく、特典そのものの見た目にも及んでいます。
さらに、Blizzardが前日に、本作には今後追加の拡張パックを予定していないと明らかにしたことも、タイミングの悪さとして受け止められています。DiabloシリーズのゲームディレクターであるBrent Gibson氏は、今後は本作のシーズン運営とDiablo 5に注力すると説明し、Lord of Hatredでメフィストをめぐる「憎悪の物語」に区切りをつけ、次は「恐怖の物語」へ進む方針を示しました。Diablo 5は2029年のいずれかの時期に登場する予定とされています。
2027年以降もウィッチャー関連コンテンツを展開
CD Projektは、今回のスキンが本作に登場するウィッチャー関連コンテンツの第1弾だと説明しています。2027年には、BlizzardのアクションRPGにさらに多くのThe Witcher関連コンテンツが追加される予定で、詳細は後日発表されます。現時点で明らかになっているのはゲラルトをモチーフにしたバーバリアンスキンであり、追加コンテンツの内容や提供方法は明かされていません。
今回の発表とあわせて、両社の提携拡大も発表されています。CD ProjektのCyberpunk 2077、拡張パックPhantom Liberty、Ultimate Editionは、2026年後半にBattle.netへ登場する予定です。一方、BlizzardのOverwatchには2027年、Cyberpunk: EdgerunnersおよびEdgerunners 2をテーマにしたコンテンツが追加されます。続編アニメCyberpunk: Edgerunners 2は、10月20日にNetflixで配信開始予定です。ゲーム間のコラボレーションは広がる一方で、今回のゲラルトスキンについては、プラットフォーム限定の入手条件が今後変更されるかが注目されます。