『Kaz』はFlashゲーム風の高速ローグライクで手首に注意
2026年09月15日 | #ゲーム紹介 | Polygon
わずか15秒で目標スコアを稼ぐ高速アクションと、Balatroを思わせるビルド構築を組み合わせたSteam向けローグライクが注目を集めています。Kalinarmが手がける『Kaz』は、2000年代初頭のブラウザゲームを思わせるシンプルな見た目ながら、反射神経と入力速度を極限まで求める作品です。原文筆者は初回プレイで長時間やめられず、30分ほどで手首に負担を感じたとしており、短時間で区切って遊ぶ必要がありそうです。
15秒で敵を倒し続けるシンプルなルール
本作の目的は、ステージごとに設定された制限時間内に敵を倒し、必要なスコアへ到達することです。画面にはマス目で構成されたフィールドが表示され、敵はそのいずれかのマスに出現します。プレイヤーはWASDまたは矢印キーでキャラクターを動かし、敵のいるマスへ移動して撃破します。操作自体は非常に分かりやすい一方、1ステージに与えられる時間は15秒しかありません。
敵を見つけて移動するだけでなく、罠を避けながら連続撃破を維持し、スコアを伸ばす必要があります。盾を持つ敵は1回の攻撃では倒せず、2回攻撃しなければなりません。敵の出現位置や種類を確認してから動く余裕はほとんどなく、プレイを重ねて配置への反応やキー入力を体に覚えさせることが重要になります。
この操作系はキーボードだけでなく、ダンスパッドにも対応しています。原文筆者は、集合住宅の近隣住民を気にせず試せる環境なら使ってみたい機能だとしています。高速な移動と連打が中心となるため、入力デバイスによってプレイ感覚が大きく変わる可能性があります。
ステージ間のパークでビルドを作成
各ステージの終了後にはパークを選択でき、その内容によって次のプレイ方針が変化します。敵1体あたりの獲得スコアを増やすもの、コンボ倍率を伸ばすもの、コンボが継続する時間を延長するもの、敵の出現速度を変えるものなど、さまざまなパッシブ効果が用意されています。キャラクターにレーザーを付与するパークもあり、単純な移動と撃破の繰り返しに、ランごとの成長要素を加えています。
原文筆者は、コンボ倍率の上限を引き上げ、チェインの有効時間を延ばし、敵の出現速度も上げる構成を試したと説明しています。常に攻撃対象が存在する状態を作ることで、コンボを切らさずスコアを伸ばす狙いです。別のランでは、隠しスターを出現させて追加のスコアを得るパークを選び、異なる方向の強化を試しています。
パークには多数の種類があり、組み合わせ次第では通常より大きな効果を発揮するビルドも作れます。ステージごとに何を選ぶかが、その後のスコア稼ぎや敵への対応を左右するため、ただ反射神経だけで進むゲームではありません。短いステージを繰り返す構成と、毎回異なる強化を選ぶ仕組みが、次の1ステージへ挑戦したくなる感覚につながっています。
罠と呪いがランの判断を変える
リスク要素として、フィールド上の罠に触れると呪いダメージを受けます。呪いメーターが満タンになると、ステージ間でパークを1つ選ぶ代わりに、マイナス効果を持つパークを受け取ることになります。無作為にキーを叩いて敵を倒し続けるだけでは、後半になるほど不利な効果を抱え込む危険があります。
ただし、呪いが常に完全な損失になるとは限りません。原文筆者は、攻撃しようとすると逃げるタイプの敵に関するパークをあらかじめ取得していたランで、その敵の価値を高めていました。その後、同じ敵を多く出現させる呪いを受けたことで、結果的にスコアを伸ばす組み合わせになったとしています。罠を避けることが基本でありながら、取得済みのパークとの相性によっては、リスクを利用した展開も生まれます。
キャラクターごとに変わるマス目のテーマ
プレイアブルキャラクターは、それぞれ固有の初期パークを持っています。さらに、キャラクターをアンロックすると、フィールドのマス目に異なるテーマが適用されます。あるキャラクターでは邪悪なスケルトンを追う構成になりますが、別のキャラクターではウサギがニンジンやリンゴを追いかける内容に変わります。
基本となる操作は同じでも、追いかける対象や画面の雰囲気が変わるため、キャラクターを切り替える動機になります。原文筆者は、今後モッダーやほかのゲーム開発者が独自テーマを追加できれば、繰り返しプレイする魅力がさらに広がるのではないかと見ています。
短時間プレイ向けの高密度な設計
原文筆者は、30分ほど遊ぶと手首に負担を感じるため、長時間連続でプレイする作品ではないとしています。一方で、入力速度を試される緊張感と、ステージ終了後に新たなパークを選ぶ楽しさから、もう1回だけ遊びたいという感覚が強く、いったん離れても再挑戦したくなる作品だと紹介しています。
見た目とルールは、Newgroundsのようなサイトで遊ばれていた2000年代初頭のFlashゲームを思わせます。覚えることは少ないものの、各ステージで入力速度やスコアを突きつけられるため、単にクリアするだけでなく、自分の限界を更新したくなる設計です。高速操作を長時間続けると手首への負担が大きくなるという注意点はありますが、短い時間で集中して遊ぶローグライクとして、独自の存在感を放っています。