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知名度は低いが挑戦する価値のある格闘ゲーム10選

2026年09月17日 | #レビュー | DualShockers

知名度は低いが挑戦する価値のある格闘ゲーム10選

『ストリートファイター』や『鉄拳』のような定番格闘ゲームは多くのプレイヤーに知られていますが、格闘ゲームの歴史には、独自のアイデアを試しながら埋もれてしまった作品も数多く存在します。海外メディアの記事では、粘土アニメーション、ロボットのパーツ交換、ポケモン、宇宙を舞台にした戦いなど、一般にはあまり遊ばれていない10作品を紹介しています。必ずしもすべてが傑作というわけではないものの、ジャンルに新しい要素を持ち込んだ点が評価されています。

ソニックや粘土キャラクターが戦う異色作

1本目は、1996年に登場したSonic the Fightersです。『ソニック・ザ・ヘッジホッグ』シリーズのキャラクターたちが、セガの対戦格闘ゲームFighting Vipersに使われたエンジンをベースに、ブロック状の3Dステージで戦います。ソニック、テイルス、ナックルズらが殴り合う内容は、通常のシリーズ作品とは大きく異なるものでした。

原文筆者は、当時ゲームセンターで本作を繰り返し遊んでいたと振り返っています。ゲームシステムは『大乱闘スマッシュブラザーズ』ほど複雑ではないものの、アーケード向けのシンプルな対戦ゲームとして楽しめる作品だとしています。荒削りな3Dグラフィックも含め、現在では奇妙な過去の作品として知られています。アーケードのほか、PS3とXbox 360にも展開されました。

ClayFighter 63 1/3は、1997年にNintendo 64向けに発売された格闘ゲームです。キャラクターや背景を粘土のストップモーション映像で表現しており、1フレームずつアニメーションを作る粘土アニメーションをゲームに取り入れた点が特徴です。

内容は、『ストリートファイターZERO』のスーパーコンボゲージや、Killer Instinctに似たコンボシステム、『モータルコンバット』を思わせる残酷な必殺技「Claytality」など、有名シリーズの要素をパロディ化しています。雪だるま、邪悪なサンタクロースのようなキャラクター、Earthworm Jimまで登場する、統一感よりも奇抜さを重視した顔ぶれです。原文筆者はゲームシステムがユーモアほど優れておらず、評価も低い作品だと認めつつ、それでも独特の楽しさがあると紹介しています。

奇抜なキャラクターと独自の対戦システム

Power Instinctは、1993年にアトラスが開発・発売した作品です。アトラスが一般に格闘ゲームのメーカーとして知られているわけではないこともあり、同社の異色作として取り上げられています。大豪傑寺一族の後継者を決める戦いが描かれ、登場人物の多くが戦闘中に姿を変えられる点が大きな特徴です。

一族を率いるのは78歳の女性当主で、火球を投げ、相手の生命力を奪い、さらには入れ歯まで武器にします。キャラクターの攻撃や設定は全体にコミカルで、一般的な格闘ゲームとは異なる方向性を打ち出していました。一方、北米向けSNES版は日本のアーケード版と比べて内容が削られており、発売されなかったメガドライブ版も存在します。そのため、原文筆者は本来の内容を十分に体験するには、現在では簡単ではないとしています。

JoJo's Bizarre Adventureは、PlayStationとドリームキャスト向けに発売されたカプコンの格闘ゲームです。原作の第3部「スターダストクルセイダース」をベースに、空条承太郎らの戦いを描いています。原文筆者は原作に詳しくない立場から遊び始めたものの、一般的な格闘ゲームに奇妙な要素を加えたようなゲーム性を楽しめたとしています。

本作では、各キャラクターが「スタンド」と呼ばれる超自然的な能力を持っています。スタンドは生きた影のようにキャラクターと連動して戦いますが、より積極的に操作して攻撃力を高めることも可能です。ただしスタンドが受けたダメージは本体にも影響します。さらに、キャラクターとスタンドが離れすぎると受けるダメージが2倍になるため、攻撃だけでなく両者の距離も管理しなければなりません。原文筆者は、この独特のリスクと距離感が、作品名どおりの奇妙さにつながっていると評価しています。

武器やロボットを組み合わせる3D格闘ゲーム

Ehrgeizは、スクウェアとDreamFactoryが関わった3D格闘ゲームです。PlayStation版にはクラウド、ティファ、セフィロスを含む専用キャラクターが収録されており、アーケード版よりも家庭用版に遊ぶ価値がある作品として紹介されています。

戦闘では自由度の高いカメラのもと、ガード、高低2種類の攻撃、装備した武器による特殊攻撃を使い分けます。さらに家庭用版には、武器を集めながら進むダンジョン探索型のクエストモードやミニゲームも用意されていました。原文筆者は、武器を中心にした3D戦闘という点で、後のSoulcaliburに通じる先駆的な作品のように感じられたと述べています。

Cyberbots: Fullmetal Madnessは、カプコンが1995年に発売したロボット格闘ゲームです。前身にあたるベルトスクロールアクションArmored Warriorsを持ち、ロボットの腕、脚、武器を組み替えて、自分だけの機体を作れる仕組みが特徴です。機体だけでなくパイロットも選択でき、パイロットの違いは主にストーリー展開へ影響します。

グラフィックは美しい2Dで描かれており、ロボットのカスタマイズと格闘ゲームを組み合わせた構成は、現在でも珍しいタイプです。原文筆者は、格闘ゲームのファンからは操作感や戦闘のぎこちなさを指摘されたとしながらも、カプコンらしい印象的な実験作として紹介しています。PlayStation、セガサターン、PSP、PS3、PS Vitaで展開されました。

ポケモンから三国志まで広がるジャンルの可能性

Pokkén Tournamentは、ポケモンと格闘ゲームを組み合わせた作品です。Wii U版を中心に紹介されており、後にNintendo Switch版Pokkén Tournament DXも発売されました。バンダイナムコが手がけ、格闘ゲームのノウハウを活用して、ポケモン同士の戦いを本格的な対戦ゲームへ仕上げています。

対戦中は、フィールド内を自由に動きやすい「フィールドフェイズ」と、1対1の攻防を重視する「デュエルフェイズ」を切り替えて戦います。サポートポケモンを呼び出して能力を強化できるほか、シナジーゲージをためて特殊技やメガシンカを発動することも可能です。テンポの速い攻防と、ポケモンらしい強化要素を両立させた点が本作の見どころです。

その一方で、原文筆者は登場ポケモンの選出に不満を示しています。数百種類の候補がいるにもかかわらず、リザードンやハッサムと並んでグレッグルのようなキャラクターが選ばれており、ロスターが小さく、組み合わせも奇妙だとしています。Switch版よりもさらに遊ばれた人が少ないと考えられるWii U版だからこそ、知られざる格闘ゲームとして挙げられています。

Dynasty Warriorsは、現在の無双シリーズからは想像しにくい、最初の作品が1対1の対戦格闘ゲームだったという点で注目されます。武器を使った戦闘を採用し、16人のキャラクターが登場しました。中国の三国志だけでなく、日本の戦国時代から織田信長とトウキチも参加しています。2人はこの作品独自のキャラクターで、後の本編シリーズには登場しませんが、派生作品のSamurai Warriorsには関係する人物が登場します。

戦闘では、相手の攻撃を受け流すパリィと正確なタイミングが重要です。通常の格闘ゲームにあるようなガードボタンは存在しないため、パリィを習得しなければ防戦に回り続けることになります。身長差も戦闘に影響するため、単なる武器格闘ではなく、間合いとタイミングを重視したシステムになっていました。

宇宙を舞台にした2作品の違い

Galaxy Fight: Universal Warriorsは、太陽系を舞台にした異色の格闘ゲームです。プレイヤーは宇宙を進みながら、火を吐くドラゴンのような人物、風変わりな宇宙人、巨大ロボットなどと戦います。キャラクターの組み合わせそのものが奇抜で、一般的な格闘ゲームでは見かけにくい世界観が展開されます。

ボタンは4つですが、そのうち3つが攻撃、残り1つは実用的な効果を持たない挑発に割り当てられています。攻撃を組み合わせることで強力な必殺技を繰り出せます。また、ステージに壁がなく、画面が左右へ無限にスクロールする点も特徴です。批評家からは戦闘システムの奥行きが不足していると指摘されたものの、アーケードでは支持を集め、多様な攻撃とキャラクターが好評だったと原文筆者は説明しています。

最も高く評価されている作品として挙げられるのがStar Gladiatorです。カプコンが手がけた宇宙SF格闘ゲームで、PlayStationをはじめ、PSP、PS Vita、PS3にも展開されました。宇宙を舞台にしている点はGalaxy Fightと共通しますが、戦闘システムはより充実しており、6ボタン操作と「プラズマリバース」などの高度な要素を備えています。

物語には、邪悪な科学者、危険な研究、強力なプラズマ技術が登場します。この技術を利用した武器格闘として、長剣、槍、メイスなどを使って戦うことになります。ポリゴンによるグラフィックは現在の基準では古さを感じさせるものの、原文筆者は見た目の魅力を失っておらず、直感的で中毒性のある作品だと評価しています。既存シリーズの安全な続編ではなく、宇宙や武器という要素に挑戦したからこそ記憶に残るゲームになった、というのが記事全体の結論です。