『ZERO PARADES: For Dead Spies』ディレクターズカットを10月1日に無料配信、PS5版は11月5日発売
2026年09月17日 | #発売情報 | DualShockers
テキスト量の多さが特徴のアドベンチャーゲーム『ZERO PARADES: For Dead Spies』に、大規模なディレクターズカットが登場します。PC版では既存ユーザー向けの無料アップデートとして10月1日に配信され、フルボイス化や約4万語の新規テキストを含む追加コンテンツが実装されます。さらに、ディレクターズカットの内容を収録したPS5版が11月5日に発売される予定です。
PC版は無料アップデート、PS5には決定版を投入
開発・販売を手がけるZA/UMがSteamページで発表した内容によると、ディレクターズカットはPC版をすでに所有している全ユーザーに無料で提供されます。単なる修正パッチではなく、物語や演出、遊びやすさに関わる複数の要素をまとめて追加する大型アップデートです。
PS5では、これらの追加要素を最初から収録した決定版として展開されます。原文のシステム情報では本作はシングルプレイ専用で、PC版は2026年5月21日にリリースされた作品とされています。
フル英語ボイスと約4万語の新規テキスト
今回の更新で最も大きな変更のひとつが、ゲーム全編への英語フルボイス対応です。既存の台詞やフレーバーテキストだけでなく、新たに約4万語分のテキストが追加され、それらを収録するための音声制作も行われます。音声に合わせた新しいオーディオミックスも導入され、冒頭部分は新規収録版に置き換えられます。
追加ストーリーとしては、新たな「Dramatic Encounter」が登場します。内容は、Quisach Roundaboutから逃げ出そうとするHershelとRamsesを描く場面で、2人は判断力を失うほど酔った状態にあると説明されています。既存の物語を補う新エピソードとして、ディレクターズカットの追加要素に含まれます。
ポートフォリオや探索機能も拡張
ゲーム内のPortfolioには、新しい衣服、NPCとの交流、死亡シーンが追加されます。さらに、所持品を整理するインベントリソート機能や、より多くのアスペクト比への対応など、プレイ環境を整える改善も実施されます。
新モードの「Backstage Mode」では、ゲームに登場するロケーションの過去バージョンを閲覧できます。アートディレクターによる注釈が付くほか、最終版には採用されなかった環境も確認できるとのことです。完成したゲーム本編だけでなく、開発途中の表現やカットされた要素を見られるモードとして用意されます。
Disco Elysiumを意識した大型更新
本作のディレクターズカットは、Disco Elysiumが2021年のFinal Cutでフルボイスや追加コンテンツを導入した流れを強く意識したものです。原文筆者は、テキスト量の多い本作にこれまで入り込みにくさを感じていたプレイヤーにとって、ナレーションと台詞の音声化が触れやすくなるきっかけになり得るとしています。
また、Disco Elysiumの精神的後継作をうたう本作が、同作と似た形で大規模な再強化を行うことにも触れています。ただし、ZA/UMの現スタッフによれば、本作の売上は期待に届かず、その結果としてレイオフも発生したとのことです。無料アップデートとPS5版の投入が新たな関心を呼び、販売面での追い風になるかが注目されます。