『Mortal Shell 2』序盤の致命的なバグでプレイ体験が崩壊
2026年09月19日 | #レビュー | GamesRadar+
『Mortal Shell 2』は、序盤に発生した複数のバグによって、ゲームの重要なシステムを知らないまま進めてしまう危険な状態に陥る作品です。原文筆者は、チュートリアル直後からアイテムや宝箱を操作できない不具合に遭遇し、武器強化に必要なアイテムを取り逃したまま約6時間プレイすることになったとしています。最終的には約22時間でクリアし、収集要素のOvaもすべて集めたものの、2026年のゲーム体験として最悪の部類に入る序盤だったと振り返っています。
序盤から続いた操作不能の不具合
原文筆者が最初に異常を感じたのは、アイテム使用を学ぶチュートリアルでした。装備したアイテムを使おうとしても反応せず、念のためオプションの操作ガイドを確認すると、使用ボタン自体は正しく設定されています。それでも操作できなかったため、PS5版のビルドに問題があるのではないかと疑うことになりました。
さらに同じオプション画面では、グラフィック設定を変更しても実際の表示が変わらない問題も発生していました。設定項目の切り替え自体はできるものの、パッチ適用前のPS5版では変更が機能しなかったとのことです。アイテム使用の問題は、意図的に死亡してリロードしたことで突然解消されました。ほかの設定や操作を変えていないにもかかわらず直ったため、原文筆者はこの時点で不具合だと判断しています。
チュートリアルを進めると、チェックポイントにあたるビーコン内部の小さなダンジョンが登場します。その最初期のダンジョンには、白っぽい大理石の円形の部屋と、中央に置かれた灰色の石造物がありました。原文筆者は正面や側面などから調べたものの、動かすことも壊すことも操作することもできなかったため、装飾だと考えて先へ進みます。
ところがチュートリアルを離れた直後、今度は灰色の石造物を含め、周囲にあるあらゆるものを操作できなくなりました。最初のチェックポイントの外にある村でも、宝箱を開くための表示と操作そのものが消えていたといいます。ゲームを再読み込みすれば直ったものの、短時間のうちに複数の不具合を経験したことで、本作への信頼は大きく損なわれていきました。
宝箱を開けなかったことで強化要素を見失う
決定的な問題が明らかになったのは、最初のメインダンジョンとボスを突破し、周囲のマップもかなり探索した約6時間後でした。一般的なソウルライク作品なら、序盤のうちに武器を強化できるはずですが、原文筆者の剣はレベル1のままです。鍛冶場を修復するために必要だと思われるアイテムも2つ見つけていたものの、残り1つが見つからず、鍛冶師に話しかけても有益な手がかりは得られませんでした。
本作では、必要なキーアイテムをいくつか所持していても、鍛冶師の会話内容が変化しないとのことです。進行に必要なものを持っているのか、何が不足しているのかをNPCから確認できないため、原文筆者は自分が何かを見落としたのではないかと考えました。数日前からプレイしていた友人に相談したところ、すでに武器を強化できる段階のはずだと言われ、見落としが現実的な可能性として浮上します。
攻略情報を極力見ない方針だった原文筆者は、序盤のエリアや複数のダンジョンを再び調べ直しました。しかし、初期状態の剣を手にしたまま探索しても答えは見つかりません。最終的には、本作が正常に機能していないなら自分ばかりが懸命に探す必要もないと判断し、鍛冶場に関する情報を検索しました。
そこで判明したのが、最初のビーコンにある宝箱でした。鍛冶場の修復に必要なアイテムは、ゲーム開始直後のビーコン内に置かれています。宝箱は燭台に挟まれ、スポットライトのような照明まで当たっていたものの、原文筆者は操作できなかったため発見できませんでした。操作可能であることを示す表示も出ず、灰色の石造物が一般的な宝箱の見た目ではなかったことも、見落としにつながったとしています。
強化なしで進めることになった最初の20%
原文筆者が先に見つけていた鍛冶場関連のアイテム2つは、別の装備を強化するためのものだったようです。一方、近接武器は本来かなり早い段階で強化を始める設計になっており、宝箱のアイテムを入手した後は剣を一気に+9まで強化できました。敵を素早く倒せるようになり、それまでの苦戦が武器性能によるものだったことも明らかになります。
結果として、原文筆者は本来なら強化できるはずだった最初の約20%を、未強化の武器、銃、スキルストーンで進めていました。そこにアイテム使用不能、宝箱の操作不能、グラフィック設定の不動作といった問題が重なり、ゲーム側の不具合によって難度と不便さが大きく引き上げられていた形です。原文筆者は、武器を強化してからの本作は明らかに良くなり、パッチ適用後はさらに楽しめるようになったとしています。
ただし、序盤以外にも大きな不満は残っています。オープンワールドのチェックポイント不足は、プレイヤーから「まるでいたずらのようだ」と指摘された後、急いでパッチ修正されたとのことです。照明も非常に暗く、原文筆者は軽度の角膜の問題があるため明るさとガンマを上げる必要がありました。それでも重要アイテムが黒い画面の中に埋もれて見えない場面が頻繁にあったといいます。
最終ボスにも厳しい評価
終盤の最終ボスも、原文筆者から厳しい評価を受けています。対策用に用意された秘密の重要アイテムを使っても、ボスは不具合が多く、体力が過剰に高いうえ、つかみ攻撃を繰り返してくる存在だったとのことです。原文筆者は、この最終戦をこれまで見た中でも特にひどいボスの1つと評しています。
それでも原文筆者はプレイを中断せず、最終的には本作をクリアし、Ovaの収集も完了しました。レビューでは本作を「Elden Ring以降に遊んだソウルライクの中で最高」と評価していますが、その評価は序盤の不具合を無視したものではありません。ゲームの基礎システムを解放するための宝箱を開けられなかった結果、重要な強化要素を知らずに見逃し、最初の数時間を本来より不利な状態で過ごすことになった点が、今回の体験の核心です。