← 最新記事一覧

Mighty Mike Plays、父親に約11万8000ドルの広告費疑惑で詐欺説も浮上

2026年09月21日 | #その他 | IGN

Mighty Mike Plays、父親に約11万8000ドルの広告費疑惑で詐欺説も浮上

9歳の少年が父親とゲームを楽しむYouTubeチャンネルとして始まったMighty Mike Playsが、わずか1週間で数百万人の注目を集めています。父親の会社カードを使い、動画広告に約11万8000ドルを費やしたという説明が急拡大のきっかけですが、証拠の不足や高額な関連グッズの販売を理由に、出来事そのものを疑う声も広がっています。

9歳のゲームチャンネルを襲った高額広告費疑惑

Mighty Mike Playsは8月上旬に動画投稿を始めたチャンネルで、RobloxやMinecraftのプレイ動画を中心に公開していました。チャンネル説明では、父親と一緒にゲームを遊ぶ「ゲーム好きの9歳児」がすべてのコンテンツを手がけていると紹介されており、当初は小規模ながらも家族で運営するチャンネルとして受け止められていたようです。

状況が変わったのは9月14日ごろです。少年が投稿した14分のMinecraft動画で、チャンネルを間もなく終了することを示し、その後、父親のDave氏が事情を説明しました。少年は短いあいさつをした後にマイクを父親へ渡しており、普段の投稿と比べて明らかに熱意を欠いた内容だったとされています。

Dave氏の説明によると、息子は父親が把握していないまま、高額な広告キャンペーンを実施していました。同氏はマーケティング関係の仕事をしており、会社のカードをRobloxのゲーム内通貨「Robux」の購入に使える状態にしていたとのことです。そのカードを使って、最初は息子の動画を少人数に見てもらうための小規模な広告を出したものの、支出が大きく膨らんでいったと説明しています。

同氏は勤務先に呼び出され、会社のカードに大きな請求が発生している理由を説明するよう求められたとしています。その後、職を失い、秘密裏に実施された広告キャンペーンに使われた約11万8000ドルを30日以内に補填しなければならないと告げられたとのことです。Dave氏は、これほどの金額を普通預金口座に持っていないと説明し、家を売却する可能性も現実的な選択肢として家族で話し合っているとしています。

再生数の差が示す広告出稿の規模

チャンネル内の再生数には、広告が使われたとみられる動画と、それ以外の動画の間で大きな差があります。例えば、8月8日に公開された30分のRoblox動画「I got the bbno$ sounds in keyboard escape」は805回再生でした。一方、同じ日に投稿されたMinecraftシリーズ第1回は38万6000回に達しています。

ほかにも、「This song is fire」は512回、「New Glitch」は1900回にとどまる一方、「playing descenders with my dad」は28万4000回を記録しています。高い再生数を得た動画には、投稿から1週間以上前の時点で、広告を見て動画にたどり着いたとするコメントが複数寄せられていました。出来事が注目を集めた後、それらのコメントが内容を変えられている例もあるとされています。

広告経由で視聴したとするコメントの中には、子どもが親のクレジットカードを使ってYouTube広告を購入した可能性について、心配しながらも面白がる内容もありました。こうした反応は、今回の騒動が突然始まったものではなく、動画の公開当初から視聴者の一部が広告による再生数の急増を疑っていたことを示しています。

ただし、Dave氏の説明に登場する金額や勤務先の対応について、外部から確認できる情報は限られています。会社のカードにどのような請求が、いつ、どのサービスを通じて発生したのか、勤務先がなぜ早期に把握できなかったのかについても、視聴者から疑問が出ています。父親自身がRobux購入のために会社のカードを使っていた点も、説明の信ぴょう性を判断するうえで議論になっています。

説明動画の急拡散と詐欺説

Mighty Mike Playsは、広告費の問題を説明する動画を複数投稿しました。直近の2本は騒動そのものを扱った内容で、合計再生数は400万回を超えています。チャンネル登録者数も、騒動が広がった時点で23万8000人に達し、以前に投稿された動画の再生数も増え続けました。

一方で、注目が集まるほど、家族が意図的に騒動を演出しているのではないかという見方も強まりました。疑問視されているのは、広告費が本当に約11万8000ドルだったのかを裏付ける資料が十分に公開されていないことです。説明動画は合計36分を超えていますが、視聴者の中には、長い説明に比べて証拠が少ないと指摘する人もいます。

広告費を補う方法として、チャンネル側はGoFundMeの開設を見送り、公式サイトでグッズを販売する方針を選びました。販売されているTシャツは、広告に使った金額を埋め合わせるためのものだと説明されています。しかし、チャンネルが本格的に動画を投稿し始めてから間もないことや、広告によって短期間で知名度が急上昇したとされることから、グッズ販売そのものが新たな疑念を招きました。

サイト上のTシャツの多くには、AIで生成したとみられる画像が使われています。動画冒頭のあいさつや、今回の騒動で広まった「67」ミームを題材にしたデザインのほか、「K」という文字を大きくあしらった商品も確認されています。価格帯も批判の対象となっており、原文では販売価格の範囲が紹介されていますが、公開された記事データでは具体的な金額が欠落しています。

AIグッズとコメント欄を巡るさらなる批判

Dave氏は、現在は削除された投稿の中で、TシャツのデザインにAIを使ったことを認めたとされています。その投稿では、AIは今後も残る技術なので適応する必要があるという考えを示し、AIを使ったデザインが気に入れば購入してほしいと呼びかけていました。これに対し、視聴者からは、家族の経済的危機を訴えながらAI生成画像を使った高額なグッズを販売する姿勢に違和感があるとの批判が出ています。

チャンネルのサムネイル、約11万8000ドルという広告費、30日以内の補填要求、家を売る可能性に触れた説明、そしてAIを使ったTシャツ販売が短期間に重なったことで、視聴者は説明を信じる材料よりも疑う材料のほうが多いと受け止めています。原文筆者も、騒動が拡大する過程で、チャンネルに対する疑惑が強まっている状況を紹介していますが、詐欺だと断定できる決定的な情報が示されたわけではありません。

チャンネル側はその後の説明で、これは子どもがゲームを楽しむための安全な場所だと改めて主張しました。AIツールの利用を巡ってコメント欄が攻撃的になり、GoFundMeを使わないなら詐欺だ、慈善目的の支援を受けるべきだといった書き込みが増えたため、コメント機能を停止したとしています。

また、Dave氏はクレジットカードの残高を広告費の証拠として公開したと説明しています。ただし、その画像は一度削除されたものの、Tom’s Hardwareが保存して共有できたと原文では補足されています。チャンネル側は、コメント欄が落ち着けば数週間後にコメント機能を再開する予定だとしています。

現時点でMighty Mike Playsが公開した説明、広告費の証拠、勤務先とのやり取りの全容が第三者によって確認されたわけではありません。最後に確認された更新動画は9月18日の投稿で、動画説明欄には騒動への短い説明とグッズ販売サイトへのリンクが掲載されていました。チャンネルのバナーにも新商品の画像が使われており、騒動が収束するのか、さらなる説明や証拠が出てくるのかは不透明なままです。