『The Guild 1 Remake: Europa 1410』が早期アクセス開始 中世の商売と政治を描く経営シミュレーション
2026年09月22日 | #ゲーム紹介 | DualShockers
中世ヨーロッパで事業を営みながら、政治的な駆け引きや家族の出来事を乗り越えていく経営シミュレーションが、早期アクセスとしてスタートしました。2000年代初頭の作品を現代向けに再構築した本作は、Crusader KingsやEuropa Universalisに通じる複雑なシステムを備えつつ、プレイヤーの判断によって毎年異なる展開が生まれる点を特徴としています。PC向けに2026年9月17日から早期アクセスが実施されています。
事業経営と個人の人生を同時に進める構成
本作では、まず職業を選び、プレイヤーの分身となるキャラクターを作成します。その後は自分の事業を維持し、収益を確保しながら、政治的な陰謀や社会の変化、家族にまつわる出来事へ対応していくことになります。単に会社を成長させるだけではなく、中世という厳しい環境でキャラクター自身が生き残ることも重要です。
ゲーム内では1日が1年に相当し、その日のうちに下した選択が、その年の結果を左右します。一般的な時間感覚とは大きく異なるため、最初はゲームの進行単位を把握するまで戸惑う可能性があります。原文筆者も、近年のEuropa UniversalisやCrusader Kingsに慣れていたにもかかわらず、本作のシステムを思い出すまでには苦労したとしています。
毎年の状況は固定されておらず、プレイ中には予想外の事件が発生します。政治家が暗殺されることもあれば、家族に新たな子どもが生まれることもあり、事業の運営だけを考えていればよいわけではありません。どの問題を優先するか、政治や人間関係にどこまで関わるかによって、その後の状況が変化していきます。
複雑なシステムを支える案内と現代的なUI
本作は、複数のシステムが互いに影響し合う設計になっています。事業、政治、個人生活などの要素をそれぞれ別々に処理するのではなく、ある分野での判断が別の分野へ波及するため、ジャンルに不慣れなプレイヤーは圧倒される可能性があります。
チュートリアルだけですべてを理解できるとは限らず、複雑なゲームシステムに慣れていない場合は、序盤から覚えることが多く感じられそうです。一方で、パブリッシャーのTHQ Nordicは、プレイヤーが仕組みを理解しやすくなるようできる限りの配慮をしていると原文筆者は評価しています。画面上のほぼすべての要素にマウスカーソルを重ねるとツールチップが表示され、各機能や数値を確認できます。
画面構成や情報の見せ方は、近年の同ジャンル作品に近いものになっています。Crusader KingsやEuropa Universalisを遊んだ経験があるプレイヤーなら、既存の知識を応用しやすく、ゲームの仕組みを比較的スムーズに理解できるとのことです。反対に、同ジャンルの作品に触れたことがない場合は、説明を読んでもシステム同士の関係をつかむまで時間がかかる可能性があります。
早期アクセスで示された今後の展開
原文筆者は、プレイ中に常に新たな問題が起こりうることこそ、本作の魅力だと伝えています。複雑さは一見すると欠点にも見えますが、政治的な事件、事業上の危機、家族の変化などが連続して発生することで、毎年異なる課題に向き合える構造になっています。すべてを完全に管理するのではなく、不測の事態に対応しながら状況を有利に変えていくことが、プレイの中心になります。
一方で、同ジャンルにはすでに確立された作品とコミュニティが存在するため、本作の仕組みや見た目は既存タイトルに近すぎると感じられる可能性もあります。ツールチップを中心としたUIやシステムの構成には親しみやすさがある反面、新しい体験を強く求めるプレイヤーにとっては、既視感につながる面もあると原文筆者は指摘しています。
THQ Nordicは今後の開発計画をロードマップとして明確に示しており、早期アクセス段階であることや、これから多くの作業が残されていることを隠していません。原文筆者は、現時点でもゲームの基礎部分には楽しさがあり、制作陣の意欲が感じられるとしています。プレイを始めると長時間続けてしまうタイプの作品であり、今後も開発のペースを維持できれば、さらに大きく発展する可能性があるとの見方を示しています。
開発はAshborne Games、販売はTHQ Nordicが担当します。対応人数はシングルプレイで、Steam Deckへの対応状況は現時点で不明です。