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Ninja Theory、救済交渉不成立でMicrosoftが閉鎖協議を開始

2026年09月22日 | #その他 | IGN

Ninja Theory、救済交渉不成立でMicrosoftが閉鎖協議を開始

Hellbladeシリーズの開発元として知られるNinja Theoryについて、Microsoftがスタジオ閉鎖に向けた従業員協議を開始しました。救済につながる2件の合意が相次いで成立しなかったためで、閉鎖が決まったわけではないものの、スタジオの存続と新作Senuaの行方はいずれも不透明になっています。

2件の救済合意が不成立に

Xboxのチーフ・コンテンツ・オフィサーを務めるMatt Booty氏はブログで、Ninja Theoryを救うための別々の合意が2件とも成立しなかったと説明しました。Microsoftは英国の雇用法に沿って、ケンブリッジを拠点とする同スタジオのスタッフとの協議を開始。閉鎖案について話し合う一方で、会社を存続させる別の道も引き続き探っているとしています。

Booty氏は「閉鎖を提案する協議を従業員と始めるが、今後に向けた別の可能性も模索し続ける」と説明しており、現時点では正式な閉鎖決定ではありません。ただし、救済交渉がまとまらなかったことで、Microsoftがスタジオを閉じる方向へ進んでいることは明確になりました。

新作Senua発表直後にスタジオ閉鎖の対象へ

Microsoftは6月のXbox Games Showcaseで、Hellbladeシリーズ第3作となるSenuaを発表したばかりでした。発表時点では本作の発売やNinja Theoryの将来を不安視する声は表立って多くありませんでしたが、その後、Xboxの新CEOであるAsha Sharma氏が示した「リセット」方針のメモによって状況が変化します。メモでは大規模な人員削減やスタジオ閉鎖が予告され、7月にはNinja Theoryが閉鎖候補の1つに含まれていることが明らかになりました。

新作を発表した直後に、その開発スタジオの閉鎖を進めるMicrosoftの対応には、ファンから疑問の声が上がりました。Game Fileの報道によれば、MicrosoftはSenuaの発表時点ですでにNinja Theoryの閉鎖または分離を検討しており、新作の発表が投資家の関心を集め、スタジオの買い手探しに役立つと考えていた可能性があるとのことです。今回の救済合意の不成立は、その計画が実を結ばなかったことを示しています。

Senuaの発売とIPの行方も不透明に

Ninja Theoryが閉鎖される場合、Senuaが発売されるかどうかも大きな問題になります。現状では、スタジオを救う新たな合意が土壇場で成立しない限り、本作の開発やHellbladeシリーズそのものが継続できるかは見通せません。記事では、Microsoftがスタジオの独立を支援する際、作品の知的財産(IP)を開発元に譲渡する可能性にも触れています。

実際、Psychonautsを手がけたDouble FineやSouth of Midnightを開発したCompulsionは、Microsoftから独立する際にIPを保持し、新作開発のための資金も確保した例として挙げられています。これらの前例はNinja Theoryにとって希望となり得るものの、同様の合意が成立する保証はありません。

Microsoftが大型フランチャイズを重視する背景

Ninja TheoryのHellbladeシリーズは商業面で苦戦してきたとされ、MicrosoftはXbox事業の収益性を数年かけて立て直すため、より大規模なシリーズへ注力しています。MinecraftやHalo、Fallout、The Elder Scrollsなどを重視する方針で、Haloは現在Activisionの管轄下に置かれています。

今回のNinja Theoryをめぐる動きは、単独スタジオの問題にとどまらず、Microsoftが新作の開発体制や保有IPを見直し、収益性の高い大型ブランドへ経営資源を集中させる流れの一部とみられます。今後、Ninja Theoryを引き受ける相手や新たな合意が現れるかが、本作とシリーズの存続を左右することになりそうです。