EverBoard、生成AIでゲームを自作できる卓上端末を今冬発売へ
3語ほどのアイデアから遊べるゲームを生成できるというAI機能が、EverBoardの大きな特徴です。21.5インチのタッチスクリーンを備えた卓上ゲーム端末として、ホリデーシーズンにBest Buy限定で発売予定で、価格は499.99ドルです。
アイデアからルールや演出まで生成
EverBoardは1080pのタッチスクリーンを搭載し、最大6人でプレイできます。バッテリーを内蔵し、持ち運び用ケースと折りたたみ式スタンドが付属します。
ゲーム作成機能「EverVibe Game Creator」では、遊びたい内容を音声やテキストで入力するほか、テーマやルール、操作方法、見た目をメニューから選べます。参加人数や座席、コンピューター操作の対戦相手の有無などを設定した後、盤面やキャラクター、得点方法、勝利条件、音楽などをカスタマイズできます。生成後も自然な言葉で修正を指示でき、変更は別バージョンとして保存されます。
秘密の手札を使う2〜4人向けのブラフゲームなど、画面上の一部を対面の相手から隠す仕組みも用意されています。付属のプライバシーフィルムを使うと、手札やタイルを自分の席からだけ見える状態にできます。
生成回数はサブスクリプションで変わる
本体にはEverPassの1カ月分が付属し、ゲームライブラリー全体へのアクセスと、Game Creatorで月5本を作る権利が含まれます。EverPassは3カ月29ドル、年額99ドルです。年額50ドルを追加するEverPass Premiumでは、月25本までの簡易ゲーム、または強化版5本などを作成できます。提供枠はテストや開発の状況に応じて変更される可能性があります。
契約がない場合も、無料のゲーム10本は利用できます。発売時のライブラリーは50本以上を予定し、月ごとに追加されるとのことです。収録が確認されているHasbro作品はMonopoly、Connect 4、Chutes and Ladders、Scrabbleです。
子ども向け管理機能と生成AIへの懸念
EverVibeの利用設定は大人が行い、機能を有効にするか、誰が使えるかを決められます。作成したゲームは初期設定では非公開で、コミュニティに公開するには大人の承認とEverBoardの審査が必要です。同社によると、入力内容は同社のクラウドを通じてAI事業者に送られますが、ユーザーが事業者のアカウントを作る必要はありません。また、入力や作品をAIモデルの学習に使わず、提携先との契約でも利用を禁じるとしています。
一方、EverBoardは利用するAI事業者を明らかにしていません。生成AIをめぐっては、権利者の許可なく作品を学習に使うことや、クリエイターの仕事を置き換えることへの懸念があります。原文筆者は、家族が何度も遊びたくなる品質のゲームを生成できるかが、端末の成否を左右すると見ています。