← 最新記事一覧

『Crazy Taxi: World Tour』は5つの地域を巡る、25年ぶりのコンソール復帰作

2026年09月28日 | #ゲーム紹介 | DualShockers

『Crazy Taxi: World Tour』は5つの地域を巡る、25年ぶりのコンソール復帰作

『Crazy Taxi: World Tour』は、25年以上ぶりにコンソールへ帰ってくるシリーズ最新作です。東京ゲームショウの試遊では、ドイツと日本のミッションを体験できました。おなじみの無茶な運転と、思わず笑ってしまう奇抜な依頼が詰まった作品です。

25年ぶりにハンドルを握る

試遊した約25分間で感じたのは、本作が初代の遊び心をしっかり受け継いでいることです。ニトロブーストやワールドマップといった新要素はありますが、久しぶりに遊んでもすぐに馴染めそうな手触りでした。

大きな変化は、舞台が広がったことです。1つのマップを走るのではなく、全5地域を巡ります。主人公のアレックスはタクシーを盗まれ、取り戻すために世界各地を旅することになります。ばかばかしい展開ですが、本作の雰囲気にはよく合っています。

試遊ではドイツと日本の街を走りました。マップごとの違いはそれほど強く感じませんでしたが、日本のミッションはやや難しめでした。近い場所にある複数の目的地へ、狭い路地を通ってサラリーマンを送り届ける依頼では、ドリフトや方向転換に苦戦しました。

一方、ドイツのミッションは比較的取り組みやすく、これから始まる騒がしい冒険への導入になっていました。特に印象に残ったのは、空を飛ぶ夢をかなえたいスタントマンを崖から飛ばす依頼です。漫画のような内容が見事にゲームに落とし込まれていて、思わず笑ってしまいました。

こうした依頼は次々に登場し、ひと息つく間もないほどです。展開の勢いに圧倒される人もいそうですが、ばかばかしいものが好きな人なら、終始わくわくできるでしょう。

気軽に遊べて、腕前も試せるドライブ

アーケードレースゲームとして気になる運転は、初心者にも遊びやすい一方、腕を磨けば高い技術を発揮できる作りです。対戦向けのマルチプレイモードも2種類あり、競い合いたいプレイヤーにも楽しみが用意されています。

レースゲームが得意でなくても、ミッションを通じて遊び方をつかめます。通常のドライブでは、車や障害物にぶつかっても大きなペナルティはありません。交通の中をドリフトしたり、建物に突っ込んだりしても、ほとんど咎められずに走れます。

ミッションでは「車にぶつかる回数を3回以内にする」「ニトロの使用回数を指定された範囲に収める」といった条件が課されます。無茶な運転を楽しみながら、目標をこなすための腕を磨ける仕組みです。

乗客を運ぶ際には、車とのニアミスや物の破壊、大きなジャンプ、ドリフトでコンボがつながり、追加の報酬を得られます。安全運転よりも、見せ場のある走りが評価されるゲームだと伝わってきます。

ただ、画面に色や情報が次々と表示されるため、試遊中は少し圧倒されました。目的地から次の目的地へ向かい、The Offspringの曲を聴くことに集中していたので、街並みを眺めたり、通常のドリフトを高速と得点につながる「Crazy Drift」に切り替える場所を探したりする余裕はあまりありませんでした。アーケードゲームの熱心なファンがマップをどう感じるかは、さらに見てみたいところです。

体験版で感じたシリーズの魅力

体験前に想像していたのは、気軽に遊べる奇抜なドライブゲームでした。実際に遊んでみてもその期待どおりでしたが、作品全体にある魅力には予想以上に引き込まれました。ドイツでピザを配達したり、命知らずの挑戦者を崖から飛ばしたり、ほかのドライバーとレースをしたりと、特別なミッションが特に印象に残っています。

これはカジュアルなファンとしての感想です。レースゲームに強い思い入れがあるわけではなく、ゲームセンターで友人と『Crazy Taxi』を遊んだのもたまにでした。それでも、シリーズの雰囲気が好きで、同じような遊びを求めている人なら楽しめそうです。