『Crazy Taxi: World Tour』は懐かしい爽快感を再現するも「World Tour」の表現に課題
懐かしい爽快感とThe Offspringの楽曲で往年の魅力を再現する一方、『Crazy Taxi: World Tour』は「World Tour」にふさわしい地域表現に課題を残しています。gamescom 2026では新ステージ「Germany」を試遊でき、空港や市街地を駆け抜ける基本部分は好感触だったとのことです。原文筆者は、マップや乗客の描写が generic(ありふれた印象)にとどまっている点を指摘しています。
アーケードらしい操作感と音楽
本作の運転操作は、急カーブやブースト、ランプからのジャンプ、対向車の回避などを気持ちよく決められる仕上がりです。加速の感覚も適切で、タイミングよく急ブレーキを使うことに手応えがあると、原文筆者は評価しています。
ゲームプレイの中心は、乗客を目的地まで素早く送り届けるシンプルなループです。スキルツリーやクラフトといった複雑な要素を持たず、自己ベスト更新を目指しながら走り続けられる、アーケードゲームらしい遊びにまとまっているとのことです。
The Offspringの「All I Want」も本作に収録されており、特徴的な「YA YA YA YA YA」の歌声がシリーズらしさを強く印象づけています。原文筆者は、Crazy Taxiと楽曲の結びつきを開発チームが理解していると感じたとしています。
新ステージ「Germany」の構成
「Germany」は、空港、City、Walled City、Mountains、各エリアをつなぐAutobahnの5区域で構成されています。空港から始まり、乗客を運びながら広いマップを探索できるステージです。
乗客の送迎以外にも、紙の山へ車を突っ込んで回収する仕事や、急ブレーキでウイングスーツの人物を飛ばし、飛距離を競う仕事などのミニゲームが用意されています。いずれも高速走行を求められますが、通常の送迎とは異なる気分転換になると原文筆者は述べています。
メニューから朝、昼、夕方、夜へ時間帯を切り替える機能も確認されています。ただし、試遊時には時間帯によって乗客数や交通量、発生する仕事が変化する様子は見られず、時間が自然に進む仕組みも確認できなかったとのことです。なお、試遊版は途中でクラッシュし、その時点でプレイを終えることになったとしています。
「World Tour」らしさには物足りなさ
ドイツを舞台にしているものの、空港はドイツらしさが伝わりにくく、街並みも「一般的なヨーロッパの町」と受け取れる程度だったと原文筆者は指摘しています。ドイツ語と思われる看板は一部にあるものの、英語表記も残されていました。
乗客や周囲の車には細部や個性が乏しく、アセットストアの素材のように見える場面もあったとのことです。原文筆者は、ドイツ語なまりの乗客や、民族衣装のレーダーホーゼンを身につけた住民など、地域の文化を感じさせる要素を求めています。
現時点では、運転と送迎を繰り返す基本部分は長時間遊び続けられる楽しさを備えています。一方で、世界各地を巡るタイトルにするなら、風景だけでなく人々や文化も含めて各地域を表現してほしい、というのが原文筆者の見解です。