小島秀夫氏、AIが制作意図を理解せず作品を変えることに懸念
2026年10月06日 | #その他 | GamesRadar+
小島秀夫氏は、AIがクリエイターの意図を理解せず作品に手を加えることに懸念を示しました。『Death Stranding 2』がNVIDIAのDLSS 5をめぐる議論に巻き込まれたことも、AI技術の可能性を考えるきっかけになったと記事は伝えています。
AIは作品の意図までくみ取れるのか
小島氏は、クリエイターとしてAIに複雑な思いがあると語っています。古い写真に動きを加えたり、色を付けたりする作業には役立つと考えており、将来はリメイクが不要になるかもしれないとも述べました。古い映画を4K画質に手作業で修復するような工程も、AIなら簡単にできる可能性があります。
一方で、小島氏は、AIには作品に込められた意図を理解できないと指摘します。元の制作者として、作品を大きく変えられるのは望ましくないとし、照明の設定にも選んだ理由があると説明しました。AIがそうした意図を理解できるなら話は違うものの、現状ではそうではないという考えです。
記事の筆者は、DLSS 5や自身が見たAIによる高画質化の例を踏まえ、AIが制作意図を理解する段階にはまだ遠いとみています。AIが独自の判断で作品に変更を加えることについて、小島氏は「それは好ましくありません」と述べました。ただし、自分の作品で自らAIを制御できるなら別かもしれないとも語り、その点は判断を保留しています。
AIの活用は今後広がる見通し
小島氏は、AIの活用が一定の範囲で標準になる可能性を認めています。現在も音楽のリマスターや古い映画の修復では、エンジニアや制作チームがAIを取り入れ、作業を効率化しています。
将来、そうした作業がすべて自動化され、100年後にはさらに高い解像度で作品を残せるようになるかもしれないと小島氏は述べました。それでも、その考え自体はあまり好きではないとしています。
記事の筆者も小島氏の考えに同意し、こうした視点を保つクリエイターがいることに希望を感じると述べています。また、筆者はODやPhysintにAIによる変更のような要素が使われる可能性は低く、その方が作品にとってよいと考えています。