ソニーがVR関連特許419件をMetaに譲渡、PS6世代の新型ヘッドセットは望み薄か
2026年10月08日 | #その他 | DualShockers
ソニーがVR関連の特許419件をMetaに譲渡したとZDNETが報じました。PSVR 2へのソニーの支援が限られていることもあり、記事は同社がVRハードウェアから距離を置く兆しと見ています。
XR関連の特許419件をMetaへ
譲渡された特許は、VR、AR、MRなどのXR技術に関するものです。各国で権利が確認された特許も含まれるとされています。記事によると、Metaは一般層への普及が進んでいないなかでも、VRやメタバースへの投資を続けています。
PSVRからPSVR 2へ、薄れていったソニーの熱意
初代PSVRはPlayStation 4向けに発売されました。当時はOculus Riftを中心にVRが再び注目されており、ソニーも参入。多くの人が持っていたPS4で使えることに加え、PlayStation Moveコントローラーにも対応し、3D空間を体験するハードルを下げました。
2023年にはPlayStation 5向けにPSVR 2が登場しましたが、記事はソニーが初代のときほど力を入れていないと指摘しています。サードパーティーの支援は続いているものの、State of Playでの扱いも小さく、PSVR 2は忘れられた存在のようになっています。記事は、PS Vitaの後にソニーが携帯ゲーム機への意欲を失ったときと重ねています。
VRが広く定着しなかった理由
VRの初期ブームは、新しい技術への純粋な好奇心に支えられていました。『スタートレック』のホロデッキに憧れた世代にとって、仮想空間を体験できることは大きな魅力でした。しかし、実際に使ってみると、期待したようにマトリックスの世界でエージェントと戦ったり、キャリー=アン・モスとキスしたりする体験というより、「目に熱いテレビを装着する」感覚に近かったと記事は皮肉っています。
VRには、体が動いていないのに視界だけが前進することで気分が悪くなるなど、深刻な制約があります。記事はこうした不快さが、VRを一部の人向けの趣味にとどめたと見ています。
PS6世代に後継機が登場するかは不透明
VRが再び大きく注目される可能性はありますが、記事は体調不良を含む煩わしい問題が多く、普及への壁は高いと指摘します。Metaが問題を解決する可能性はあるものの、記事の見立てでは、実現にはマトリックスのような大幅な進化が必要です。そうなれば人々は仮想世界に入り込み、現実の身体が朽ちていく一方で、Shadow the Hedgehogと結婚するような未来になる、と冗談めかしています。
ソニーはPSVR 2の製品寿命が続く間、ほかのスタジオによる支援を認めるとみられます。一方、ハードへの反応が振るわなかったことから、記事はPlayStation 6世代で新型ヘッドセットが登場する可能性は低いと予想しています。ソニーの技術を得たMetaがVRを大きな市場にできるかは、まだ分かりません。