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Chaosiumは『Call of Cthulhu: Old Ones』でShub-NiggurathをShub-Gorathに改名しました

2026年10月08日 | #その他 | Polygon

Chaosiumは『Call of Cthulhu: Old Ones』でShub-NiggurathをShub-Gorathに改名しました

テーブルトークゲーム『Call of Cthulhu: Old Ones』で、Chaosiumは旧支配者のShub-NiggurathをShub-Gorathに改名しました。名前が人種差別的な語を連想させる可能性があることなどを理由に挙げています。

改名の理由とゲーム内での説明

ChaosiumがGamefoundのプロジェクト更新ページで説明したところでは、ラヴクラフト研究者の見解では「Shub-Niggurath」は差別語に由来しません。しかし、オンラインの自動コンテンツ判定で誤検出されるおそれがあるとしています。地名に差別語が含まれていると判定され、1996年に英スカンソープの住民がAOLのアカウントを作れなかった事例と同種の問題です。

同社は、ラヴクラフト本人の人種差別的・排外主義的な見解も踏まえると、元の名前が一部の人を傷つける可能性があると説明しました。ラヴクラフトの見解は、私信や作品の一部にも表れているとされています。

ゲームの舞台は人類が現れる前の時代で、神々に後世の文化が名前を付ける以前の出来事として描かれます。そのため、Chaosiumは作中の設定としても改名を説明できるとしています。新しい名前は、作家ロバート・E・ハワードの短編「黄金の頭蓋骨の呪い」に登場する別の旧支配者、Shuma-Gorathに由来します。この存在は後年、マーベル・コミックスでドクター・ストレンジの敵として登場しました。

ファンの反応と作品の背景

Shub-Niggurathはラヴクラフトの作品では登場が限られ、「千の仔を孕みし森の黒山羊」などの異名や、祈りの文句の中で言及されてきました。ラヴクラフトやハワードらは互いの怪物や神々を物語に取り入れており、Chaosiumは今回の改名も、そうした作品世界の交わりを受け継ぐものだと説明しています。ラヴクラフトの作品は米国外で2007年に、米国内では2024年にパブリックドメインとなりました。

発表への反応は分かれています。多くのファンは、旧支配者は人間には理解しきれない存在であり、名前に縛られる必要はないとして、遊ぶ際には好きな呼び名を使えばよいと受け止めています。一方、『Call of Cthulhu』の生みの親であるサンディ・ピーターセンは「オンラインではChaosiumを擁護することが多いが、今回は擁護できない」と異議を示しました。

Chaosiumは、元の名前を保つことがキャラクターの遺産を守るうえで大切だと考えるプレイヤーがいることも理解していると述べ、「全員が納得する簡単な答えはありません」と説明しています。『Call of Cthulhu: Old Ones』は開始から20分足らずで目標額に到達し、支援額は約50万ドルに迫っています。キャンペーンは10月15日に終了する予定です。