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元Naughty DogのMatt Radford、新技術で現代のゲームが歴史的建造物のように鑑賞される未来を懸念

2026年10月13日 | #その他 | VGC

元Naughty DogのMatt Radford、新技術で現代のゲームが歴史的建造物のように鑑賞される未来を懸念

元Naughty DogのVFXアーティスト、Matt Radford氏は、新技術の普及によって、現代のゲームが将来、歴史的建造物のように「人の手で作られたもの」として鑑賞される存在になるのではないかと懸念しています。『The Last of Us』やUncharted 4に携わった同氏は、ゲーム制作の変化が、手作業で作品を作る機会にも影響すると考えています。

手仕事のゲームが過去のものになる懸念

Radford氏は、ケルン大聖堂のような歴史的建造物を例に挙げました。多くの人の技術や時間を注いで作られた建物は、より効率的な建築方法が広まった今、同じ形では建てられなくなっています。制作の過程や専門技術が失われ、現代の建物は過去の建築物と同じ姿にはならないと同氏は説明します。

ゲームも同じようになるのではないか、とRadford氏は考えています。『The Last of Us Part II』やUncharted 4、Intergalacticのような作品について、実際の人間による演技や脚本、モデリング、彫刻、絵画などの仕事を、将来の人々が「これをすべて手作業で作ったのか」と驚きながら振り返るかもしれないと話しました。

高額な制作と新技術の広がり

Radford氏は、友人たちと「Uncharted 4や『The Last of Us Part II』は史上最高のゲームなのだろうか」と話すことがあると明かしました。また、いつかは良い物語を備えた大作アクションゲームに6億ドルもの費用をかけることができなくなるかもしれない、と述べています。これは今後の制作環境についての同氏の懸念です。

同氏は、Neil Druckmann氏やBruce Straley氏が長年批判を受けてきたことにも驚いたといいます。2人は多くの人が愛する作品を作るために人生を捧げている、というのがRadford氏の見方です。ゲーム制作を変える新技術が広がるなか、Naughty Dogには今のような制作を続けてほしいという思いも示しました。

生成AIをめぐる業界の議論

Radford氏はAIの名を挙げていませんが、同氏の懸念は、ゲーム開発でのAI利用拡大が創造性に悪影響を与えるのではないかという業界内の声と重なります。

記事では、Epic Gamesが未発表のMarvelとStar Warsのシューター開発者に「AIファースト」の開発を指示し、「手書きのコードを使わない」方針を求めたと報じられています。生成AIの利用には、盗用や成果物の質をめぐる懸念がある一方、開発費の削減や制作の迅速化を目指して導入を進める開発者もいます。