元BioWare開発者Mark Darrah氏、CD Projekt Redは「新作で1500万~2000万本売らないと利益が出ない危険な場所にいる」と懸念
2026年10月17日 | #その他 | GamesRadar+
『The Witcher 4』や『Cyberpunk 2』などの開発を進めるCD Projekt Redについて、元BioWareのMark Darrah氏が懸念を示しました。同氏はDragon Age: Originsの共同ディレクターやAnthemのエグゼクティブプロデューサーを務めた人物で、Summer Eternal Anthologyに掲載されたインタビューで語りました。この内容はRock Paper Shotgunが報じています。
「GTAのような規模」に入ったCD Projekt Red
Darrah氏はまず、GTA 6の途方もない規模がゲーム業界に与えた影響に触れました。開発元やパブリッシャーが「次のGrand Theft Autoを作りたい」という考えにとらわれている、という見方です。
同氏は、こうした流れから離れる企業が増えれば、先行きは明るくなると述べています。「それがなくなれば、300万~400万本売れればよいタイトルでも成り立つ余地が大きく生まれる」とのことです。例としては、Clair Obscur: Expedition 33のような作品が挙げられています。「そのほうがずっと魅力的」というのが同氏の考えです。
自身の立場についても、「GTAのように、5000万本売れなければ赤字になるものには関わりたくない。正気の沙汰ではない」と話しています。
そのうえでDarrah氏が懸念するのが、CD Projekt Redです。同氏は、同スタジオが今やGTAのような巨大タイトルの領域に入っていると見ています。「同社のゲームは今、利益を出すために1500万~2000万本売る必要がある。それは本当に危険な場所だ」と語りました。
記事筆者の見方と同社の開発状況
原文の筆者は、Darrah氏の指摘は的外れではないとの見方を示しています。The Witcherのような大きなIPであっても、それだけの売上を回収するのは容易ではなく、そもそもそうした状況に身を置きたいとは思わないだろう、という意見です。一方で筆者は、CD Projekt Redの成功そのものを強く心配しているわけではないとも述べています。
CD Projekt Redは現在、『The Witcher 4』と『Cyberpunk 2』に加え、謎の多いProject Hadarなど、多数の新作を並行して進めています。Project Hadarは、世界観を作り込む段階を終え、プロトタイプのテストに移ったところだとされています。