桜井政博氏、独創的なゲームはAIに模倣されにくいが売りにくいと語る 定番の仕組みは標的になりやすいと指摘
2026年10月17日 | #その他 | GamesRadar+
『スマッシュブラザーズ』シリーズや『星のカービィ』シリーズを生み出したゲームクリエイターの桜井政博氏が、生成AIに対する懸念と、AIに狙われやすい分野についての考えを語りました。日本のメディア「電ファミニコゲーマー」のインタビューでの発言で、英語圏では機械翻訳を通じて内容が伝えられています。
独創性が売れにくくなっているという指摘
桜井氏は、長年ゲームを作ってきた立場から、現在の問題はいくつもの要素が重なったものだと捉えています。まず挙げたのが、独創的な作品が以前のようには売れにくくなっているという点です。目立つこと自体が難しく、人々に受け入れてもらうのはさらに難しいといいます。
そのため、すでに定着したジャンルやアイデアに頼りたくなる傾向が強まります。桜井氏は、ここに生成AIの厄介さがあると見ています。AIは過去にあるものを材料にするだけで、新しいものを生み出せません。一方で、ゲームがありふれた仕組みを使っていれば、AIで作られた類似作の標的になりやすいということです。
例に挙げられた『Librarian』
桜井氏は例として、今年4月に発売された『Librarian』を挙げました。古い図書館を片付けていくというだけの作品です。原文筆者は、こうした単純さは基本要素が理解しやすく作り変えやすいため、AIに狙われやすいと説明しています。
広がる便乗作品の問題
原文筆者によると、この問題は大きくなりつつあります。これまでも、素材の使い回しや外見だけを変えた作品で流行のゲームを真似て手早く稼ぐ手法がありました。そこにAIやバイブコーディングが加わり、この傾向を強めているといいます。便乗する作品が最大の競争相手になっているスタジオも増えているとのことです。
桜井氏は、インディーか大手かを区別せずに、こうした状況を見ています。唯一の救いとして、そうした作品の多くは話題にならないまま埋もれていくだろうと考えているそうです。原文筆者は、Steamでは特に長年、新作が1日に何十本も出るなかで頭角を現すのが難しい状況が続いてきたと述べています。
原文筆者が示した対策
原文筆者は、簡単な解決策はないとしたうえで、警戒しながら、お金と関心を人間が作ったゲームに向けることを勧めています。そうすれば、次のカービィのような作品に出会えるかもしれないとも述べています。