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元Valveライター、Steamの設計思想は「MMO」とGabe Newellが語っていたと主張

2026年10月17日 | #その他 | GamesRadar+

元Valveライター、Steamの設計思想は「MMO」とGabe Newellが語っていたと主張

元Valveのライターであるチェット・ファリシェク氏が、Steamの本質は「MMO」だとする見方を示しました。Epic Gamesが自社プラットフォームの最新アップデートを発表したことを受けた発言で、同氏はEpic Games Storeには明確な「北極星」、つまり設計上の指針が見えず、それがプラットフォームの伸び悩みにつながっていると考えています。

「Steamの指針はMMO」という主張

ファリシェク氏は、ValveがSteamで目指す方向について「Gabeはこれについて何度も語っています。MMOです。単純なことです」と述べています。Gabe Newell氏の発言として紹介されたものですが、原文では具体的な発言の出典までは示されていません。

同氏によれば、Steamには自分を表現できる場所が数多くあり、アカウントのレベルを上げたり、ゲームをプレイして報酬を得たりできます。トレーディングカードやプロフィールページの装飾などは自己表現のための道具であり、「自分が何者であるかを表現できる要素があり、体験全体がMMOのようになり、レベルも上がっていきます。さらに他の人に贈れるものやアワードもあります」と説明しています。

こうしたコミュニティ機能は、プレイヤーにSteamという世界での居場所を与えているというのが同氏の考えです。「プレイヤーにエコシステム内での実際の主体性、重み、力を与えます。MMOでモンスターと戦ったりダンジョンから戦利品を集めたりするのと同じ感覚です。ただしそれをゲームの外側でできるのです」と述べ、プレイヤーは単に消費するだけでなく、受け身に近い形ではあるものの自己表現もしていると語っています。

同氏は、Valveのコミュニティ運営に改善の余地があることも認めています。Steamがコミュニティ内の出来事を監視・管理するために行うべき妥当な対応はあるとしたうえで、それでもこれらの機能には意味があるという立場です。

Epicとの比較

ファリシェク氏によると、Epicもユーザーに自己表現の手段を提供してはいます。ただそれはUEFNやUnreal Engine関連の幅広いツールという形で、大多数のプレイヤーはそこまでの労力をかけて使うことはないと同氏は指摘しています。原文筆者も、Steamマーケットでトレーディングカードを3セントで売るといった手軽な達成感に相当するものは、Epicにはないとしています。

Epic側の最近の動きへの評価

同氏は、EpicのTim Sweeney氏がGabe Newell氏に向けた最近の批判や、ランチャーをvibe codingで作り直してSteamを上回るという計画にも感心していないとしています。こうした話題はプレイヤーにプラットフォームの魅力を伝える材料にならず、読み込みが速くなるという訴求も、そもそも読み込む機能自体がほとんどない状況では響かないというのが同氏の主張です。原文筆者は、読み込み時間が長くてもMMOのファンがログインをやめることはなかった、と皮肉を添えています。

なお、ここで紹介した内容はファリシェク氏個人の見解であり、ValveやGabe Newell氏が公式に示した方針ではありません。