← 最新記事一覧

米下院議員リッチー・トレス氏、デジタルゲームの所有権を守る「Power To The Players Act」を提出へ

2026年10月18日 | #その他 | Polygon

米下院議員リッチー・トレス氏、デジタルゲームの所有権を守る「Power To The Players Act」を提出へ

米国のリッチー・トレス下院議員が、ゲームのデジタル版を購入したプレイヤーに所有権を認めることを目的とした法案「Power To The Players Act」を提出する予定です。成立すれば、連邦取引委員会(FTC)が、ゲームの販売終了やサービス開始から間もないサーバー停止、デジタルライセンスの簡単な剥奪を防ぐための規則を定められるようになります。

法案の内容

この法案が成立した場合、FTCは消費者にゲームの所有権を認め、購入したゲームを引き続き遊べる状態を守るための規則を定めることになります。さらに、オンラインゲームには、サーバー停止後も遊べるオフラインモードの用意が求められます。トレス氏はこの法案について、「購入することと所有することの間にある溝を埋める」ものだと位置づけています。

提出の背景

原文では、物理メディアを取り巻く状況が厳しくなっていると指摘されています。パッケージ版の発売をやめるパブリッシャーが複数あること、ソニーがディスクの生産を終了すること、Project Helixのディスクドライブの有無が不透明なことなどから、ゲーム業界は完全なデジタル化に向かっており、プレイヤーの間では不満が広がっているといいます。

現在のゲーム市場ではデジタル版が主流です。そのためトレス氏は、プレイヤーのデジタルライブラリに対する所有権を明確にしようとしています。

現状では、デジタルライセンスの扱いは企業側が握っています。デジタルストアはゲームを販売終了にでき、数多くのユーザーが購入できなくなります。開発元は、収益が見込みに届かなければサーバーを停止でき、発売時に約束していたオンライン機能が使えなくなります。トレス氏は、家族が貯蓄を使って購入したゲームでも、デジタルライセンスでは企業の都合による時期に「足元から取り上げられてしまう」可能性があると述べています。

今後の見通し

法案には規制面でまだ多くのハードルがあり、実現するかどうかは分かりません。ただ、原文は、デジタルゲームの所有権をめぐる問題に米国政府がようやく目を向け始めたことを示すものだとしています。