Epic GamesのTim Sweeney CEO、AIコーディングの進歩で「ゲームの黄金時代」が来ると主張
『Fortnite』とUnreal Engineを手がけるEpic GamesのCEO、Tim Sweeney氏が、ゲーム開発でのAI活用を改めて擁護しました。同氏は、AIによるコーディングが過去1年で大幅に向上したと述べ、その先に「ゲームの黄金時代」が訪れると主張しています。AI活用に反対するプレイヤーや開発者が多いなかでの発言で、議論を呼んでいます。
人間の開発者に近い品質のコードをAIが書けるという主張
原文によると、AIをゲームに取り入れることに慣れてきたプレイヤーがいることを示す調査もあるものの、ゲームコミュニティ全体では依然として否定的な見方が根強い状況です。Epic Gamesが手がける予定のDisney関連タイトルで、開発にAIの活用を優先しているとの報道が出た際にも、そうした反応が見られました。
この報道に先立ち、Sweeney氏はEpic Gamesが現在「最大限のAI加速に向けて、開発者の配置を替えている」と述べています。目的は効率を最大化し、より多くの、より優れたソフトウェアを作ることだとされています。
また同氏は、Unreal Engine 1を作る際にコーディングへ費やした時間も、AIがあれば節約できたはずだと語っています。さらに、AIによって大規模なゲームの開発に必要なリソースが減り、それが「ゲームの黄金時代」につながるとも主張しています。ただし原文は、同氏の投稿への返信を見る限り、この意見に賛同しない人が多いと伝えています。
Epic GamesのAI活用をめぐる相次ぐ論争
Epic GamesのAI利用については、以前から議論が続いており、今回の発言がそれを和らげたわけではないと原文は指摘しています。『Fortnite』のコラボ企画をめぐっては、同社がAIを使っていることを理由とした反発もありました。『Fortnite』にはNPCがプレイヤーと本格的な会話をできるようにするAIも導入されています。最近では、開発者に対して「手書きのコードはもう書かない」と伝え、AIツールを使うよう求めたという報道もありました。
プレビュー版が公開されている新しいランチャーは、いわゆるバイブコーディングで作られたとされています。プログラマーが手作業でコードを書く代わりに、AIへの指示をもとにコードを作る手法です。Steamへの対抗を狙って公開されたこのランチャーについて、ファンの間では作り込みが足りないという印象が広がったと原文は伝えています。
原文の筆者は、Sweeney氏がAI推進の姿勢を崩していないことは明らかだとしています。そのうえで、Epic Gamesが今後出す製品は、プレイヤーが遊ぶゲームでの生成AIをどこまで受け入れられるかを測る試金石になるとの見方を示しています。