Xbox幹部のBrandon Stirrup氏が「AIを使わない開発者は事業を営むべきではない」と主張、ゲーム未経験ながらバイブコーディングを推奨
2026年10月19日 | #その他 | GamesRadar+
Microsoftでシニアビジネス戦略マネージャーを務めるBrandon Stirrup氏が、ゲーム開発における生成AIをめぐる議論について、SNSへの一連の投稿で見解を示しました。同氏は、AIの活用は避けられない未来だと述べ、AIを取り入れない開発者を強い言葉で批判しています。GamesRadar+は、この発言に対して批判的な見方を示しています。
「誰でもゲームは作れる」と主張
Stirrup氏は投稿の冒頭で、「バイブコーディングで、出来は悪いものの改善の余地があるゲームを2日で作った。実際に手を動かしたのは3時間だけだ」と述べました。続けて「試した上で言うが、誰でもゲームは作れる」と主張しています。
同氏はさらに、2026年において、AIを前提にしない5年から10年の計画に意味はないとも述べました。「計画したものはすべて塗り替えられる。存在しない未来のために計画していることになる」というのが同氏の考えです。
また、「ゲーム開発者がAIは自分たちの将来に関係ないと信じ続けるなら、事業を営むべきではない」と投稿し、AIを何らかの形で取り入れていないスタジオは明らかに不利になるという立場を示しました。
「真実を話したから解雇されるなら」とも発言
投稿の中でStirrup氏は、自分が突然職を失うことがあれば、それは「誰も知られたくない真実を話したからだ」と述べています。ここで言う「真実」には、生成AIがプロンプトからゲームを作れるという考えのほか、Xbox社内で「数百人」が実際にAIを使っているという主張、そして「ゲーム業界だけがAIを使っていないふりをしている」という主張が含まれます。
投稿はほかにもありますが、同氏は同じ主張を繰り返しており、ある投稿ではチャットボットに指示して出力させたゲームのデモも公開しました。それはシンプルなサッカーシミュレーションで、GamesRadar+は、同氏が費やしたと語る3時間という時間の通りの出来栄えだと評しています。
原文筆者は発言の根拠と妥当性に疑問
GamesRadar+の筆者は、Xbox社内でAIを使っている人数やその程度について、Stirrup氏の発言を裏付けることはできないとしています。昨年はEAが社内でチャットボットの利用を必須にしていると報じられたことに触れ、Xboxも同様なのか、義務づけの内容や承認の割合はどうなっているのかと疑問を投げかけています。
さらに、複数のスタジオがAI生成のアセットを使っていたことが発覚したり、開発のどこかでAIを使ったと明かしたりしており、そうした事例への反応は総じて否定的だと指摘しています。そのうえで、「AIを使わない開発者は事業を営むべきではない」というStirrup氏の主張は、同氏の発言の中でもとりわけ軽率で、容易に事実と異なると判断できるものだと述べました。反例として、大ヒット作であるPalworld、Wardogs、Slay the Spire 2を挙げています。
Stirrup氏は投稿の中で「ゲームを作ろうとしたことは一度もない」とも書いています。筆者はこれについて、2日間のバイブコーディングを経ても同氏は実際にゲームを作ったとは言えないと主張し、実際にゲームを作っている人々について広い範囲に及ぶ発言をするべきではないとしています。