ハロウィン前に遊びたい、あまり知られていないホラーゲーム10選
2026年10月20日 | #ゲーム紹介 | DualShockers
2026年は『Resident Evil Requiem』『Silent Hill: Townfall』、直近では『Silver Pines』など、優れた新作ホラーゲームが数多く登場した年でした。こうした作品の多くは高い評価と好調な売上を記録しています。その一方で、さまざまな事情で広く遊ばれず、埋もれてしまった優れたホラーゲームも同じくらいあるとされています。
ハロウィンが近づくなか、海外メディアのDualShockersが、多くの人が遊んだことがないであろう10本を紹介しています。印象的な物語、引き込まれるゲーム性、恐ろしい世界観やクリーチャーのデザインから、わざわざ手に取る価値があると評価された作品です。以下、10位から順に見ていきます。
10位:Aliens: Infestation
2011年9月29日にニンテンドーDSで発売された、WayForward開発のホラー・メトロイドヴァニアです。2026年は『DIVE or DIE - Children of Rain』や『Silver Pines』など、ホラー寄りのメトロイドヴァニアが好調な年でしたが、映画シリーズ原作でありながら忘れられたこの1本も見逃せないとされています。
当初は『Aliens: Colonial Marines』のモバイル向け関連作として企画され、のちに独立した作品になりました。物語では、USSセフォラ所属のフォックス分隊がUSSサラトガの調査に向かい、艦とLV-426がゼノモーフや敵対的な合成人間ロボットに占拠されている状況に直面します。
DS向けのAliens作品としては非常に楽しく、キャラクターが倒れたあとに救出した生存者の海兵隊員を操作して続けられる仕組みも魅力です。ただ、ホラーファンに人気のある機種ではなく、Aliensシリーズへの関心も最も低い時期に発売されたため、売上は伸びませんでした。
9位:Deep Fear
1996年にCapcomが『Resident Evil』でサバイバルホラーを確立して以来、多くの会社が独自のシリーズを作ろうとしてきました。そのなかでも過小評価されている挑戦の一つが、セガの『Deep Fear』です。
1998年にセガサターンでアジアとヨーロッパ向けにのみ発売され、固定カメラの三人称視点での戦闘、インベントリ管理、謎解きなど、初代『Resident Evil』によく似た遊びが特徴でした。一方で、常に減っていく限られた空気や水中の探索といった要素で差別化されています。
主人公は緊急救難隊員のジョン・メイヤーで、海底施設「ビッグ・テーブル」でゾンビのような変異体と戦いながら、感染の謎めいた原因を探ります。遊びは昔ながらのバイオハザードに近いものの、独特の舞台設定と物語だけでも、1990年代に遊べなかった人にこそ再訪してほしい作品とされています。
8位:Splatterhouse
1980年代には『13日の金曜日』のようなスラッシャー映画が人気を集め、多くの開発者が過激なアクションをゲームで再現しようとしましたが、当時のハードの制約もあって結果はまちまちでした。2010年にBottleRocketとバンダイナムコがリブートした『Splatterhouse』は、ようやく理想的なスラッシャーホラーゲームを形にしたと評されています。
発売は2010年11月23日で、PS3とXbox 360向けでした。1988年の同名ゲームのほか、『13日の金曜日』や『死霊のはらわた』といった映画をもとにした、『God of War』に近い感覚のホラー・ハックアンドスラッシュです。主人公のリック・テイラーが、ホッケーマスクのような「テラーマスク」の変身能力を使い、恋人ジェニファーをオカルトに傾倒したウェスト博士の手から救い出そうとします。
ゲーム性はやや単調でしたが、カルト的人気のあるシリーズを血みどろの形でよみがえらせた楽しい作品でした。しかし、世界での売上は約30万本にとどまり、シリーズは事実上終わりを迎えました。現在ではソフトがコレクターズアイテムになっています。
7位:Dead Space(モバイル版)
EAの『Dead Space』シリーズは世界中で数百万人に遊ばれていますが、ほとんどのファンが触れていないであろう作品が、2011年1月25日にFiremonkeys StudiosがiOSとAndroid向けに出したモバイル版です。発売から5年後にすべてのストアから削除されました。
別名『Dead Space: Sabotage』とも呼ばれ、2010年代初頭のスマートフォンで、シリーズの中核となる遊びを再現していた点が驚くべきところです。『Dead Space 2』より前の時間軸で、エンジニアのキャリー・"ヴァンダル"・ノートンが誤ってタイタン・ステーションにネクロモーフを解き放ってしまいます。
短いながらも優れた三人称視点のサバイバルホラーでしたが、現在は公式にはどのストアでも入手できず、事実上のアバンダンウェアになっています。EAが新しい『Dead Space』の企画に取り組む様子を見せていないこともあり、再配信やリメイクは期待しにくいとされています。
6位:I Have No Mouth, And I Must Scream
書籍や短編小説をもとにしたゲームは、特に近年では珍しい存在です。そのなかで、原作の完璧な翻案であり拡張でもあるホラーゲームとされているのが、1995年の『I Have No Mouth, And I Must Scream』です。
1967年の同名短編小説が原作のポイントアンドクリック式アドベンチャーで、悪意あるAI「AM」が地球最後の5人の人間を拷問する終末後の未来が舞台です。プレイヤーは登場人物を確実な破滅へ導くことも、拷問を乗り越えてAMを打倒することもできます。
かなり陰鬱な内容のため、MS-DOSとMac OS向けの発売当初は売れず、商業的には失敗と見なされました。しかし時間がたつにつれてテーマが再評価され、カルト的な人気を得て、2025年にはリマスター版も出ています。
5位:Clive Barker's Undying
『ヘルレイザー』シリーズの生みの親として知られるイギリスの作家で映画監督のクライヴ・バーカーは、同シリーズ初のゲーム『Clive Barker's Hellraiser: Revival』が出たばかりです。そのバーカーが2001年に制作に関わった、同じく恐ろしくも過小評価されたホラーFPSが『Clive Barker's Undying』です。
2001年2月7日にPC向けに発売されました。舞台は1923年のアイルランドで、第一次世界大戦の退役軍人パトリック・ギャロウェイが、死期の迫った友人ジェレマイア・コヴェナントの一族と屋敷にかけられた呪いを解こうとします。ところが屋敷は怪物に占拠されていました。
武器と強化できる魔法をスムーズに切り替えられるなど、ゲーム性や環境は当時としてはかなり先進的でした。しかし売上が非常に悪く、予定されていたマルチプレイモードや続編は中止されました。
4位:Cold Fear
Ubisoftはトム・クランシー作品や『Far Cry』『Assassin's Creed』といったアクション主体のシリーズで知られます。ですが2000年代初頭は、支援するタイトルにもっと実験的な姿勢をとっていました。その過小評価された一本が、三人称視点のサバイバルホラー『Cold Fear』です。
舞台は凍てつくベーリング海峡で、アメリカ沿岸警備隊員のトム・ハンセンがロシアの捕鯨船「イースタン・スピリット」を調査します。船内では、死んだ人間や動物が、ジョン・カーペンター監督の『遊星からの物体X』を思わせるクリーチャーとなってよみがえっていました。
海洋という珍しい舞台、怪物の成り立ち、インベントリシステムを持たない手ごたえのある内容など、新たな人気ホラーシリーズの出発点になりうる要素がそろっていました。しかし革新的な『Resident Evil 4』の数か月後に発売されてしまったことが不運で、世界での売上は8万本未満でした。
3位:Heartworm
2025年も新作ホラーの当たり年で、『Cronos: The New Dawn』『Silent Hill f』『Dying Light: The Beast』などが高い評価と商業的成功を収めました。そのなかで多くのホラーファンが見逃していそうな一本が、インディー作品の『Heartworm』です。
2025年7月31日に発売され、対応機種はSwitch、Switch 2、PC、PS4、PS5、Xbox One、Xbox Series X/Sです。個人開発者のヴィンセント・アディノルフィが、PS1時代のホラーゲームへの愛を込めて作った三人称視点の心理・サバイバルホラーで、固定カメラとオーバーショルダー視点の戦闘、低ポリゴンのグラフィックを併用しています。
主人公は、亡くなった大切な人たちと連絡を取ろうとする若い写真家のサムです。サムは過去を表す怪物だらけの世界を旅し、トラウマとなった記憶に向き合っていきます。もの悲しく悲劇的な物語が展開します。当初はPCのみでしたが、最近になって主要な家庭用ゲーム機のデジタルストアにも登場し、より多くの人が遊べるようになりました。
2位:Haunting Ground
『Resident Evil 4』の開発からは、『Devil May Cry』や前述の『Dead Space』など、成功したサバイバルホラーシリーズがいくつか生まれました。そのなかで、ゲーム性や物語が優れていたにもかかわらず、成功も継続もできなかったのが『Haunting Ground』だとされています。
もともとは『Resident Evil 4』の構想の一つとして生まれ、のちに独立した作品になりました。三人称視点のサバイバルホラーで、ステルスと謎解きに重きを置いています。主人公のフィオナ・ベリーは武器で身を守れず、特定の環境で敵に攻撃するか、愛犬ヒューイに守ってもらうしかありません。
『Resident Evil』や『Devil May Cry』ほどアクションは多くありませんが、ゴシックで不気味な魅力はCapcomの有名ホラーシリーズに負けていません。それでも世界での売上は15万本未満で、現在はコレクターが探すにはかなり高価なカルト的名作になっています。
1位:The Sinking City 2
優れたホラーゲームのなかには、開発や発売の時期、出来事、環境の影響を受けて、強い物語とゲーム性があっても広く届かなかったものがあります。『The Sinking City 2』は、そうした要因に左右された作品の一つです。
調査要素の強かった『The Sinking City』の緩やかな続編で、『Resident Evil』風の三人称視点サバイバルホラーです。舞台は1929年のマサチューセッツ州の都市アーカム。若者のカルヴィン・ラファティが、超自然的な昏睡状態にある恋人フェイ・ベネットを目覚めさせる方法を求めて、モンスターが徘徊するラブクラフト的な水没した街を探索します。
2026年を代表するホラーゲームの一つと評されていますが、広い層には届きませんでした。開発・発売元のFrogwaresが、ロシアとウクライナの戦争が続くなかで制作したためです。この戦争の影響で、資金の多くをKickstarterでのファン支援に頼ることになり、マーケティング予算も限られ、パッケージ版の発売もできませんでした。