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『鉄拳6』のロールバックネットコードMODを巡り、日本・韓国の一部プレイヤーが強く反発し欧米と意見が対立

2026年10月20日 | #その他 | IGN

『鉄拳6』のロールバックネットコードMODを巡り、日本・韓国の一部プレイヤーが強く反発し欧米と意見が対立

コミュニティ製のMODで『鉄拳6』をロールバックネットコード対応のオンライン対戦で遊べるようになったことをきっかけに、格闘ゲームコミュニティで議論が広がっています。欧米のプレイヤーと、日本や韓国を拠点とするプレイヤーの間で、エミュレーションやMODに対する考え方の違いが浮き彫りになっています。

『鉄拳6』MODの概要と広がり

このMODを作ったのは、Ekspymというコミュニティメンバーです。約2週間前に公開されると、鉄拳プレイヤーの間でたちまち人気を集めました。MODのreadmeには「パッケージにはPS3のファームウェアもゲーム本体も含まれていない」と記されていますが、実質的にはエミュレーターのように動作するとのことです。

このMODは『鉄拳8』の現状を巡る議論も呼びました。2作のうち『鉄拳6』のほうを好むプレイヤーが多い様子も見られたといいます。しかし、より意外だったのは、日本や韓国のプレイヤーから強い反発が起きたことだと原文は伝えています。

日本のプレイヤーから相次いだ批判

反対の声を最も強く上げた1人が、著名な格闘ゲームプロのどぐらです。どぐらはTwitter/Xで「海賊版の『鉄拳6』は一線を越えすぎている。海外から否定的な声がほとんど上がっていないことに恐怖を覚える」という趣旨の投稿をしました。さらに「根本的な価値観や道徳観がここまで違うと、会話すら成り立たないかもしれない。適切な対応がとられることを祈っている」とも述べています。

Higemuraというユーザーの投稿も拡散しました。Higemuraは、『鉄拳6』のサービスを無断で運営しているように見えると指摘し、行っている人たちは自分たちが何をしているのかよく考えるべきだと述べています。そのうえで、プレイヤーが流れて公式サービスに収益が入らなくなれば、鉄拳シリーズは終わってしまうのではないかと懸念を示しました。

同じ投稿では、バウンドシステムや技のバランスなど『鉄拳6』への愛着には共感するとしたうえで、それなら『鉄拳6』のような新作格闘ゲームを開発すべきだと主張しています。現状は権利を侵害し、バンダイナムコの資産や見込み客を無断で奪っているにすぎない、という見方です。

原文筆者は、日本のプレイヤーは著作権を非常に重く受け止め、こうしたMODを明確な窃盗と見なしているようだと分析しています。韓国のプレイヤーの一部にも同様の姿勢がうかがえるとのことです。日本のプレイヤーの中には、MODをより重大な行為になぞらえる人もいたとされています。

欧米のプレイヤーの反応

この議論は格闘ゲームコミュニティ全体に広がりました。欧米のプレイヤーは、こうしたMODに比較的寛容な傾向があるといいます。

あるユーザーは、自分の地域ではそもそもゲームを買えないのに、どうやって「適切に」支援すればよいのかと疑問を呈しました。壊れた古い自転車をごみから拾って修理しても、自転車会社から盗んだことにはならない、買う手段がなかったのだから、という例えも挙げています。別のユーザーは、開発元に収益が入らない中古市場で古いゲームを購入するよう求めることが、なぜより道徳的に正しいのかを説明してほしいと述べました。

現時点の状況

Ekspymの『鉄拳6』MODは現在も稼働しており、バンダイナムコからの対応は今のところありません。原文筆者は、このMODが意図せず、エミュレーションやMODに対する欧米と東アジアのプレイヤーの意見の違いを浮かび上がらせたと述べています。

なお、日本のプレイヤーの中にも、こうした考え方に異を唱える人はいます。どぐらの最初の投稿に対し、あるプレイヤーがプロ選手による関連する行動を指摘した例もあったとのことです。