『THE FINALS』シーズン12「Prime Time」では12人で競うソロ向けモード「Solo Showdown」が登場、破壊表現も刷新
2026年10月20日 | #アップデート | DualShockers
『THE FINALS』の新シーズン12「Prime Time」では、ソロ専用の新モード「Solo Showdown」や、Light向けの新ガジェットとプレイスタイル、体力調整、破壊表現の大幅な刷新が行われます。DualShockersの筆者は開発者への取材とプレイを通じて、シーズン12を「これまでで最高の状態かもしれない」と評価しています。
『THE FINALS』の基本
『THE FINALS』は、Light、Medium、Heavyの3つのアーキタイプから1つを選んで遊ぶ、チーム対戦型のオブジェクティブFPSです。3人1組のチームで競い合い、主なモードは「Cashout」です。金庫をいち早く開けて運び、換金ボックスに届けます。獲得したコインが最も多いチームが次のラウンドに進み、下位2チームは脱落します。
各アーキタイプには4種類のプレイスタイルがあり、武器やアビリティ、ガジェットも多数そろっています。さらに、環境がすべて破壊可能という点が大きな特徴です。邪魔な壁は建物ごと崩せるため、戦いの中で新しい地形を作り出せます。
Light向けの新要素
Lightには新ガジェットとして、Translocator(トランスロケーター)とMimic Device(ミミックデバイス)が加わります。さらに、スペシャライゼーションとしてTrue Sightも登場します。
Mimic Deviceを使うと、ほぼあらゆるオブジェクトに変身できます。変身中はそのオブジェクトの性質を持つため、投げられたり爆発で吹き飛ばされたりします。Translocatorは任意のオブジェクトと位置を入れ替えるガジェットで、入れ替えたオブジェクトの勢いを引き継げるため、うまく使えば大きく距離を稼げます。筆者が開発者に確認したところ、プロップハント風のモードを追加する予定はないとのことです。
True Sightは、Thermal Visionを控えめにしたバージョンです。壁越しに敵が見える効果はありません。一方で、世界の色味を抑え、敵をチームカラーで強調表示します。煙や爆発など壁以外の遮蔽物があっても敵が見えるため、積極的に前へ出なくても情報を集められます。筆者は、バランス調整が難しそうだとしながらも、使っていてとても楽しかったと述べています。
ソロ専用モード「Solo Showdown」
Solo Showdownは、1人で参加するプレイヤー向けの新モードです。12人が参加し、3ラウンドにわたってミニゲームのような競技を行います。ラウンドごとに下位4人が脱落します。
各ラウンドは特定のビルドとアーキタイプに沿って進行するため、全員が同じ条件で競います。例として挙げられているのが「Boom Brawl」です。全員がソードを持つLightになり、倒されると投げられる爆弾を落とします。筆者は、各ラウンドは混沌としていますが、ゲームへの理解を深めさせる狙いがあると説明しています。経験者にとっては腕試しにもなりそうです。
筆者は決勝の4人まで残ったため、実際にプレイできたのは1回だけでした。それでも、通常のCashout以外を求めるソロプレイヤーにとって良いモードだと感じたとのことです。
体力調整とスポンサーの変更
体力はMediumを基準にそろえる形で調整されます。Lightは体力が25増え、Heavyは25減ります。数字上は小さな差ですが、体感できる変化だと筆者は述べています。数値上もっとも厳しい状況にあったLightは遊びやすくなり、Heavyが2人以上いるチームも多い中で、Heavyの圧も和らいだと感じたそうです。
スポンサーの扱いも変わり、開始時に演出が入るようになりました。各スポンサーにはテーマに沿ったカスタマイズアイテムがあり、背景も強化されています。単なるメニューではなく、世界観のある存在として感じられるようになったとのことです。開発者によれば、新規プレイヤーが入り込みやすくするための取り組みの一環で、UIも整理されています。
AIホストの実況が名前入りに
AIホストのScottyとJuneにも変更が入りました。Scottyは、アリーナ内で起きたことに応じて参加者の名前を読み上げるようになります。チームを倒したときには、プレイヤー個人が参加者を倒したという実況が流れます。Juneには、現時点ではこの機能がないようです。
従来の定型的なセリフに代わるもので、筆者は最初こそ懐疑的だったものの、プレイするたびに没入感が増したと述べています。自分や相手の名前が呼ばれることで、本当にゲームショーが行われているように感じられるそうです。新しいセリフも追加され、種類が増えたことで、同じセリフを繰り返している印象も薄れました。筆者は、これをアップデート全体で2番目に良い要素に挙げています。
破壊表現の刷新
破壊表現も大きく改善されます。筆者は仕組みの詳細は明かせないとしたうえで、従来との差は非常に大きいと評価しています。これまでは建物が決まった破片に分かれて崩れるため、試合ごとの違いはあっても現実味に欠けていました。
新しい仕組みでは、壁や床を壊すと、その地点からひび割れが広がります。ひびは時間とともに自然に崩れることがあり、足音や振動がきっかけで崩落する可能性もあります。そのため、崩れ方のバリエーションが増えています。個々の破片は物理挙動を保つようになり、建物の残りが破壊されると、ぶら下がった部分がケーブルで揺れる場合もあります。
筆者は、ここまで進化を続けるFPSは少ないと述べ、これから始めるには良い時期だと評価しています。開発元のEmbark Studiosは、今後もさらなるアップデートを計画しているようです。
『THE FINALS』は2023年12月8日に発売され、対応機種はPC、PS5、Xbox Series X|Sで、クロスプラットフォームプレイに対応しています。