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PS5が新システムソフトウェア14.20を配信、ジェイルブレイク成功直後のタイミングで

2026年10月22日 | #アップデート | Polygon

PS5が新システムソフトウェア14.20を配信、ジェイルブレイク成功直後のタイミングで

Sony Interactive Entertainmentは10月22日までに、PS5の新しいシステムソフトウェア「26.07-14.20.00」を配信しました。PS5の最新ファームウェアでジェイルブレイク(脱獄)に成功したとホームブリュー界隈が報告した直後の配信で、これまでの成果が使えなくなる可能性があります。

14.20の内容と配信状況

今回のアップデートは容量が1.2GBで、すでにダウンロードできます。パッチノートには「一部の画面でメッセージや使い勝手を改善しました」とだけ記されています。セキュリティ修正には触れていません。ただ、今回の更新は、『Grand Theft Auto 6』の発売前にホームブリューの動きを鈍らせる狙いではないかという見方も出ています。

PS5のジェイルブレイクとは

ジェイルブレイクを行うと、ソニーが管理するPlayStation Storeの外にあるソフトを、PS5にダウンロードできるようになります。その結果、ゲームの違法コピーが可能になる恐れがあります。ここ数カ月でPS5のホームブリュー界隈は大きく進展しました。背景には、AIによるコード生成ツールの進歩で、ハードウェアのジェイルブレイクがかなり容易になったことがあるとされています。10月20日には、ファームウェア14.10でPS5のデバッグメニューに到達した証拠が投稿されました。これは、本体で最も高い権限のセキュリティアクセスに達したことを示すものと受け止められています。

ソニーはこの1カ月、セキュリティ上の脆弱性への対処とみられるファームウェア更新を立て続けに出してきました。ソニーは、ゲームの最新アップデートをダウンロードするのに最新のファームウェアを必須にできます。このため、ハッカーが最新版の脆弱性を見つけても、ソニーが次の版を出して振り出しに戻すという、いたちごっこの構図になっています。

狙いはGTA 6の発売日

多くのホームブリュー勢は、11月19日に発売される『Grand Theft Auto 6』に間に合うよう、PS5の最新ファームウェアのジェイルブレイクを目指しています。同作は今年最大級のタイトルです。さらにソニーとRockstarは、パッケージ版をめぐる姿勢で大きな反発を招いています。ソニーは2028年からゲームディスクの製造をやめると発表しており、『Grand Theft Auto 6』もディスクでは発売されません。

デジタル版への移行は、ソニーが現在、デジタルで購入したゲームをプレイヤーが法的に所有しているわけではないと法廷で主張しようとしていることから、とくに議論を呼んでいます。ネット上では「デジタルゲームを買っても所有したことにならないなら、海賊行為は窃盗ではない」という声が多く見られます。

14.20の配信により、ジェイルブレイクを狙う側は再び最新ソフトの突破を競うことになります。ソニーも次のファームウェア更新で対抗するとみられ、双方ともAIを使っている可能性が極めて高いと報じられています。