『God of War 3 Remastered』の非公式PC版が動作可能に、1080pで平均144FPS
開発者のFelipe Prado氏は10月初め、PS4向け『God of War 3 Remastered』の非公式ポートがプレイ可能な状態になったと発表しました。これにより、Windows PC上でクラトスの復讐劇をネイティブで遊べるようになります。キーボードとマウスでの操作、フレームレートの向上、Modに対応しているとのことです。
非公式ポートの内容と動作状況
Prado氏によると、AMD RX 6700 XTのグラフィックスカードを使った環境で、1080pなら平均144FPS、4Kなら平均108FPSを記録したそうです。
このポートはオープンソースで、ゲーム本体は配布されません。利用するには、プレイヤー自身がPS4版のファイルを用意する必要があります。エミュレーションではなく、PS4の命令を変換してPCのCPUで実行する方式です。
技術的にはまだアルファ版の段階にあり、グラフィックの不具合やバグが出ることは想定しておく必要があります。それでも、PCでネイティブに動作する点は大きな成果です。これまで体験する機会がなかった多くのプレイヤーにも、遊ぶ道が開かれたと原文は評価しています。
『God of War 3』は2010年にPS3で発売され、5年後にPS4へ移植されました。オリンポスの神々に対し、かつての戦いの神クラトスが凄惨な復讐の旅に出る物語です。
公式のPC展開が進まない背景
シリーズをめぐっては、今年に入って動きが相次いでいます。数か月前には最新作God of War Laufeyが発表されました。2月にはソニーが、2Dの前日譚Sons of Spartaの発売と、初期3部作のリメイクを明らかにしています。リメイクはPS5向けに一から作り直される内容で、長年のファンは歓迎しました。
ただ、2018年のGod of WarやGod of War RagnarokのPC版からシリーズに入った新しいファンは、取り残されたと感じるかもしれません。北欧神話を舞台にした近年の作品はSteamで公式に配信されていますが、ギリシャ神話を舞台にした初期3部作は、ソニーがPC向けに提供していません。
今回のポートは、ソニーが自社製シングルプレイゲームのPC移植から手を引き始めた時期にも重なります。状況が変わらない限り、PlayStationの名作の一部をPCで遊ぶ手段は、このようなファンプロジェクトだけになりそうだと原文は指摘しています。