EAの人員削減400人、BioWare閉鎖に続きRespawnやMaxisなどにも影響が及んでいるとVertical Sliceが報道
2026年10月22日 | #その他 | Eurogamer
EAは、『マスエフェクト』や『ドラゴンエイジ』シリーズで知られるBioWareの閉鎖を含む、全社で400人規模の人員削減を発表しました。発表ではBioWareの50人が対象であることしか示されておらず、残る350人の内訳は不明でした。その後、Vertical Sliceが匿名の情報源をもとに、ほかのスタジオにも影響が出ていると報じています。
影響を受けたとされるスタジオ
Vertical Sliceによると、レイオフの対象はBioWareに加え、『ザ・シムズ』シリーズを手がけるMaxis、Ripple Effect、EA Motive、Full Circleに及んでいます。この情報は匿名の情報源によるもので、LinkedInでの投稿が裏付けになっているとのことです。
LinkedInでは、Maxisのシニアディレクターを務めるAnna Huerta氏のほか、Ripple Effectのアーティストを務めるBrandon Garcia氏、Corey Thomas氏、Turner Spring氏が、EAを離れることを明らかにしました。Ripple EffectとRespawnの両方でオペレーション・プロダクトマネージャーを務めるCatheryn Grant氏と、EA Motiveのシニアゲームプレイデザイナーを務めるJamieson Shearer氏も、影響を受けた一人だと明かしています。Full Circleでは、シニアデザイナーのDavid Milne氏と、シーズナル・クリエイティブディレクターのJohn Epler氏が対象になったとされています。
社内向けメモで示されていた方針
EAが従業員向けに共有したメモには、すでに一部のスタジオに影響が及ぶことを示唆する内容がありました。EAは、未発表の『ザ・シムズ』関連プロジェクト「Project Lotus」の開発を一時停止し、別タイトルの「Project Evergreen」に注力するとしています。また、Full Circleについては、プレイヤーが長期的に楽しめる体験を作るために規模を縮小するとも述べていました。
一方で、Respawnでの削減は意外性があると原文筆者は指摘しています。EAは、基本プレイ無料のシューター『Apex Legends』の成長に向けてRespawnへ「重点的に」投資する方針を示していました。さらにRespawnは、DICEと共同で新プロジェクトを開発中で、これは『Star Wars: Battlefront 3』だと報じられています。加えて、EAはMotive Studioの『アイアンマン』のゲームと、Respawnの『Star Wars Jedi』の続編に「全力を注ぐ」としており、この2本が現在進行中の唯一のアクションアドベンチャー作品だとしています。
買収後初のレイオフ
今回は、EAがサウジアラビアの公共投資基金(PIF)、投資会社のSilver Lake、プライベートエクイティのAffinity Partnersからなるコンソーシアムに完全買収されて以来、初めての人員削減です。この3者は今年の夏に、史上最大級のレバレッジド・バイアウトのひとつとなる550億ドルでEAを買収しました。
買収が完了した際、EAは債権者に対し、年間7億ドルのコスト削減を行うと伝えており、そのうち1億7000万ドルは「組織の効率化」によるものでした。当時から、これが大規模なレイオフにつながるのではないかという懸念が広がっていました。