カナダ新民主党のアヴィ・ルイス党首、閉鎖が報じられたBioWareの元開発者による買収と連邦政府の支援を提案
2026年10月23日 | #その他 | DualShockers
カナダの中道左派政党・新民主党(NDP)のアヴィ・ルイス党首が、閉鎖が伝えられたEdmontonの開発スタジオBioWareについて、SNSで救済案を示しました。同氏は、BioWareの経験者が連邦政府の支援を受けてスタジオを買い取り、自ら運営すべきだと主張しています。なお、この件はPC Gamerの報道を受けてDualShockersが伝えたものです。
ルイス党首の提案内容
ルイス党首は、今回の閉鎖を「これがプライベートエクイティのやることです。企業を買い取り、経営を破綻同然に追い込み、短期的な利益のために解体する」と批判しました。また、「BioWareの開発者は、スタジオの運営方法を知っています。私たちが愛するゲームの作り方を知っています」とも述べています。
提案の中心は、BioWareの経験者に最初に買い取る機会を与え、連邦政府として支援するというものです。ルイス党首は「カナダでMass Effectを避けたいのであれば、プライベートエクイティを歓迎するのではなく、遠ざけるべきです」とも語りました。
原文筆者は、政府がゲーム開発スタジオに関わること自体は珍しくないとしています。ただ、これまでは補助金や税優遇を通じた支援が中心でした。閉鎖されたスタジオを救済するために政府が買収を支援する形は、かなり異例だと指摘しています。
閉鎖の背景と反応
BioWareは『Dragon Age: Inquisition』以降、広く高い評価を受けた作品がなく、苦しい状況が続いていたとされます。一方で、Mass EffectやDragon Ageなどで、プレイアブルキャラクターの恋愛要素におけるLGBTの描写を早くから取り入れてきたスタジオです。EAによる買収後も、働きやすい職場として高く評価されてきました。
長年のファンの間では、開発に長い年月がかかっていた新作Mass Effectを、EAがなぜ継続せず中止したのかという疑問が出ています。EAがサウジアラビアの投資会社に丸ごと買収されたことから、BioWareのLGBT描写が閉鎖に関係したのではないかという推測もありますが、これは原因が確認されたものではなく、あくまで憶測です。
筆者の見方
原文筆者は、プライベートエクイティを批判することは、ルイス党首が選挙での後退を受けて新たに起用された理由の一つだと述べています。NDPは国内第3党ですが、近ごろは支持が伸び悩んでおり、今回の発言には注目を集める狙いもあるのではないかという見方です。この方針が成果を出すかどうかについては、BioWare閉鎖の報道の範囲外だとしています。
ルイス党首が本気でBioWareに関心を寄せていることは、その後の反応からうかがえるといいます。ただ、SNSでの発言と具体的な政策提案は別物であり、筆者は実現することに強い疑念を抱いています。それでも、政治家がゲーム業界とそこで働く人々に目を向けること自体は、感情的には喜ばしいとしています。
なお、ユーザーからMass Effect 2で誰と恋愛したのかと尋ねられたルイス党首は、自身はPS3版Mass Effect 1のタイプだと答えました。奇跡が起きない限り、同氏が『Mass Effect: Universe』で誰と恋愛したのかは分からないままになりそうだと、原文は締めくくっています。