Polygonが選ぶ最も難しいプラットフォームゲーム5選、難易度1位はRayman
2026年10月25日 | #ゲーム紹介 | Polygon
マリオの時代から、プラットフォームゲームは「走って跳ぶ」だけで楽しめる無邪気なジャンルとして親しまれてきました。カラフルな見た目と分かりやすい操作は、ゲームの気軽な楽しさを象徴しています。一方で、そのジャンルに容赦ない難易度を持ち込んだ作品もあります。Polygonは、そうした作品の中から最も難しい5本を難易度順に選びました。ここでは5位から1位まで順に紹介します。
5位 Castlevania:ぎこちない操作と穴だらけの城
1986年発売のCastlevaniaは、ゴシックホラーを題材にした作品です。吸血鬼ドラキュラが世界を荒らし、城からゾンビやゴルゴン、狼男などの怪物を放っています。立ち向かうのは、怪物退治の家系に生まれた、ムチを操るシモン・ベルモンドです。
ドラキュラの城は、足場が崩れかけ、底なしの穴があちこちにある危険な場所です。そこを進むには軽業師のような身のこなしが必要ですが、シモンの歩みは硬く、ジャンプも頼りないものです。画面ごとに敵が突進したり飛び道具を放ったりしてきます。ムチは左右にしか攻撃できないため、上や下から来る敵には手も足も出ません。しかも敵に1度当たると、シモンは近くの穴へ吹き飛ばされます。この作品で最も恐ろしいのは、単純なジャンプ操作だと原文は皮肉っています。
4位 Crash Bandicoot 4: It's About Time:能力が増えるほど試される腕前
Crash Bandicootシリーズは、厳しいプラットフォームアクションで知られています。その中でも2020年発売のCrash Bandicoot 4: It's About Timeは、特に高いハードルだとされています。ネオ・コルテックスたち悪役が次元に穴を開け、無数の別世界とつないでしまいます。クラッシュと妹のココは、この多元宇宙を修復するため、Quantum Masksの力を借りて旅に出ます。
本作は、トゲや裂け目、炎の噴射、怪物などが並ぶステージで正確な操作を求める、シリーズの伝統を受け継いでいます。そこにQuantum Masksが加わり、難しさが一気に増します。時間を遅くする、重力を変える、物体をすり抜け可能にするといった力があり、混乱しやすいものの、プレイヤーはその場で瞬時に使い分けなければなりません。仕掛けが増えるほど腕前が試され、ファンは間もなくクラッシュのように「N. Sane」(正気でない)状態になる、と紹介されています。
3位 Sonic the Hedgehog:速さが生む理不尽さ
Sonicはマリオに並ぶ知名度を誇りますが、ゲームの優しさでは及ばないとされています。1991年発売のSonic the Hedgehogでは、悪役のDr. Robotnik(Dr. Eggman)が究極の力を求めてカオスエメラルドを集めています。そのために森の動物たちを捕らえ、命の力でロボット軍団を動かしています。止められるのは、超高速でロボットを蹴散らし、エメラルドで神のような力も得られるSonicだけです。
しかし、Sonicの強みは最大の弱点でもあります。ほかのどの主人公も置き去りにするほど速く、画面の表示が追いつかないほどです。ステージにはトゲ、溶岩、落とし穴、漫画的な敵といった2Dアクションおなじみの障害が並びます。ところが速度が高すぎるため、プレイヤーはそれらを事前に見られません。反応できる時間はごくわずかで、壁にぶつかったり、穴に落ちたり、敵に衝突したりします。ゲーム最大の売りが、そのままいら立ちの原因になっているのです。
2位 Cuphead:悪魔との取引が生む終わりなき弾幕
2017年発売のインディー作品Cupheadは、1930年代のカートゥーンを思わせる見た目で、クラシックな2Dアクションへの愛にあふれています。主人公のCupheadと弟のMugmanは、悪魔のカジノで賭け事に負けて借金を抱えます。悪魔のボスは、ほかの債務者から取り立てをするよう2人に命じます。ところが債務者たちは、魂を悪魔に差し出した身です。大事な魂を手放したくないため、兄弟が戦いで倒さなければ支払いに応じません。
プラットフォームの部分は、ブロックからブロックへ跳ぶだけで、原文でも基本的な内容とされています。本当の難しさは射撃にあります。兄弟は指からエネルギー弾を撃ち、画面にあふれる邪悪な花やキノコ、泡、ピエロなどと戦います。これらを避けながら撃つと大混乱になり、プラットフォームの要素と合わさって、どのステージも持久戦になります。悪魔と取引した結果としては当然だ、と原文は結んでいます。
1位 Rayman:かわいい見た目に隠れた最も過酷な内容
1位は、1995年発売のRaymanです。奇妙で愉快な世界で、魔法のLumがさまざまな領域にエネルギーを与えています。その安定を脅かすのが、影のようなMr. Darkです。Mr. DarkはLumを閉じ込め、よからぬ計画に利用しようとします。そこで手足のないヒーローのRaymanが、浮かぶ拳とヘリコプターのような髪を使って旅に出ます。Lumを解放し、Mr. Darkの野望を阻止するのが目的です。こうした設定から子ども向けののどかな冒険を想像しがちですが、実際は正反対です。
アニメ調の見た目は偽りで、その裏には史上最も過酷なゲームの1つが隠れていると評されています。これまでの4作品で挙げた難しさが、すべてここに戻ってきます。Castlevaniaの難しいジャンプ、Cupheadの尽きない敵、Crash Bandicootの複雑な仕掛け、Sonicの自滅しかねない速さです。痛みのないフレームは1つもありません。漫画のような見た目は追い打ちをかけ、まるでゲームに笑われているようだとされています。さらに、そのふざけた作風のせいで次の試練が予測できません。何が起きてもおかしくないことが、この作品を最も危険なものにしています。