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開発中止となったBioWareの新作Mass Effectは、過去作の「すべて」の選択を反映する構想だったと元テクニカルディレクターが語る

2026年10月26日 | #噂・リーク | IGN

開発中止となったBioWareの新作Mass Effectは、過去作の「すべて」の選択を反映する構想だったと元テクニカルディレクターが語る

BioWareが開発していたものの中止となった『Mass Effect』シリーズの新作について、元テクニカルディレクターのRomain Toutain氏が、シェパード三部作での選択を反映するストーリーが予定されていたと配信で語ったと、IGNが伝えています。発言は配信内でのもので、KotakuやBluesky上の翻訳を通じて広まっており、システムの詳細や完成度はまだ分かっていません。

過去作の選択を「すべて」反映する構想

開発中だった新作の仮題は『Mass Effect: Universe』でした。Toutain氏は、最初期の『Mass Effect』から続くゲームでの選択がすべて考慮されていたと説明しています。「Mass Effect: Universe」という名前の理由の1つは、選択肢が非常に多かったことだといいます。同氏は、セーブデータをつなげて並行世界を作れるようなものだと簡単に例えましたが、正確にはその通りの仕組みではなく、基本的には異なるタイムラインを扱う形だったと補足しました。

『Mass Effect』シリーズでは、シェパード三部作で主要な選択を次作に引き継げました。恋愛関係や主要キャラクターの生死、さらには種族全体の運命まで、プレイヤーの決断が物語を左右します。なお、2017年発売の『Mass Effect: Andromeda』は例外です。

Toutain氏は、ストーリーの分岐を試したいプレイヤー向けの計画もあったと述べています。タイムラインを「生成」できる自由度を、Spike Chunsoftが2016年に発売した『Zero Time Dilemma』にたとえました。さらに「どれほど素晴らしいものだったか、まったく分からないはずだ」とも語っています。

矛盾する決断を扱う仕組み

『Dragon Age: Inquisition』や、設定を反映するKeepアプリに似たシステムだったのかという視聴者の質問には、「そんなところだ」と答えました。続けて、すでに行った決断やこれから行う決断と矛盾するような選択もでき、その場合はタイムライン上に筋書きの「点」が作られる仕組みだったと説明しています。同氏は、あくまで理論としての話だとしたうえで、実際に動作していたとも述べました。技術の詳細は、いつか話したいとしています。

また、ゲーム内のあらゆる要素が状態を持つ作りで、ゲームを一時停止して論理式を解くシステムに「これは成立するか」「成立しないなら何を満たせば成立するか」を問い合わせられたといいます。

開発中止と今後

EAは先週、BioWareを閉鎖し、『Mass Effect: Universe』になるとみられていた作品も中止したと発表しました。シリーズの今後のゲーム展開に関する計画も保留になっています。ファンの間では「#SaveMassEffect」の運動が起こり、署名はIGNの記事公開時点で18万5000件に達しています。

Toutain氏の配信では、最近流出した映像に登場したReaperのような手が「Billy」と名付けられていたことや、開発側がプレイヤーごとにまったく異なる体験になるストーリーを目指していたことも明かされました。BioWareの閉鎖後には、『Mass Effect 5』になるはずだった作品について、完全なトレーラーや、「Hitman-style freedom」をうたうミッションのゲームプレイ情報も流出しています。Prime Videoのドラマ版については、引き続き制作中とされています。