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DualShockersが選ぶEAのスタジオ閉鎖10選、最も痛手とされたのは今年10月に閉鎖されたBioWare

2026年10月27日 | #その他 | DualShockers

DualShockersが選ぶEAのスタジオ閉鎖10選、最も痛手とされたのは今年10月に閉鎖されたBioWare

海外メディアのDualShockersが、Electronic Arts(EA)によるゲーム開発スタジオの閉鎖のうち、特に惜しまれるものを10件選んで振り返りました。EAが最近、BioWareの閉鎖と『Mass Effect』シリーズ第5作の開発中止を発表したことを受けた企画で、同メディアは1位にBioWareを挙げています。

同メディアがEAを厳しく評価する理由

記事では、EAは歴代のゲームパブリッシャーの中でも最悪の部類だと評価されており、米国で最悪の企業に選ばれたこともあると紹介されています。その理由として、作品そのものよりも、同社の運営方針やゲームの方向性の決め方、財務上の理由によるシリーズ打ち切りやスタジオ閉鎖の多さが挙げられています。以下は、同メディアによる10位から1位までのランキングです。

10位から7位

10位はOrigin Systemsです。『Ultima』や『Wing Commander』で知られ、1983年にOwen Garriott氏と息子のRichard氏、Robert氏が設立しました。EAは1992年に3500万ドル相当の株式で買収し、従業員は300人超に拡大して『Ultima Online』も世に出しました。しかし『Ultima IX: Ascension』の評価が振るわなかったことから、EAはオンライン作品以外の今後のプロジェクトをすべて中止させました。『Ultima Online』の最後の拡張「Samurai Empire」の後、2004年に解散しています。

9位は英国拠点のEA Bright Lightです。前身のEA UKは1995年に設立され、当初はサッカーゲームを手がけていました。2001年にBullfrog Productionsと統合した後は、2002年の『Harry Potter and the Chamber of Secrets』をはじめ、パーティーゲームや映画タイアップ作品が中心になりました。記事は、『Harry Potter』での成功が裏目に出たと指摘しています。EAがスタジオを映画シリーズと一体のものと見なし、2011年の『Harry Potter and the Deathly Hallows - Part 2』の発売後に閉鎖したためです。一部の社員はPlayfishに移りましたが、そのPlayfishも2013年に閉鎖されました。

8位は『Command & Conquer』で知られるWestwood Studiosです。1985年にBrett Sperry氏とLouis Castle氏が設立し、最初の2作の大成功を受けて、EAが1998年後半に1億2250万ドルで買収しました。ところが『Command & Conquer: Renegade』とMMORPGの『Earth & Beyond』がEAの期待した売上に届かず、2003年初めに閉鎖されています。

7位はEA Montrealです。2004年に従業員40人で設立され、すでに開発中だった3作品の支援から始まりました。2008年には協力プレイ重視のサードパーソン・シューターとして『Army of Two』を送り出し、その後は『Need for Speed』や『Skate』のスピンオフ、『Army of Two』の続編も手がけました。しかし『Army of Two: The Devil's Cartel』が売上目標に届かなかったため、EAは同シリーズの開発を終了しました。大半の社員を解雇するか、モントリオールの他のEA子会社へ異動させ、事実上スタジオを閉鎖しています。

6位から3位

6位は2021年に設立されたシアトルのCliffhanger Gamesです。マーベルの『Black Panther』を題材にした作品を担当し、2023年に発表されました。シングルプレイのサードパーソン・オープンワールド・アクションアドベンチャーで、舞台はワカンダの予定でした。ただ、具体的な内容やゲームプレイ映像は公開されないまま、EAは2025年に「大きな成長機会」に投資するためとして、開発とスタジオの両方を終了しています。

5位はDanger Close Gamesです。前身はDreamWorks Interactiveで、1995年にDreamWorks Pictures、Microsoft、Steven Spielberg氏が設立しました。『プライベート・ライアン』に着想を得た1999年の『Medal of Honor』で成功を収め、2000年初めにEAが買収しています。『Clive Barker's Undying』や『The Lord of the Rings: The Battle for Middle-earth』、『Medal of Honor』と『Command & Conquer』の続編も手がけましたが、2012年の『Medal of Honor: Warfighter』の評価が芳しくなかったことを受けて閉鎖されました。

4位はBlack Box Gamesです。1998年にRadical Entertainmentの元社員が設立し、2000年の『NASCAR 2001』でEAとの協力が始まり、2002年に買収されました。『Need for Speed』シリーズなどを手がけた後、2007年に『Skate』を発売しています。『Skate 3』は今もスケートボードゲームの代表格とされていますが、EAはオンラインや基本プレイ無料のゲームを優先するため、2013年にスタジオを閉鎖しました。2025年に早期アクセスが始まった新作『Skate』には、Black Boxの元開発者が多く戻っているとのことです。

3位はPandemic Studiosです。Activision出身のAndrew Goldman氏とJosh Resnick氏が1998年に設立し、LucasArtsとの関係を築いて、2002年の『Star Wars: The Clone Wars』や、オリジナルの『Destroy All Humans!』などを生み出しました。記事は、2005年の『Star Wars: Battlefront II』を時代を超えた傑作と評しています。EAは2007年に買収し、『The Lord of the Rings: Conquest』や『The Saboteur』のほか、開発中止になった『Batman: The Dark Knight』のゲームも手がけましたが、2009年に閉鎖されました。

2位と1位

2位はVisceral Gamesです。1998年にEA Redwood Shoresとして発足し、当初は『Tiger Woods』などのスポーツ作品を担当しました。2000年代初めには『The Lord of the Rings: The Return of the King』、『The Godfather』、『MySims』シリーズへと広げています。転機は2005年の『Resident Evil 4』で、これに触発されたSF版ともいえる『Dead Space』が、ホラーとアクションの名手としての評価を確立しました。一方で記事は、EAの利益優先の方針に足を引っ張られたと指摘しています。『Dead Space 3』にはマイクロトランザクションが導入され、『Star Wars』のProject Ragtagも中止となり、2017年にスタジオは閉鎖されました。

1位は、今年10月に閉鎖されたカナダのBioWareです。医学部を出たばかりのRay Muzyka氏、Greg Zeschuk氏、Augustine Yip氏が1995年に設立し、2作目は1998年の『Baldur's Gate』でした。Microsoftとの関係から、初代Xbox向けに『Star Wars: Knights of the Old Republic』と『Jade Empire』も送り出しています。EAは2007年にPandemicと合わせて7億7500万ドルで買収しました。傘下で『Mass Effect』の続編を出し、『Dragon Age』シリーズも確立しています。しかし記事によれば、EAは利益を重視したマルチプレイ作品『Anthem』や、当初の形の『Dragon Age: The Veilguard』をBioWareに作らせ、両作とも成功しませんでした。そしてEAがサウジアラビアに550億ドルで買収された後、BioWareの閉鎖に至ったと説明されています。

なお、ここで紹介した評価や順位は、DualShockersによる見解です。