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デヴィッド・ヘイター、2008年に執筆した『Lost Planet』映画の脚本が金融危機で頓挫したとXで明かす

2026年10月28日 | #その他 | IGN

デヴィッド・ヘイター、2008年に執筆した『Lost Planet』映画の脚本が金融危機で頓挫したとXで明かす

『メタルギア』シリーズのソリッド・スネーク役で知られる声優で脚本家のデヴィッド・ヘイター氏が、2026年10月27日に自身のSNS投稿で、カプコンのSFシューティング『Lost Planet』の映画脚本を書いていたものの、実現しなかった経緯に触れました。企画の頓挫から約20年近くがたって改めて語られた形です。

「金融市場が崩壊し、それで終わりになった」

ヘイター氏は投稿で、2008年にワーナー・ブラザース向けに大規模な『Lost Planet』映画の脚本を書いたと明かしました。続けて「その後、世界の金融が崩壊し、それで終わりになった」と述べています。

『Lost Planet』シリーズは、すでに衰退の経緯が広く語られており、存在自体を知らない世代もいるほど時間がたっています。そうしたなか、ヘイター氏が2008年の金融危機が企画終了の一因だったと語るのは、数少ない機会のようです。

過去の発言との違い

ヘイター氏は以前、別の理由にも触れていました。2010年のMTVの取材では、関係する複数の企業の間に社内的な問題があり、それが遅れを招いているのだと思う、と話しています。

一方、2014年のIGNの取材では、金融危機が原因だったと説明していました。この映画を「氷の惑星を舞台にした『アラビアのロレンス』」と表現し、脚本を納品する頃に金融危機が起こり、業界が大きな打撃を受けたと振り返っています。当時は、ディズニーが何かをやりたがっていても8月まで資金がない、といった電話を受けたそうです。ほかのスタジオについても「1月まで資金がない」といった話を聞き、映画スタジオでそのようなことを耳にしたのは初めてだったと語っています。混乱のなかで企画は立ち消えになったといい、ワーナーが今も脚本の権利を持っているのではないか、復活の予定があるかは分からない、とも述べていました。

脚本が描こうとした世界

2010年のMTVの取材で、ヘイター氏は作品の内容にも言及しています。映画は、鎧のようなスーツや多彩なクリーチャーなど視覚的に魅力的な世界を持ち、物語は地球のエネルギー資源の枯渇と、その解決のために他の惑星へ向かう人類を軸にしていたとのことです。同氏はこの題材を時宜にかなったものと考えていました。

また、脚本家として映画化に向いていると感じた点として、ゲームの元のストーリーが決して優れたものではなかったことを挙げています。日本的な語り口で、遠回しで分かりにくく、誰が誰なのかも判然としない作りだったとし、ゲームでは次のステージを目指すため問題にならないと述べました。そのうえで、この視覚的な世界に、アメリカ的な構成の説得力ある映画の物語を吹き込める好機だったと話しています。

復活の可能性は

IGNの記事は、ファンにできるのは実現しなかった作品を思い描くことだけだとしています。ただし、カプコンが最近新作を出していないIPの再始動に関心を示していることや、『バイオハザード』や『ストリートファイター』の映画化が成功していることから、ヘイター氏の脚本による映画が日の目を見る可能性もあると、記事の筆者は推測しています。