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世界最大のボードゲーム見本市SPIEL Essenで筆者が選んだ必遊の7作、1位は『Prague Unseen』

2026年10月29日 | #ゲーム紹介 | Polygon

世界最大のボードゲーム見本市SPIEL Essenで筆者が選んだ必遊の7作、1位は『Prague Unseen』

世界最大のボードゲーム見本市SPIEL Essenが、今年も来場者数などの記録を更新しました。53カ国997の出展者が2,012の新作ゲームを持ち寄り、世界中から23万人が訪れています。開場と同時に人気作の購入やデモの予約、限定プロモカードやミニチュアの入手を目指して、会場を走る来場者の姿も見られました。

この記事では、ドイツ・エッセンで連日プレイテストと取材を重ねた筆者が、特に印象に残った7作を7位から順に紹介します。注目の新作に加え、今後が楽しみな新人デザイナーの小粒な作品も含まれています。

7位:『Mercenaries Wanted』

デザイナーはDennis Vögele。Gloomhavenは準備にもプレイにも数時間かかりますが、本作はその濃いファンタジー世界を約45分で味わえます。1〜6人で、Gloomhavenの傭兵パックからキャラクターをドラフトしてチームを作り、仕事へ送り出します。カードの種別や特殊能力に応じた相乗効果を組み立てつつ、最後のトーナメントで高得点を稼げるよう、ラウンドをまたいで残すキャラクターも慎重に選びます。秘密の戦利品も戦略に加わり、最良の仕事を先に押さえて相手の裏をかく駆け引きが楽しめます。

発売は2026年12月の予定です。

6位:『Tideward』

デザイナーはConnie Vogelmannで、『Apiary』や『Wyrmspan』も手がけた人物です。ウミガメの卵をかえし、無事に藻のマットまで導くかわいらしい作品です。各プレイヤーは秘密の得点条件を持ち、マット上の良い場所を競い合います。カギになるのは、各ラウンドの終わりに得られる自由な移動と、潮の満ち引きを表す回転式のロンデルに亀を置くことで得られる移動です。亀を食べようとするカニには注意が必要ですが、全体にはやさしい作りで、捕食者をかわす機会は十分にあるとのことです。

発売日は2027年1月16日です。

5位:『Diablo: Unbound』

デザインはGlass Cannon Unplugged。特定のDiablo作品をそのまま移すのではなく、シリーズの良い要素を集めた協力型ボードゲームです。ローグやパラディンなどのクラスを各自が担当し、それぞれ異なる戦略、装備、スキルツリーを持ちます。目的の達成、戦利品の確保、次々に湧くモンスターの討伐を進めながら、激しい攻撃から身を守ります。1人でも倒れるとパーティー全体が敗北となります。ただし、敗北しても得られる恩恵があり、それを使って同じ戦いに再挑戦できます。ボスや徘徊するモンスターが現れると、思わぬ形で全滅しかねません。

クラウドファンディングは2027年第1四半期にGamefoundで始まります。

4位:『Forest Shuffle: Smoky Mountains』

デザイナーはKosch。美しい動物のイラストを眺めながら、川沿いの森を作り、サギ、バス、カワウソなどの生き物を集めていくのんびりしたゲームです。生き物ごとに好む生息地、特殊能力、得点条件が異なります。水辺と新しい種に重点を置いたことで、シリーズの他作品とは仕組みが変わり、カードの使い方を考える際に注意すべき相乗効果も新しくなっています。冬が森に訪れる前に手番を効率よく使い切ろうとするなかで、得点を稼ぐ方法は非常に多いそうです。

発売日は10月30日です。

3位:『Cyberpunk Trading Card Game』

デザインはLuohan WeiとElliot Cook。エッセンのカードゲームホールで最も長い行列ができたブースで、マジック:ザ・ギャザリングの次期スタートレックセットの体験デッキを待つ列を大きく上回っていたといいます。筆者はプリント&プレイで公開されているArasakaとMercsのデモデッキを試遊し、テンポが良く、マジックやLorcanaの経験があればすぐに慣れられる満足度の高い内容だと評価しています。

プレイヤーはナイトシティでの地位を競い、d4からd20までのギグダイスを奪い合います。カードを効果のために使うか、リソースに変えるかという判断や、最初は伏せたリソースでも強力な攻撃役になれるレジェンドカードの使いどころなど、戦略性は豊富です。強力なカード1枚で複数のダイスを奪えるため、形勢は一気に変わります。ターン数には厳格な上限があり、うまくいかなくてもすぐに再挑戦できます。

発売日は11月6日です。

2位:『Timespan』

デザインはKenneth MindeとKristian Amundsen Østby。筆者は文明発展カードゲームのThrough the Agesのコンセプトが好きだと言いつつ、友人と遊ぶ時間を確保するのが非常に難しいとしています。本作は同じテーマをより簡潔でテンポよく遊べるようにした作品で、石器時代から宇宙時代までを約90分で進みます。カードドラフトは多少ありますが、大半は全員が同時に進行します。ワーカーを置き、技術を更新し、歴史上の人物を招いてエンジンを組み上げていきます。文明ごとに非対称な性質があり、カードの種類も豊富なため、資源を集めて文化を発展させる方法はさまざまです。

発売は2027年第1四半期の予定です。

1位:『Prague Unseen』

デザインはJindřich Pavlásek、Michal Peichl、Petr Vojtěch。筆者がエッセンで遊んだなかで、最もまた遊びたいと感じた作品です。テーマが強く、戦略も奥深いと評価されています。

プレイヤーは神話的な19世紀のプラハで影響力を争い、チェコの物語に登場する生き物たちの力を借りて街を再建します。街の各地区にはそれぞれミニゲームと資源があり、有名な天文時計のゼンマイを巻くことから、展示ケースに飾る魔法の品を集めることまで多岐にわたります。管理すべき要素が多く難しそうに見えますが、筆者は仕組みが直感的だったと述べています。本当の難しさは、ワーカーをいかに効率よく使うかにあるそうです。

現在発売中で、価格はCapstone Gamesで69.99ドルです。