Discord、メンバー1,000人以上のサーバーの公開チャンネル要約をGoogle検索に表示へ 2026年12月から段階的に開始
Discordは、メンバーが1,000人以上のコミュニティについて、公開チャンネルでのやり取りがGoogleなどの検索エンジンに表示されるようになると発表しました。Polygonは、これまで一時的な会話の場だったDiscordの性質が変わり、GoogleやRedditにも影響が及ぶ可能性があると伝えています。
公開チャンネルの要約が「Server Web Page」として検索対象に
Discordの発表によると、対象となるコミュニティには「Server Web Page」と呼ばれるページが生成されます。このページでは、公開チャンネルで行われている議論の要約が紹介されます。公開チャンネルで共有された内容のすべてではなく一部が、2026年12月から段階的にGoogleに表示されていく予定です。
この変更はさかのぼって適用されません。Server Web Pageができる前に送られたメッセージは、すでに恒久的に保存されていたものを除き、簡単にアクセスできるようにはならないとされています。
非表示にする方法と残るプライバシー
ユーザーは、検索で見つかる状態を拒否できます。サーバーの管理者は、サーバー設定の「Web Presence」で、どのサーバーをGoogleに表示するか、または表示しないかを選べます。個々のユーザーも、ユーザー設定の「Data and Privacy」から表示を拒否できます。
ただしDiscordによると、コミュニティの管理者が拒否していない場合、個別の公開サーバーのページには議論に基づくチャンネル要約が表示され得ます。その場合も、要約には個々のユーザー名やアバターは表示されないため、一定のプライバシーは保たれるとのことです。
Polygonが指摘する影響
記事の筆者は、Discordがフォーラムのようなウェブ上の場をすでに置き換えつつあり、メッセージが残らないことが、Redditのような既存のコミュニティに取って代わる上での数少ない障壁だったと見ています。推定では、Redditの1日あたりのアクティブユーザー数は約1億1,600万人、Discordは9,000万人です。Redditにはログインせずに閲覧する人も多いため、両者はほぼ並んでいると筆者は述べています。検索で見つかりやすくなれば、普段はサーバーにログインしない人にもDiscordが届く可能性があるとの見方です。
筆者はDiscordに有利な点として、Redditユーザーの大半がDiscordを使っていないとする統計があることを挙げています。さらに、カスタム絵文字、サウンドボード、ボイスチャンネル、画面共有、ライブ配信、ロールに基づく権限設定、ゲームなどのアクティビティといった機能の豊富さから、Redditより現代的だと評しています。Discordの利用者は比較的若い層が多く、Facebookのように年齢層が高いコミュニティよりも、長期的にDiscordへ移っていく可能性があるとも指摘しています。
Googleにとっては、実際の人が有益な情報を共有するニッチなコミュニティにアクセスできるようになり、広告やボットが目立つ検索結果の印象を改善する助けになると筆者は考えています。一方、ボットやマーケティング施策に悩まされているRedditは、強みの一つを失うかもしれないと述べています。また、インターネット上のデータでAIを訓練するサービスにとっては、大規模な新しい情報源になり得るとしています。