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元Valve開発者のChet Faliszek氏、SteamがPCゲームの足かせだとするEpic Games CEOの主張に反論

2026年10月30日 | #その他 | GamesRadar+

元Valve開発者のChet Faliszek氏、SteamがPCゲームの足かせだとするEpic Games CEOの主張に反論

『Portal』『Half-Life』『Left 4 Dead』などに携わった元Valve開発者のChet Faliszek氏が、Epic GamesのCEOであるTim Sweeney氏によるSteam批判に反論しました。Faliszek氏は動画で、Sweeney氏の発言の一部を「AI精神病」と評し、「ちょっと取り乱していますよ」と述べています。

Faliszek氏がSteamのAI開示をめぐる主張に反論

Sweeney氏は以前からValveを強く批判してきましたが、ここ数週間は特に発言が目立っていました。「Epic Games Launcherをバイブコーディングで作り、他社より高速にした」と語った後、SteamのAI開示ルールをあらためて批判しています。Sweeney氏は、開発者に政治的な声明を書かせることは「それを利用して攻撃する憎悪の集団を手助けすることになり、許しがたい」という趣旨の主張をしました。

これに対しFaliszek氏は、Sweeney氏が「実在しない議論を作り上げている」と指摘しています。Sweeney氏は「Valveは開発者に政治的立場の申告を求めるべきか。それは消費者のためになるのか」という仮定の話を挙げましたが、Faliszek氏は「本気でそうすべきだと言っている人はいません」と返しました。

さらにFaliszek氏は、Epicが運営するデジタルアセットのマーケットプレイスFabでもAI開示を行っている点に触れました。Sweeney氏は、SteamがAI開示をやめたとしてもFabでは「ビジネスとして理にかなう」ので続けると述べていたとのことです。Faliszek氏は「ビジネスも政治的なものです。両方の立場を取ることはできません」と指摘しています。

Faliszek氏は、SteamがAI開示のように、プレイヤーが購入するものについて情報を得られる仕組みを用意していると説明しました。「プレイヤーは情報を得たうえで選択しているだけです。なぜプレイヤーを子ども扱いするのですか。一度プレイヤーの立場になって、ゲームについて何を知りたいか考えてみてください」と述べています。また、自分がゲームのフレームレートを気にしないのと同じように、Sweeney氏がAIの使用を気にしないことは理解できるとしたうえで、知りたい人がいることも理解できるため、情報が載っていても怒ることはないと語りました。

「Valveがゲームの発展を妨げている」との発言について

Sweeney氏は最近、「Valveは長年、開発者のPCゲームをSteamworksの閉じた社交空間に囲い込み、ゲームの発展を妨げてきた。そこではiOS、Android、Xbox、PlayStation、Switch、さらには他のPCストアのプレイヤーとも交流できない」と主張しています。

Faliszek氏は、Valveはツール類にあまり力を入れず、コミュニティが必要なツールを作るのに任せていると説明しました。一方でEpicについては「素晴らしいツール群」を持ち、バックエンドのソリューションは「Valveのものを上回っている」と認めています。

そのうえで、「Valveがエンジンやツールなどあらゆる問題を開発者のために解決していたら、独占だと騒いで、Valveは引きずり下ろされるべきだと言うでしょう。Valveは、そうしたものが存在できる場を提供し、実際にそのためのツールも用意しています。それでも人々はサードパーティ製を使っていて、それで問題ありません」と述べました。

『Alan Wake 2』のSteam配信を求める

動画の最後にFaliszek氏は、消費者のためになる姿勢を言うのであれば「言葉だけでなく行動で示すべきだ」とし、『Alan Wake 2』をSteamで販売するよう求めました。「それは閉じた庭であり、何かを妨げていて、消費者にも開発者にも不利益です」とも語っています。

Sweeney氏がこの呼びかけに応じるかどうかは不明です。EpicとValveの対立は、今後も続く可能性があります。