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ジョン・ロメロ氏の新作FPS、新パブリッシャーが決定して開発継続へ

2026年10月31日 | #発売情報 | DualShockers

ジョン・ロメロ氏の新作FPS、新パブリッシャーが決定して開発継続へ

Doomなどで知られるジョン・ロメロ氏が率いるRomero Gamesは、開発中の新作FPSについて、新たなパブリッシャーと資金を確保したことを明らかにしました。Gamescom Asiaで行われたVideo Games Chronicleのインタビューで語ったもので、パブリッシャーの名前は公表されていません。

Microsoftの支援打ち切りから新パブリッシャー決定まで

ロメロ氏はid Softwareの創設メンバーの1人で、元パートナーのジョン・カーマック氏とともに『Wolfenstein 3D』や『Doom』といった名作シューターを生み出した人物です。近年は自身のスタジオRomero Gamesで、個人的なプロジェクトを手がけてきました。

昨夏の時点で同スタジオは、当時は非公表だったパブリッシャーの出資を受け、完全新作のFPSを開発していました。そのパブリッシャーはMicrosoftでしたが、同社が大規模なレイオフと組織再編を進めるなかで資金提供を打ち切り、プロジェクトは宙に浮いた状態になっていました。ロメロ氏は当時からスタジオを閉鎖しないと明言し、新たなパブリッシャー探しを進めていました。

一部のスタッフと開発資産が復帰

ロメロ氏によると、Microsoftとの契約終了後はスタッフと資産の大半を整理せざるを得ず、約110人いた人員は、ロメロ氏本人を含む5人にまで減りました。

新パブリッシャーの支援により、以前に解雇したスタッフのうち10人を呼び戻すことができたといいます。さらに、これまでに制作したアート、グラフィックス、コードなどはMicrosoftではなくスタジオ側の資産だったため、すべて新パブリッシャーのもとへ引き継げたとのことです。

規模の縮小はストレスだったものの、ロメロ氏は小規模なチームで小さめのゲームを作るほうが自分には合っていると認めています。Microsoftのような大手とは、プロデューサーの多さや細かい干渉があるため、今後は組まないだろうとも述べました。

ロメロ氏は「プロデューサーがたくさんいるのは、人がたくさんいるということ。今はプロデューサーがいなくて、それが最高です」と語っています。さらに「全員がリードなので、進め方は分かっています。複雑ではありません。ちょうどいい規模なので、プロデューサーは必要ないし、置くつもりもありません。プロデューサーが必要になった時点で、組織は大きすぎるのだと思います」と続けました。

規模を縮小して現実的な計画に

ロメロ氏は前向きな姿勢を見せる一方で、当初Microsoftのもとで構想していたものと同じゲームは作れないことも認めています。「あのゲームを最後まで作り上げることはできません。110人規模のゲームですから」と説明しました。

少人数のチームに合わせて、目標や見通しも現実的な内容に見直されています。当初のために作ったアート、コード、武器のデザインなどは出発点として役立つものの、人手が足りないため、全体のスケールは大きく絞り込む必要があるとのことです。

それでもロメロ氏に不安はなく、一日中会議に追われるより、チームとともに現場で手を動かせる状況を歓迎しています。新パブリッシャーが、収益につながりそうな方向へ誘導することなく、自由に作らせてくれていることも理由に挙げました。

ロメロ氏は「パブリッシャーは、得意分野や自分たちの知見に基づいて、ゲームの内容を変えさせようとすることがよくあります」と述べています。そのうえで、今回のパブリッシャーについて「このゲームに創作面での目標はまったくありません。『作りたいものを作ってくれ。私たちが販売する。何を作るかは指示しない』という姿勢です。これ以上ない条件ですよね」と語りました。