初代Xboxで悪役を操作できるアドベンチャーゲーム10選、『Destroy All Humans!』が1位
2026年11月01日 | #ゲーム紹介 | DualShockers
初代Xboxの時代は、新しい技術を使ってゲームプレイや物語表現を革新しようとする試みが盛んな時期でした。オンライン対戦を備えた『MechAssault』や、家庭用機でも本格的なFPSが遊べることを示した『Halo: Combat Evolved』などが、その例です。この記事では、そうした実験的なタイトルの中から、悪役や怪物を主人公にしたアドベンチャーゲーム10本を、10位から順に紹介します。
10位 『Crash Twinsanity』:コルテックスの視点で進むクラッシュの物語
『Crash Bandicoot』は1996年から2000年まで、『スーパーマリオ』や『ソニック』と並ぶPlayStationの看板キャラクターと見られていました。2001年に第6世代機で他のプラットフォームへ進出し、この時期の代表作の一つとされるのが『Crash Twinsanity』です。
過去のパーティゲームやレースゲームでは多くのキャラクターを操作できましたが、本作はシリーズの本編として初めて、クラッシュと宿敵のマッドサイエンティスト、ドクター・ネオ・コルテックスの両方を操作できる作品です。
コルテックスは不本意ながらクラッシュと手を組み、ワンパ諸島の破壊をたくらむオウム型のミュータント、ヴィクターとモーリッツのイービル・ツインズに立ち向かいます。しかしツインズを倒すと、コルテックスはクラッシュを裏切ります。その結果、意図せずクラッシュの混沌とした精神世界へ自分自身を転送してしまいます。
9位 『Ultimate Spider-Man』:ヴェノムとして街を暴れ回る
ヴェノムは1988年の『The Amazing Spider-Man』300号でデビューして以来、マーベル・コミックを代表する人気キャラクターになりました。コミックのほか、映画やゲームにも数多く登場しており、ゲームでの最高の出演作は、Treyarchが手がけた『Ultimate Spider-Man』と言えるでしょう。
『Marvel's Spider-Man 2』ではヴェノムを操作できる時間が30分ほどでしたが、本作はアルティメット・ユニバース版の若きピーター・パーカーのスパイダーマンと、エディ・ブロックのヴェノムを、ほぼ半々で操作します。
ヴェノムでは、2000年代前半のマンハッタンを登ったりスイングしたりできます。ハルクのように車を投げ、ウルヴァリンやエレクトロといった有名なヒーローやヴィランと戦えます。体力を回復するために、街にいる人を食べることもできます。
8位 『Enclave』:光と闇、2つの陣営の戦い
優れたアドベンチャーゲームは、既存シリーズが原作とは限りません。中世ファンタジーのアクションアドベンチャー『Enclave』は、悪役側を操作できるオリジナル作品の一例です。なお『Fallout』シリーズのエンクレイヴとは関係がありません。
舞台はセレハイムという土地です。遠い昔、翼と複数の口を持つ悪魔ヴァターと闇の軍勢が、魔力に満ちた土地の征服をもくろみました。しかし、ある魔法使いが大地を真っ二つに裂く巨大な裂け目を作ります。ヴァターはその裂け目の底へ落ち、軍勢も魔法の土地へ近づけなくなりました。
本作には2つのキャンペーンがあります。光のキャンペーンでは、アイリンデル女王を助けてヴァターの軍勢を完全に打ち破ろうとする勇敢な戦士たちを描きます。闇のキャンペーンでは、ヴァターの軍の一員となり、ヴァターをかつての力へ戻してセレハイム全土の征服を目指します。
7位 『Star Wars Jedi Knight: Jedi Academy』:ダークサイドに堕ちていくパダワン
2000年代前半の初代Xboxは、『スター・ウォーズ』ファンにとって最適なハードの一つだったと言えます。FPSの『Star Wars: Republic Commando』やRPGの『Star Wars: Knights of the Old Republic』など、多くの独占タイトルが登場しました。その一本が、一人称と三人称の視点で遊べる『Star Wars Jedi Knight: Jedi Academy』です。
カイル・カターンが主役を務めた『Jedi Knight』シリーズの最終作にあたります。プレイヤーは、カスタマイズ可能なパダワンのジェイデン・コアとして、ルーク・スカイウォーカーがヤヴィン4に開いたジェダイ・アカデミーで学びます。カターンからジェダイの技を教わり、帝国軍残党を阻止する任務へ向かいます。
物語の途中で、プレイヤーはダークサイドへ少しずつ踏み込めます。やがて完全にダークサイドへ飲み込まれると、コアは仲間のパダワンであるロシュ・ペニンとダークジェダイのタヴィオン・アクシスを殺害し、カターンとの一騎打ちにも勝利します。その後、ダークサイドの力を宿すラゴスのセプターとタヴィオンの帝国軍スター・デストロイヤーを手に入れ、銀河中で破壊を繰り広げます。
6位 『Reign of Fire』:人類を滅ぼすドラゴンになる
ドラゴンが登場するゲームは、カラフルな『Spyro』シリーズや壮大な『Dragon Age』シリーズ、人気の高い『Skyrim』など数多くあります。そうした中で、現代でドラゴンが人類を襲う点に特徴があり、あまり知られていない作品が『Reign of Fire』です。
クリスチャン・ベール主演の2002年の同名SF映画が原作です。人類が誤ってイングランドの地下で眠っていたドラゴンの群れを目覚めさせます。火を吐く爬虫類は世界中へ飛び散り、人類の大半が滅びました。抵抗を続けるのは、ノーサンバーランドの小さな集団だけで、ドラゴンにとってはわずかな脅威にすぎません。
ゲームには2つのキャンペーンがあります。人間側では、ノーサンバーランドの生存者として戦車や車を使い、ドラゴンの脅威を終わらせようとします。ドラゴン側では、若い雌のドラゴンを操作してロンドンを破壊し、人類の最後の生き残りを一掃します。
5位 『Blood Omen 2』:裏切った者たちへ復讐するヴァンパイア
技術の進歩とともに、ヴァンパイアを扱うゲームは世代ごとに増えているようです。最近の作品では『The Blood of Dawnwalker』が最も優れたヴァンパイアゲームかもしれませんが、初代Xboxにも、ヴァンパイアが主人公の似た作品として『Blood Omen 2』があります。
『Blood Omen: Legacy of Kain』の別の歴史をたどる続編で、シリーズの主人公であるヴァンパイアのケインを操作します。この世界では、ケインはノスゴス全土の征服まであと一歩に迫りました。しかしヴァンパイアハンターのサラファン教団に敗れ、200年間の眠りにつきます。
ヴァンパイアのウマに起こされたケインは、自分を裏切ったヴァンパイアや人間への復讐を目指します。さらに、産業化したサラファン教団を倒し、ヴァンパイアが絶対的に支配する土地へノスゴスを変えるため、改めて征服に乗り出します。
4位 『Predator: Concrete Jungle』:スカーフェイスの血まみれの狩り
『Alien』シリーズと比べると、『Alien vs. Predator』以外で優れた『Predator』のゲームはあまり多くありません。その例外が2005年に発売された『Predator: Concrete Jungle』です。
ダークホース・コミックスの同名シリーズを下敷きにしており、主人公はヤウージャのスカーフェイスです。1930年代に不名誉な行いをしますが、2030年代に名誉を挽回する機会を与えられます。回収されたヤウージャの技術を使って犯罪組織を拡大した、ボルジア一族を追い詰めて倒すことが任務です。
舞台はネオノポリスで、サイバーパンク風の血なまぐさい展開が続きます。スカーフェイスは民間人やサイボーグ、メカ、ギャングなどを切り倒しながら進み、ボルジア一族の最後の生き残りを排除します。
3位 『Stubbs the Zombie in Rebel Without a Pulse』:ゾンビの大流行を起こす
Bungieの画期的なBlamエンジンは、『Halo: CE』や『Halo 2』を通じて、家庭用機のFPSの可能性を示しました。両作の人気を受けて、Bungieはこのエンジンを厳重に管理し、ほかの会社で使用を許可したのは1社1作品だけでした。それがWideload Gamesの『Stubbs the Zombie in Rebel Without a Pulse』です。
三人称視点の逆ホラー系アクションアドベンチャーで、プレイヤーはゾンビになったセールスマン、エドワード・"スタッブス"・スタブルフィールドを操作します。墓から蘇ったスタッブスは、1959年の未来都市パンチボウルで、すぐに市民を食べ始めます。
一般的なゾンビ作品よりずっとコメディ色が強く、おならで人間をひるませたり、自分の頭をボウリングの球のように投げたりできます。それでもパンチボウルの住民の大半はゾンビになり、結果として街は核ミサイルで壊滅します。
2位 『Jaws Unleashed』:アミティ島を襲う新たな脅威
Tripwire Interactiveが『Maneater』と続編の『Maneater 2』を手がける前は、残忍で凶暴なサメの生活を体験したい人向けのゲームはほぼ1本しかありませんでした。Appaloosa Interactiveの『Jaws Unleashed』です。
スティーヴン・スピルバーグの名作映画『ジョーズ』の事件から30年後が舞台です。アミティ島は比較的平穏でしたが、体長35フィート(約10.7メートル)の新しいホホジロザメが現れ、泳ぎに来た人間も動物も次々に食べ始めます。
『Maneater』ほどプレイの選択肢や強化要素は多くありません。ただし、見せ場の面ではそれを補っています。島のマリンテーマパークでは、ボートや別のサメ、さらにはシャチとの戦いを生き抜きます。
1位 『Destroy All Humans!』:コメディ色の強い、破壊的な宇宙人の侵略
悪役を操作できる初代Xboxのアドベンチャーゲームの中で、最も優れているのは、Pandemic Studiosの『Destroy All Humans!』だと断言できます。
1950年代の定番SF映画をモチーフにした作品で、プレイヤーはフューロン星人のクリプトスポリジウム137(クリプト)を操作します。クリプトは、相棒のオルソポックス13と1959年のアメリカへ向かいます。目的は、捕らえられたクリプトスポリジウム136を捜し、フューロンによる地球侵略の準備を進めることです。
『宇宙戦争』のような深刻な侵略劇ではなく、クリプトのやり方は一般的な宇宙人ものよりずっとコミカルです。念力と空飛ぶ円盤で家畜や物を人間へ投げつけたり、一時的に人間へ変装したりできます。「アナルプローブ」で人間の脳幹を抜き取ることもでき、ほかにもコミカルな宇宙人の武器が登場します。