← 最新記事一覧

itch.ioが1日あたりの新規ゲームページ数が2026年8月から倍増したと公表、AI作品が大半と説明

2026年11月02日 | #その他 | Polygon

itch.ioが1日あたりの新規ゲームページ数が2026年8月から倍増したと公表、AI作品が大半と説明

インディーゲーム向けストアのitch.ioが、Bluesky上で新規ゲームページの作成数に関するデータを公開しました。1日あたりのページ作成数は2026年8月から倍増しており、その大半がAI関連のプロジェクトだと同社は返信で説明しています。生成AIの利用が広がるなか、手作業で作られたインディーゲームが埋もれやすくなっている状況が、数字で裏付けられた形です。

1日の新規ページ数は約3,000から6,000超に

itch.ioは10月31日深夜、Blueskyで新規ゲームページの作成数に関するグラフを投稿しました。グラフによると、8月時点では1日あたり約3,000ページだった作成数が、10月30日の時点で6,000ページを超えています。

投稿への返信では、これらの新規ページの大半をAIプロジェクトが占めているとも説明されています。

itch.ioは、ほぼ誰でも制作中のゲームを販売・配布できる、インディー寄りのプラットフォームです。学生作品やゲームジャムの作品が数多く並ぶほか、知名度の高いインディー作品もあり、チャリティーバンドルで無料配布されることもあります。原文筆者は、開発者にとって使いやすい場だからこそ、今回のデータはいっそう懸念すべき内容だと指摘しています。

ダウンロードや購入は増えていない

ページ数が増えれば、ゲームの販売やダウンロードも比例して増えるのではないかと、楽観的に考える見方もあります。しかしitch.ioは別の返信で、2026年8月以降「ダウンロード数と購入数は倍増していません」と述べています。この項目のグラフは公開されていません。

つまり、掲載作品は増えているものの、それに見合う利用者の増加は確認されていないことになります。

原文筆者の見方

Polygonの筆者は、これから itch.io でゲームを配布しようとする開発者にとって、この状況は非常に懸念すべきものだとの見方を示しています。生成AIで作られたとみられる新作が大量に流入し、インディー開発者が注目を集めたい場所を埋め尽くしているにもかかわらず、観客の増加にはつながっていないためです。

筆者はSteamも同様に作品であふれているとしています。Steam Next Festのデモ版の多くが、AI製の競合作品に埋もれたり、盗用されたりしているとも述べています。

そのうえで筆者は、itch.ioやSteamのようなプラットフォームが生成AI製コンテンツの公開を厳しく監視・制限しなければ、この問題はゲーム業界を悩ませ続けるだろうと主張しています。なお、itch.ioは現時点でも、開発者にAIの利用を開示するよう求めています。