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GOGのPaczynski氏、名作RTS『Dune 2』の復刻は5者が絡むライセンス問題で難航と説明

2026年11月02日 | #その他 | GamesRadar+

GOGのPaczynski氏、名作RTS『Dune 2』の復刻は5者が絡むライセンス問題で難航と説明

GOGでシニア・ビジネス開発&パートナーシップマネージャーを務めるMarcin Paczynski氏が、GamesRadar+のインタビューで、Westwood Studios開発の1992年作『Dune 2: The Building of a Dynasty』(版によっては Battle for Arrakis)が現代向けに再リリースされていない理由を語りました。権利関係が非常に複雑で、同氏が長く整理を試みているものの、解決に至っていないといいます。

権利が複数の企業や団体に分かれている

『Dune 2』はリアルタイムストラテジー(RTS)というジャンルの土台を築いた作品とされ、BlizzardのWarcraftや、Westwood自身のCommand & Conquerにも影響を与えたと原文は紹介しています。Paczynski氏はこの作品を「聖杯のひとつ」と表現し、個人的にも思い入れが強く、自身のリストの最上位にあると述べています。

同氏によると、開発元のWestwood Studiosは後にEAに買収されたため、ゲームのコードやアセット、関連素材の権利は現在EAが持っています。ただし、IPそのものはEAのものではありません。

問題となるのは、このゲームが原作小説ではなく、1984年の映画を基にしている点です。Paczynski氏の説明では、この映画はUniversal Picturesが制作し、主なプロデューサーはDino De Laurentiis氏でした。同氏は映画の権利の一部を持っていましたが、15年前に亡くなっています。そのため、権利の後継者が一部を保有している状況です。

Paczynski氏は、関係者として次の名前を挙げています。

  • Universal Pictures
  • EA
  • 1984年の映画の元の権利者の後継者
  • IP全体の権利を持つHerbert Foundation
  • 新しい映画のIPを持つLegendary Pictures

『Dune: Awakening』の独占権が影響する可能性

Legendary Picturesの権利も障害になりうるとされています。Legendaryは『Dune: Awakening』を制作するFuncomに、このIPでゲームを作るライセンスを与えており、そこには独占性があるとPaczynski氏は述べました。この独占性が、Westwoodの旧『Dune』シリーズの復刻にどう影響するかは「現時点では不明」だといいます。旧シリーズには『Dune 2000』や『Emperor: Battle for Dune』も含まれます。

採算面との釣り合い

Paczynski氏は、巨額の資産を持つ企業が多数関わる一方で、仮にリリースしても販売本数は5万本から多くて10万本程度、価格は5.99ドルか9.99ドル程度にとどまりそうだと見ています。同氏はこの件を、ライセンスがどれほど複雑になりうるかを示す好例だとまとめました。

なお、GamesRadar+のインタビュー全文では、Paczynski氏が「DRMがある状態でゲームの保存は成り立たない」と考える理由にも触れられています。