itch.io、生成AI開示のフィルターを拡大。検索ページに「No AI」ボックスを追加
2026年11月03日 | #その他 | Eurogamer
インディーゲーム販売サイトのitch.ioが、生成AIを使ったゲームとそうでないゲームを利用者が区別しやすくするため、AI開示に関するフィルターを拡大しました。公式のBlueSkyアカウントで明らかにされたもので、Steamなど各ストアで「AIスロップ」が問題になるなか、対策の一つとして注目されます。
検索ページに「No AI」ボックスを追加
今回の拡大で、itch.ioの検索ページには「No AI」のボックスが加わりました。これにチェックを入れると、生成AIを使用した旨の開示があるゲームを非表示にできます。
itch.ioでは、生成AIを使って作られたゲームはこの開示を行うことがプラットフォーム上での公開条件になっています。Steamと似た仕組みですが、AIをどの程度使ったかを説明するオプションはありません。
ページ数の急増とAIスロップ削除
この変更は、itch.ioが1日に作成されるゲームページの数が、過去2カ月で2倍になったと明らかにした直後に行われました。一方で、ゲームのダウンロード数や購入数は、この供給の増加に合わせて2倍になってはいないとされています。
itch.ioはファイルサイズの面でも問題を抱えています。同サイトは利用規約でAIスパムを禁じており、その根拠を挙げたうえで、「数テラバイト分のAIスロップ」を削除したと公表していました。
業界全体に広がるAIゲームの流入
AIで作られたゲームの流入は、業界全体で起きています。先月のSteam Next Festでは、デモの申請数が過去最多となりました。開発者の間では、自作ゲームが模倣されることを恐れてデモを取り下げる動きも出ており、Steam側はゲームを模倣されにくくする責任は開発者にあるとしています。
原文筆者は、この問題が当面なくなることはないとの見方を示しています。Claudeを開発するAnthropicは、独創性のないゲームのクローン作成を防ぐルールを導入しましたが、ほかのAIツールを使えば同様のクローンは作れます。AIツールでのゲーム制作では、粗雑で手間をかけていない作品が急いで作られる状況も残ります。そのうえで筆者は、itch.ioが拡大したようなフィルターが、この長引く問題に対する現実的な解決策になり得るのではないかと述べています。