Valve、Steamのビルド審査が最大12営業日に遅れていると開発者に通知 再審査の増加が原因
Valveは、Steamで配信予定のゲームのビルド審査が「少し遅れている」と開発者に伝えました。最初の提出で不合格となり、再提出されるゲームが多いことが理由だといいます。あわせて、提出前の確認事項をまとめたリリースチェックリストも更新されました。
通常3~5日の審査が最大12営業日に
Steamでゲームを発売するには、ストアの要件を満たしているかを確認するため、開発者がValveにビルドを提出して審査を受ける必要があります。この審査は通常、数日で終わるものとされています。しかし最近は、一部のインディー開発者がSNSで審査に時間がかかっていると訴えており、発売日の延期につながる可能性も出ていました。
こうした中、Valveは開発者向けのSteamworks開発ニュースページでメッセージを公開しました。それによると、同社は「すべてのゲームビルドを、通常は3~5日以内に適切なタイミングでテストすることを目指しています」としています。一方で「現在は少し遅れており、最大12営業日かかっています。遅れの多くは再審査が必要なゲームによるもので、開発者にとっても私たちにとっても好ましいことではありません」と説明しました。
チェックリストに追加された確認項目
Valveは遅れの解消に向け、リリースチェックリストのドキュメントを更新し、ビルド提出前に開発者が再確認すべき項目を追加しました。
Valveは「信じがたいかもしれませんが、Steam経由で一度も起動されていないビルドが審査に出されることがあります」と述べています。実行ファイルを直接起動すれば問題なく動くゲームでも、Steamからインストールして遊ぶユーザーに影響する基本的な手順が抜けている場合がある、という指摘です。
このためチェックリストでは、ビルドを提出する前にSteam経由で少なくとも5分間ゲームを実行し、きちんと動作することを確かめるよう求めています。
そのほかの新しい要件は次のとおりです。DirectX、Visual C++、.NET、XNAなど、よく使われる再頒布可能パッケージのうちインストールが必要なものを指定すること。実績を準備しておくこと。対応している場合はSteamクラウドのセーブが正しく動作するか確認すること。提出するスクリーンショットのうち、少なくとも5枚をゲームプレイ画面として指定することです。
今後も審査プロセスを改善予定
Valveは「多くの開発者から、ビルド審査の更新を想定より長く待つことがどれほど負担になっているかを聞いています」としています。そのうえで「ビルド審査プロセスにはさらなる改善を予定しており、今回の初期的な変更はその良い出発点になります」と述べました。